三つ峠は登山初心者でも大丈夫?50代の電車日帰りガイド

山の稜線から見る朝焼けの空のイメージ 全国

都内から電車で行ける日帰り登山先を探していて、三つ峠という山の名前を知りました。

私たち夫婦はまだ三つ峠に登ったことはありませんが、河口湖駅からバスで行けると知り、アクセス・コースタイム・服装まで徹底的に調べてみました。

高尾山に登った経験から、整備された登山道であれば50代でも無理なく歩けることは実感しているので、その視点も交えて三つ峠の情報をまとめます。

この記事でわかること

  • 三つ峠山の基本情報(標高・3つの峰)
  • 三つ峠への電車・バスでのアクセス方法
  • 初心者向けの登山コースとコースタイム
  • 三つ峠が「日本一の富士山撮影スポット」と呼ばれる理由
  • 登山のベストシーズンと服装の目安

三つ峠山とはどんな山?

三つ峠山は、開運山(1,785m)・御巣鷹山・木無山という3つの峰の総称です。

最高峰は開運山で、一般的に「三つ峠」と呼ぶ場合はこの開運山の山頂を指します。

山梨県の富士急行線沿線、河口湖の近くに位置しており、富士山や南アルプス、御坂山地まで見渡せる大パノラマが最大の魅力です。

日本二百名山・花の百名山にも選ばれており、登山道が整備されているため、登山初心者から経験者まで幅広く親しまれています。

都心から日帰りできる距離にありながら、これだけの標高と眺望を持つ山は関東近郊でも貴重な存在です。

山頂付近には三ツ峠山荘・四季楽園という2軒の山小屋があり、日帰りでも休憩に立ち寄ることができます。

「開運山」という名前は、その名の通り縁起の良い山として古くから親しまれてきたことに由来すると言われています。

三つ峠のうち御巣鷹山の山頂付近にはテレビ・ラジオの送信施設があり、一部エリアは立入が制限されています。

主な登山道からは御巣鷹山の施設エリアには入らないため、通常のハイキングであれば特に気にする必要はありません。

三つ峠は高尾山と比べてどのくらい大変?

私たち夫婦は高尾山に何度も登った経験がありますが、三つ峠はそれと比べるとひとまわり本格的な山だと感じます。

比較項目高尾山三つ峠(三つ峠登山口ルート)
標高599m1,785m
往復コースタイム目安約3時間約2時間45分〜3時間
道の整備状況ケーブルカー・売店あり登山道は整備・売店は山小屋のみ
富士山の見え方条件が良い日のみ遠望正面に大きく見える

標高だけを見ると三つ峠のほうがはるかに高いのですが、登山口となる三つ峠登山口バス停付近はすでに標高1,000mを超える地点にあるため、実際に歩いて登る標高差は高尾山とそこまで大きくは変わりません。

高尾山でケーブルカーやリフトを使わずに1号路を歩き切れる体力があれば、三つ峠も無理なく歩けるレベルだと考えてよさそうです。

三つ峠への電車・バスでのアクセスは?

三つ峠へは、マイカーを持たない50代夫婦でも電車・バスを乗り継いで日帰りアクセスが可能です。

河口湖駅からのバス

新宿駅から高速バスまたはJR中央線・富士急行線を乗り継いで河口湖駅へ向かいます。

河口湖駅から富士急バスに乗り換え、登山口である「三つ峠登山口」バス停まで約25分でアクセスできます。

バス停から歩き始めると、標準コースタイムで往復2時間45分ほどの最短ルートで山頂を目指せます。

三つ峠駅から歩くルート

富士急行線の三つ峠駅から直接歩くルートも存在します。

ただし三つ峠駅から山頂までは標高差が1,200m近くあり、健脚向けの本格的な登りごたえのあるコースになります。

体力に自信のない50代夫婦には、バスで登山口まで入る「三つ峠登山口」ルートのほうが無理なく歩けるためおすすめです。

車でのアクセスと駐車場

車の場合は中央自動車道の河口湖ICや都留ICから国道139号線を経由してアクセスします。

三つ峠登山口には無料の駐車スペースがありますが、土日祝日や紅葉シーズンは早朝から満車になりやすい点に注意が必要です。

マイカーを持たない私たち夫婦にとっては、バスで登山口まで入れる三つ峠登山口ルートの存在がとてもありがたく感じます。

富士急バスは本数がそれほど多くないため、下山時刻に合わせて事前に時刻表を確認しておくと安心です。

帰りのバスを逃した場合はタクシーを呼ぶ必要が出てくるため、余裕を持った行動計画を立てることをおすすめします。

50代夫婦が三つ峠を選ぶ理由

都内在住で電車移動が中心の私たち夫婦にとって、三つ峠は「電車・バスだけで行ける本格的な眺望の山」という点が大きな魅力です。

関東の電車で行ける登山ガイドでも紹介しているように、公共交通機関だけで楽しめる山は50代夫婦にとって心強い選択肢です。

日帰り登山でここまで大きく富士山を見られる山は、関東近郊では意外と限られています。

また、コースタイムが3時間前後とコンパクトにまとまっているため、体力に差がある夫婦でもペースを合わせやすいという利点もあります。

下山後に日帰り温泉に立ち寄って解散できる点も、無理のない一日の計画を立てやすいポイントです。

三つ峠の登山コースとコースタイムは?

三つ峠には目的やレベルに応じて複数のルートがあります。

表登山道(三つ峠登山口)ルート

最も一般的なのが、三つ峠登山口バス停から入る表登山道です。

よく整備された登山道が続き、道迷いの心配も少ないため、初心者でも安心して歩けるルートとされています。

三つ峠登山口から山頂までの最短コースタイムは、休憩を含まずに片道約1時間半、往復では2時間45分ほどが目安です。

登山道の道標のイメージ

裏登山道ルート

都留市側から入る北口登山道(裏登山道)というルートもありますが、こちらは熟練者向けとされています。

初めて三つ峠を歩く50代夫婦であれば、表登山道からのピストン(往復)が最も無理のない選び方です。

ルート起点難易度の目安
表登山道三つ峠登山口バス停初心者向け
裏登山道(北口登山道)都留市側登山口熟練者向け
三つ峠駅からのピストン富士急行線 三つ峠駅健脚向け(標高差約1,200m)

三つ峠はクライミングの聖地でもある

三つ峠には屏風岩と呼ばれる岩壁があり、ロッククライミングのゲレンデとしても全国的に知られています。

一般の登山道からクライミングエリアには立ち入らないため、ハイキング目的であれば特別な装備は必要ありません。

この屏風岩を目当てに、クライマーと富士山撮影のカメラマンが同じ山に集まるというのも三つ峠らしい光景です。

登山・クライミング・写真撮影という異なる目的の人たちが同じ山頂を共有しているのは、三つ峠ならではの多面的な魅力だと感じます。

三つ峠は登山初心者・50代でも大丈夫?

結論から言うと、三つ峠は登山初心者や50代でも十分に日帰りで楽しめる山です。

整備された登山道と注意点

三つ峠登山口からのルートは道幅が広く、案内標識も充実しているため、地図アプリと合わせて歩けば道迷いのリスクは低いといえます。

一方で、山頂付近は岩場やガレ場が混じる区間もあるため、トレッキングポールやしっかりした登山靴での歩行が安心です。

体力目安とコースタイムの目安

標準コースタイムは休憩を含まずに片道1時間半前後ですが、50代夫婦の場合は1.5倍程度の余裕を見て計画すると安心です。

休憩やお昼ごはんの時間を含めると、三つ峠登山口バス停発着で4〜5時間ほどの行程を想定しておくと余裕が生まれます。

三つ峠が「日本一の富士山撮影スポット」と呼ばれる理由

三つ峠は古くからカメラマンに愛されてきた、日本有数の富士山撮影スポットとして知られています。

山頂からは他の山にほとんど遮られることなく、富士山の全景を正面から見渡せることが最大の理由です。

撮影目当てで三ツ峠山荘に宿泊し、早朝の澄んだ空気の中で富士山を狙うカメラマンも少なくありません。

日帰りでも、始発バスを使えば午前中の空気が澄んだ時間帯に山頂へ到着できるため、きれいな富士山を眺められる可能性は十分にあります。

山からの夕景のイメージ

富士山撮影スポットとしての詳しい狙い方やベストタイミングは、三つ峠の富士山撮影スポット特集記事でさらに詳しく解説しています。

三つ峠登山のベストシーズンと服装は?

三つ峠は年間を通して登れる山ですが、春と秋は特におすすめのシーズンです。

季節見頃・特徴
春(5月中旬〜下旬)ミツバツツジが見頃を迎える
夏(6〜8月)花の百名山らしい高山植物が楽しめる
秋(10月中旬〜下旬)紅葉と富士山を同時に楽しめる
冬(12〜2月)空気が澄み富士山の視界がクリアになりやすい

標高1,785mの山頂は、平地より気温が5〜10度ほど低くなることが多いため、夏でも1枚羽織れる上着を用意しておくと安心です。

冬季は登山道が凍結する場合もあるため、軽アイゼンの携行を検討したほうがよい時期もあります。

紅葉の見頃を詳しく知りたい方は三つ峠の紅葉はいつ?50代夫婦が楽しむ見頃、早朝の雲海を狙いたい方は三つ峠の雲海はいつ見られる?50代の早朝登山もあわせてご覧ください。

日帰り登山に必要な持ち物の基本は、50代の日帰り登山 持ち物チェックリストにまとめているので、三つ峠に限らず出発前の確認に活用してください。

三つ峠山荘・四季楽園に泊まることもできる?

三つ峠の山頂付近には、三ツ峠山荘と四季楽園という2軒の山小屋があります。

三ツ峠山荘は1泊二食付きで9,000円、素泊まりで5,000円が目安の料金です(冬季は暖房費が別途必要です)。

宿泊料金は改定されることがあるため、予約時に最新の金額を確認しておくと安心です。

四季楽園は大正時代から100年以上続く歴史ある山小屋で、標高1,730m地点から富士山を望める特等席として知られています。

日帰りが基本の50代夫婦でも、早朝の富士山を狙いたい場合は前泊という選択肢を検討する価値があります。

山小屋のイメージ

下山後に立ち寄れる温泉はある?

三つ峠登山口からほど近い場所に、三ツ峠グリーンセンターという日帰り入浴施設があります。

町外からの利用でも大人620円(17時以降は410円)ほどで入浴でき、下山後の汗を流すのにちょうどよい立地です。

営業時間は9時から21時50分までと遅くまで開いているため、下山時間を気にしすぎずに立ち寄れるのも安心材料です。

テニスコートや武道館なども備えた複合レジャー施設のため、入浴以外にも家族で楽しめる設備が揃っています。

登山後に温泉でゆっくり汗を流してから帰路につけるのは、日帰り登山を計画するうえで大きな安心材料になります。

三ツ峠グリーンセンターの詳しい設備・料金は三つ峠グリーンセンターは?50代夫婦の下山後温泉で解説しています。

よくある質問|三つ峠登山

三つ峠は日帰りできますか?

三つ峠登山口から表登山道を使えば、往復2時間45分ほどが目安のため、都内から電車・バスで来ても十分に日帰りできます。

熊は出ますか?

三つ峠を含む山梨県内の山域では熊の目撃情報が報告されることがあります。熊鈴を携行し、単独行動を避けるなど基本的な対策をしておくと安心です。

三つ峠と本社ヶ丸は縦走できますか?

三つ峠から御坂山地を経て本社ヶ丸まで縦走するルートもありますが、行動時間が長くなる健脚向けコースです。50代夫婦の初めての三つ峠であれば、まずは表登山道の往復から始めるのがおすすめです。

三つ峠は雨の日でも登れますか?

岩場を含むルートのため、雨天時は足元が滑りやすくなります。無理をせず、天気予報を確認したうえで日程を調整することをおすすめします。

三つ峠山荘に日帰りで立ち寄ることはできますか?

宿泊しなくても、休憩やトイレ利用、軽食の購入などで立ち寄ることができます。

三つ峠にトイレはありますか?

三ツ峠山荘・四季楽園のどちらでも利用できるトイレがあるため、登山口から山頂まで大きな心配をせずに歩けます。

三つ峠登山口までのバスの本数は多いですか?

富士急バスの登山バスは季節や曜日によって本数が変わり、多い時期でも1日数便程度です。事前に最新の時刻表を確認してから計画を立てることをおすすめします。

登山届は必要ですか?

三つ峠は登山口や山小屋周辺にポストが設置されていることが多く、念のため登山計画を書いて提出しておくと安心です。

スマートフォンのコンパスアプリなどを使えば、その場で登山届を提出することもできます。

まとめ:今日からできる三つ峠登山準備

三つ峠は、電車・バスでアクセスでき、整備された登山道を歩ける、50代夫婦の日帰り登山デビューにも向いた山だとわかりました。

  1. 河口湖駅までのアクセス手段と時刻表を確認する
  2. 表登山道(三つ峠登山口)のコースタイムを基準に計画を立てる
  3. 富士山がきれいに見える季節・時間帯を狙って予定を組む

私たち夫婦も、次に電車で行ける山を探すときは、この三つ峠を有力な候補にしたいと考えています。

特に富士山がきれいに見える季節を選んで、いつかこの目で本物の景色を確かめてみたいと思っています。

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