登山クッカーを選んだあと、肝心の食器はどうすればいいのか気になり、改めて調べてみました。
家の食器をそのまま持って行く手もありますが、割れやすかったり重かったりして山向きではないものも多いです。
今回は50代夫婦が山ごはんを楽しむための、登山用食器の選び方をまとめます。
この記事でわかること
- 登山の食器は何を揃えるか
- 素材(チタン・ステンレス・その他)の違い
- シェラカップが万能な理由
- 容量と目盛りの目安
- おすすめモデルの比較
登山の食器は何を揃える?
登山の食器は、最低限「食べる・飲む・計量する」の3役をこなせるものがあれば十分です。
シェラカップを軸に、必要であれば箸やスプーンなどのカトラリーを追加していくのが基本的な揃え方です。
複数枚の皿やコップを持っていくと荷物が増えるため、できるだけ兼用できるアイテムを選ぶのが軽量化のコツです。
割れ物や重いガラス製・陶器製は避け、金属または樹脂製のものを中心に選ぶのが山向きの食器選びの基本になります。
素材はどれを選ぶ?
チタンの長所と短所は?
チタンは軽くて丈夫なうえに錆びにくく、登山用食器の定番素材です。
同じサイズのステンレス製と比べておよそ半分の重さになるため、少しでも荷物を軽くしたい人に向いています。
一方で価格はステンレスより高めで、熱伝導率が低いため直火にかけると熱いところと冷たいところの差ができやすい点は覚えておきましょう。
ステンレスの長所と短所は?
ステンレスはチタンより価格が手頃で、熱伝導率が高く均一に温まりやすいという特徴があります。
その分チタンよりは重くなるため、荷物の重量に余裕がある人や、コストを抑えたい人に向いています。
プラスチック・シリコンは?
プラスチックやシリコン製は直火にかけられませんが、軽量で割れにくく、価格も手頃です。
金属製に比べて熱いお湯を注いだ際に本体が熱くなりにくいため、そのまま持てる手軽さもメリットです。
お湯やお茶を注いで飲むだけの用途であれば、シリコン製のコップでも十分に活躍します。
折りたためるシリコン製カップは使わないときにペタンコになるため、荷物のかさを増やしたくない人にも人気です。

お手入れと保管方法は?
使用後は水またはお湯で軽くすすぎ、汚れがひどい場合は中性洗剤で洗ってからしっかり乾かします。
チタン製は錆びに強いため手入れが簡単ですが、ステンレス製は水分が残ったまま放置すると水シミができやすいため、使用後はできるだけ早めに拭き取りましょう。
食器を持ち帰る前にキッチンペーパーなどで一度軽く拭いておくと、帰宅後の後片付けも格段に楽になります。
焦げ付きが気になる場合は、重曹を溶かした水にしばらく浸けておくと落としやすくなります。強くこすりすぎるとコーティングが傷むモデルもあるため注意しましょう。
収納時は他の食器と重ねてスタッキングし、湿気の少ない場所で保管すればカビや臭い移りを防げます。
シェラカップが万能な理由
シェラカップは、コップとしてはもちろん、皿・鍋・計量カップとしても使える多機能な登山用食器です。
直火にかけられるため、お湯を沸かしたりカップ麺を作ったりする際にそのまま調理器具としても使えます。
取っ手がついているため熱いものを持つときも扱いやすく、コンパクトに収納できる点も多くの登山者から選ばれている人気の理由です。
| 用途 | シェラカップの使い方 |
|---|---|
| 飲み物 | そのままコップとして使用 |
| 食事 | 皿代わりに使用 |
| 調理 | 直火でお湯を沸かす・簡単な加熱調理 |
| 計量 | 目盛り付きモデルなら米や水の計量に使用 |
容量と目盛りの目安は?
飲み物用としてメインで使うなら200〜300ml、調理も兼ねる場合は400〜600ml以上を目安に選ぶとよいでしょう。
目盛りが付いているモデルなら、180mlの目盛りを米1合の計量代わりに使えるため、山ごはんの準備がスムーズになります。
お湯を沸かす際もラーメン1杯分の水量を目分量ではなく目盛りで正確に測れるので、失敗が減ります。
夫婦で1つずつ持つ場合は、同じ容量で揃えるとスタッキングしやすく、パッキング時にも迷いません。

スタッキング収納のコツ
複数の食器を持っていく場合は、サイズの異なるシェラカップやカップを重ねて(スタッキングして)収納すると、ザックの中でかさばりません。
夫婦で複数個持つ場合も、同じシリーズでサイズ違いを揃えるとぴったり重なり、収納効率が上がります。
クッカーの中にシェラカップやカトラリーをまとめて収納すれば、パッキングの手間も減らせます。
取っ手が折りたためるタイプは、さらにコンパクトに収まるためスタッキング前提の装備には特におすすめです。
メッシュ袋にひとまとめにしておくと、テント場やザックの中で他の道具と混ざらず、必要なときにすぐ取り出せて便利です。

50代が選びたい食器の条件
50代になると、細かい部品や小さな取っ手が扱いにくく感じることもあります。
指の力が弱くなっても持ちやすい、太めの取っ手や滑りにくい素材のモデルを選ぶと安心です。
また、熱いお湯を注いだ際に本体が熱くなりすぎない断熱設計のモデルも、やけど防止の観点でおすすめです。
私たち夫婦は、実際に店頭で持ってみて、指にしっかり引っかかる取っ手の形状かどうかを確認するようにしています。
老眼で細かい目盛りが見えづらい場合は、数字が大きく刻印されているモデルを選ぶと現地でも確認しやすくなります。
クッカーとの使い分けは?
登山クッカーは複数人分の調理や大きめの食材を扱うのに向いていますが、シェラカップは1人分の軽い調理や食事に向いています。
登山用バーナーと組み合わせれば、シェラカップだけでもお湯を沸かしてカップ麺やインスタントスープを作れます。
日帰り登山なら食器はシェラカップ1つで完結させ、テント泊など本格的な自炊が必要な場面ではクッカーを追加する使い分けがおすすめです。

登山飯をもっと楽しむ食器の使い方
シェラカップは調理器具としてだけでなく、コンビニで買ったスープやカップ麺の容器代わりとしても活躍します。
プラスチック容器のままだと保温性が低く、山の風で中身がすぐ冷めてしまいますが、シェラカップに移し替えれば保温性が高まり、最後まで温かく楽しめます。
取っ手があることで、休憩中に地面に置いたり手渡ししたりする動作もスムーズになります。
主要モデルの比較
| モデル | 素材 | 特徴 |
|---|---|---|
| ユニフレーム UFシェラカップ420チタン | チタン・ステンレス(ハンドル) | 容量420ml・目盛り付き・重量約55g |
| EPIgas フォールディングチタンシェラカップ | チタン | ハンドルまでオールチタン・折りたたみ可能・重量約49g |
| キャプテンスタッグ シェラカップ | ステンレス | 新潟県燕三条製・価格が手頃で扱いやすい |
よくある質問|登山の食器
家の食器を持って行っては駄目ですか?
短時間の低山ハイキングであれば問題ありません。ただし割れやすい陶器やガラス製は避け、軽くて割れにくい食器を選びましょう。
シェラカップ1つで足りますか?
日帰り登山で行動食を食べる程度であれば、シェラカップ1つで十分対応できます。本格的な自炊をする場合はクッカーも合わせて用意すると安心です。
山で食器は洗えますか?
水場が限られる山では、洗剤を使わずに紙や布で拭き取るだけで済ませるのが基本です。汚れをそのまま持ち帰る意識も大切です。
箸とスプーンはどちらがいいですか?
どちらも軽量な折りたたみタイプがあり、好みで選んで構いません。カップ麺やスープが多い人はスプーン、ご飯ものが多い人は箸が使いやすい傾向があります。
チタンとステンレスで味は変わりますか?
金属特有のわずかな風味の違いを感じる人もいますが、多くの人にとって気になるレベルではありません。選ぶ基準は重さと価格を優先して問題ありません。
取っ手が熱くなりませんか?
直火にかけた直後は取っ手も熱くなることがあります。厚手のグローブや布を使って持つか、取っ手部分に樹脂カバーが付いたモデルを選ぶと安心です。
まとめ:食器選び3ステップ
- まずはシェラカップ1つを軸に、素材(チタン・ステンレス)を予算と重視ポイントで選ぶ
- 用途に応じて容量(200〜300mlか400〜600ml)を決める
- カトラリーを追加し、スタッキングでコンパクトに収納する
登山の食器は、シェラカップ1つあるだけで山ごはんの幅がぐっと広がります。まずは自分のスタイルに合った1枚を選ぶところから始めてみてください。
私たち夫婦も、まずはお揃いのシェラカップから揃えて、次の山ごはんを楽しみにしています。


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