生藤山はどこから登る?上野原・和田峠・上川乗の3方向

森の山を背に立つ鳥居 全国

生藤山は東京都の奥多摩地域にあり、東京・神奈川・山梨の境に近い標高990mの山です。山頂は尾根の上の小さな高まりで目立ちませんが、登山道に桜が多く、春には多くの登山者が訪れます。この記事では、山と溪谷オンラインと檜原村観光協会、神奈川県立陣馬自然公園センター、上野原市の案内をもとに、生藤山へ登る3つの方向とそれぞれの時間を整理します。

生藤山の基本情報

山名生藤山
所在地神奈川県・東京都・山梨県
標高990m

この記事でわかること

  • 生藤山が標高990mで、4月中旬に桜目当ての登山者が集まる山であること
  • 上野原側からは軍刀利神社のある井戸バス停を起点に登れること
  • 和田峠から醍醐丸と茅丸を経て井戸バス停へ下るコースが約3時間50分であること
  • 檜原村側の上川乗から柏木野までの縦走が約11.2km・約5時間30分であること
  • 山頂近くの三国山が東京・神奈川・山梨の境になっていること

生藤山はどんな山ですか?

桜の多い尾根の上の山です。山と溪谷オンラインは、生藤山を標高990mの山とし、山稜の上の小さなピークで目立たないものの、山頂へ続く登山道に桜の木が多く、4月中旬には登山客でいっぱいになると紹介しています。

森の山を背に立つ鳥居

四季を通じて人気のある山で、連行峰の近くでは雑木林の下にササが広がり、美しい低山の風景をつくっていると書かれています。近くには熊倉山(966m)や醍醐丸(867m)があり、尾根をつないで歩く縦走も人気です。低い山の選び方全体は低山登山の記事で扱っています。

生藤山にはどこから登れますか?

大きく3つの方向から登れます。山梨県上野原市側、東京都檜原村側、陣馬山に続く和田峠側です。案内されている主なコースは次のとおりです。

起点コース時間出典
和田峠(タクシー)醍醐丸・茅丸・生藤山を経て井戸バス停へ約3時間50分陣馬自然公園センター
上川乗バス停浅間峠・熊倉山・生藤山・連行峰を経て柏木野へ約5時間30分(約11.2km)檜原村観光協会
陣馬自然公園センター生藤山・醍醐丸を経て和田峠へ登り5時間・下り4時間40分陣馬自然公園センター
石楯尾神社(上野原駅利用)生藤山を経るコース約6時間山と溪谷オンライン

いちばん短いのは、和田峠までタクシーで上がって尾根をたどり、井戸バス停へ下りる約3時間50分のコースです。どのコースも生藤山の山頂を通るだけでなく、前後の峠や山をつないで歩く形になっているのが生藤山の特徴だと編集部は考えます。

和田峠から歩く場合は、行きはタクシー、帰りは井戸バス停から富士急バスという組み合わせになります。行きと帰りで使う交通機関が違うため、タクシーの手配とバスの時刻の両方を前日までに確かめておく必要があります。上川乗からの縦走なら、行きも帰りも檜原村側の西東京バスの路線で完結します。どちらが組みやすいかは、出発する駅によって変わります。

上野原側から登るとどうなりますか?

軍刀利神社のある井戸地区が起点です。上野原市の案内によると、軍刀利神社へは上野原ICから車で30分、富士急バスの「井戸」バス停で降りて向かえます。駐車場とトイレがあります。

水辺に沿って続く森の道

山梨県の観光情報サイトによると、軍刀利神社はもともと三国山(生藤山)の山頂にあり、野火の災いによって現在の棡原の地に移されたと伝えられています。祭神は日本武尊で、江戸時代の『甲斐国志』には「軍茶利夜叉明王社」として記されています。生藤山に登る前に、山とゆかりのある神社に立ち寄る流れになります。檜原村観光協会の案内では、尾根上の熊倉山に軍刀利神社の元社があるとされています。麓の神社と尾根の元社の両方を訪ねると、山と神社のつながりが実際の地形で見えてきます。

上野原市は、奥の院のそばに立つカツラの大木を、推定樹齢500年、高さ33m、目通り9m、根回り14mで山梨県一の大きさと紹介しています。根元から冷たい清水が湧き続けることから「水の木」とも呼ばれています。

檜原村側から縦走するとどうなりますか?

上川乗から浅間峠を経て尾根を歩きます。檜原村観光協会は、上川乗から浅間峠、熊倉山、生藤山、連行峰を経て柏木野へ下るコースを、約11.2km・約5時間30分、中級から上級の難易度として紹介しています。

  1. 上川乗バス停から小さな木橋を渡り、せせらぎ沿いの急坂を30分ほど登って祠のある尾根道へ
  2. 明るい広葉樹林の緩やかな道を50分ほど登って浅間峠へ。夫婦杉と祠、東屋がある
  3. 熊倉山へ。富士山や丹沢の山々が見え、軍刀利神社の元社がある
  4. 東京・神奈川・山梨の境にある三国山を経て、岩場の急坂を登り生藤山へ
  5. 標高1,019mでコースの最高点になる茅丸を経て連行峰へ
  6. 約2時間下り、橋を渡って柏木野バス停へ
緑の山に囲まれた谷

檜原村観光協会は、この笹尾根はアップダウンが多く距離もあると書いています。茅丸から連行峰にかけては急な上り下りを繰り返すため、慎重に歩くよう呼びかけています。生藤山の山頂からは西側に富士山が見え、春にはミツバツツジが咲くと紹介されています。生藤山そのものより、隣の茅丸の方が29m高い点も覚えておくと、地図を読むときに迷いにくくなります。

三国山の広場にはベンチとテーブルがあり、富士山を眺めながら休めます。トイレは上川乗バス停近くの駐車場にあります。バスはJR武蔵五日市駅から出ており、上川乗で降りて歩き始め、柏木野から帰る流れです。下山後は、宮の沢バス停近くの特産物直売所「やまぶき屋」でコーヒーや特産品を買えると案内されています。

陣馬山とつないで歩けますか?

和田峠でつながります。神奈川県立陣馬自然公園センターは、センターから生藤山と醍醐丸を経て和田峠へ向かうコースを登り5時間・下り4時間40分としています。和田峠までは自家用車かタクシーを使う前提です。

山並みへ向かって歩く人たち

和田峠は陣馬山の登山口でもあり、生藤山と陣馬山を1日で歩く計画も立てられます。陣馬山そのものの登り方は陣馬山の記事、陣馬山から高尾山へ続く縦走は高尾山と陣馬山の縦走の記事で扱っています。生藤山から高尾山まで歩き通すと1日では長すぎるため、途中で区切る計画をすすめます。

生藤山に登るときの注意点は?

冬は北側の雪、春は混雑です。檜原村観光協会は、標高が低くても北斜面が多く、一度雪が降るとなかなか融けないとしています。冬は4本爪の軽アイゼンか市販の滑り止め、防寒着、日没に備えたヘッドライトを持つよう呼びかけています。笹尾根の北斜面を下る柏木野側は、晴れた日が続いたあとでも凍っている場所がある前提で準備しておくと安心です。

霧のかかる山と川

山と溪谷オンラインが書いているとおり、桜の時期の4月中旬は登山客でいっぱいになります。バスの本数が限られる地域なので、帰りのバスの時刻を先に確かめ、乗り遅れた場合の代わりの手段も考えておくと安心です。尾根の上は分岐が多いため、縦走するときは峠ごとに地図で現在地を確かめてください。高尾山周辺で尾根歩きに慣れるなら、景信山のように距離の短い山から始める方法もあります。

よくある質問|生藤山

生藤山の標高は?

山と溪谷オンラインでは990mです。

生藤山の読み方は?

「しょうとうさん」と読みます。

生藤山の登山は何時間?

和田峠から井戸バス停へのコースで約3時間50分、上川乗から柏木野への縦走で約5時間30分です。

生藤山のいちばん高い地点は?

檜原村観光協会の縦走コースでは、標高1,019mの茅丸がコースの最高点です。

生藤山の桜はいつ?

山と溪谷オンラインは、4月中旬に桜目当ての登山客でいっぱいになると紹介しています。

生藤山から富士山は見えますか?

檜原村観光協会は、生藤山の山頂から西側に富士山が見えると紹介しています。熊倉山と三国山からも富士山が見えます。

生藤山にトイレはありますか?

軍刀利神社と上川乗バス停近くの駐車場にあります。山中の情報は今回確認した案内にはありませんでした。

まとめ|生藤山は起点を決めてから

生藤山は、どの峠や村から登るかで歩く距離が変わる山です。

  1. 起点を決める。上野原の井戸、檜原の上川乗、陣馬山側の和田峠
  2. 時間を見積もる。短いコースで約3時間50分、縦走で約5時間30分
  3. 帰りのバスを確かめる。本数の限られる地域が多い

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画像出典

本文の写真はUnsplashで公開されているものです(撮影:Red Shuheart、Ries Bosch、Andy Arbeit、Điệp Zader、Alexa Sohの各氏)。生藤山の実際の風景ではありません。

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