富士登山の持ち物をそろえていると、サングラスは本当に必要なのか、普段使っているものでよいのか迷う方が多いのではないでしょうか。
▶ 富士山の全体像は「富士山登山【50代完全ガイド】|体力目安・電車アクセス・高山病対策」にまとめています。
夫婦で富士登山の準備をした際、老眼鏡を使っている私たちにとってサングラスをどう組み合わせればいいのか、店舗で相談しながら調べた経験があります。
50代になると老眼や白内障の初期症状を抱える方も増えてくるため、サングラス選びも若い頃とは少し違う視点が必要になります。
この記事では、富士登山でサングラスが必要な理由と、メガネを併用する場合の対処法について整理します。
目の疲れや紫外線ダメージは登山直後には気づきにくいため、事前の対策として知っておいて損はありません。
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この記事でわかること
- 富士登山にサングラスが必要な理由
- 標高が上がると紫外線がどう変わるか
- サングラス選びのポイント
- 普段メガネを使っている人の対処法
- 忘れてしまった場合の代用策
富士登山にサングラスは必要?
結論から言うと、富士登山にサングラスは必須の装備のひとつです。
標高が高くなるほど紫外線は強くなり、雪渓や砂地からの照り返しも加わるため、目への負担は平地の登山よりも大きくなります。
紫外線を浴び続けると、一時的に目の表面が炎症を起こす雪目のような症状が出ることがあり、視界がぼやけて足元の安全確認がしにくくなる危険もあります。
雪目は数時間から半日ほどたってから痛みや充血が出てくることが多く、登山中は自覚しにくいという点でも注意が必要です。
一度発症すると数日間は目を休める必要があり、その後の予定にも影響してしまうため、事前の対策で防いでおくに越したことはありません。
富士登山に必要な持ち物全体については「富士山の持ち物リスト|50代が忘れず揃える装備と選び方」でも紹介していますので、あわせてご確認ください。
特に50代になると、若いころに比べて目の水晶体が紫外線の影響を受けやすくなるとも言われており、白内障などの将来的なリスクを考えても、サングラスによる目の保護は軽視できないポイントです。
登山中の紫外線対策というと日焼け止めや帽子に意識が向きがちですが、目のケアも同じくらい大切な準備のひとつです。
標高でどれだけ紫外線が増える
気象庁などの一般的な目安では、標高が1000メートル上がるごとに紫外線量は約10パーセント程度増えるとされています。
富士山の場合、5合目ですでに標高2000メートルを超え、山頂は3776メートルに達するため、地上と比べてかなり強い紫外線を浴びることになります。
さらに山頂付近は雲がなく空気が澄んでいることが多く、日差しを遮るものがほとんどありません。
曇っている日でも紫外線は地上に届いているため、天候にかかわらずサングラスを着用しておくことが望ましいです。
特にご来光を待つ時間帯は、雪や氷が残る時期であれば照り返しがさらに強くなり、まだ薄暗いからと油断しているうちに目が疲れてしまうこともあります。
登山当日だけでなく、五合目に到着した時点からサングラスをかけておくと、目の疲労を最小限に抑えられます。
選び方のポイント
富士登山用のサングラスを選ぶ際は、紫外線を99パーセント以上カットできるUV400表示のあるものを選ぶことが基本です。
| 選ぶ基準 | ポイント |
|---|---|
| UVカット性能 | UV400表示のものを選ぶ |
| フィット感 | 顔の横から光が入り込みにくい形状 |
| レンズカラー | グレー・ブラウンなど視界の色味を変えにくいもの |
| 軽さ | 長時間かけても耳や鼻が痛くなりにくい重さ |
顔の横から紫外線が入り込みやすい形状のサングラスもあるため、レンズが大きめでフィット感のあるモデルを選ぶと、より高い効果が期待できます。
偏光レンズと呼ばれるタイプは、雪面や岩肌からの反射光を抑えられるため、足元がまぶしくて見えにくいという悩みを軽減してくれます。
価格だけで選んでしまうとUVカット性能が不十分な場合もあるため、表示スペックを必ず確認してから購入することが大切です。
富士登山のような長時間の行動では、レンズだけでなくフレームのズレにくさも重要な選定基準になります。

メガネ併用の対処法
普段からメガネをかけている方の場合、サングラスをどう併用するかで迷うことが多いポイントです。
選択肢のひとつは、メガネの上からそのまま装着できるオーバーグラスタイプのサングラスです。
もうひとつは、度付きレンズに対応したサングラスをあらかじめ作っておく方法で、費用はかかりますが快適に使えます。
私たちの場合は、当日の荷物を増やしたくなかったため、オーバーグラスタイプを選び、店舗で実際にメガネの上から掛けて視界を確認してから購入しました。
店員に相談したところ、オーバーグラスは通常のサングラスよりも横幅に余裕があるため、汗をかいてメガネがずれても干渉しにくいと教えてもらいました。
コンタクトレンズを使っている方であれば、通常のサングラスの中から自分の顔に合うものを選べるため、選択肢はより広がります。
富士登山当日にコンタクトへ切り替える場合は、乾燥しやすい高所での目の乾きにも配慮して、目薬を携行しておくと安心です。
曇り止め・レンズカラーの選び方
汗をかきやすい富士登山では、サングラスのレンズが曇ってしまうことも珍しくありません。
あらかじめ曇り止め加工が施されたレンズを選ぶか、市販の曇り止めスプレーを持って行くと安心です。
レンズカラーは、グレー系であれば景色の色味が自然に見え、ブラウン系はコントラストが強調されて足元の凹凸が見やすくなる傾向があります。
色の濃さについては、濃すぎるレンズは薄暗い山小屋内や早朝の暗い時間帯で視界が悪くなることがあるため、着脱のしやすいモデルを選ぶとよいでしょう。
レンズの色が薄い調光タイプであれば、日差しの強さに合わせて自動的に色の濃さが変わるため、山小屋の中と屋外を行き来する場面でも掛け替える手間が省けます。
富士登山では休憩と行動を繰り返すため、こうした環境変化に対応しやすいレンズを選んでおくと、いちいち掛け外しをするストレスを減らせます。
曇り止めスプレーは事前に自宅で試しておき、当日いきなり使って視界がにじむようなことがないか確認しておくと安心です。

忘れた場合の代用策
万が一サングラスを忘れてしまった場合は、五合目周辺の売店で購入できることもありますが、種類が限られている場合があります。
つばの広い帽子と組み合わせることで、真上からの紫外線をある程度防ぐことはできますが、照り返しや横からの光は防ぎきれません。
高山病の症状と紫外線による目の疲労は別の問題ですが、体調管理という意味では「富士山の高山病はなぜ起こる?50代の予防と対処の手順」もあわせて確認しておくと安心です。
忘れ物を防ぐためにも、前日のうちに持ち物リストと照らし合わせてチェックしておくことをおすすめします。
登山用品店以外にも、コンビニやドラッグストアで安価なサングラスが手に入ることもありますが、UVカット性能の表示が無い商品も多いため、あくまで応急処置として考えておきましょう。
富士登山は五合目から山頂まで長時間行動するため、目の紫外線対策も他の装備と同じように事前準備の一部として考えておくことが大切です。
よくある質問|富士登山のサングラス
普通のサングラスでもいい?
UVカット機能のない普通のサングラスは、瞳孔が開いて逆に紫外線を取り込みやすくなることがあります。富士登山ではUV400表示のある登山・スポーツ向けのサングラスを選んでください。
度付きメガネの上から掛けられる?
オーバーグラスタイプであれば、多くのメガネの上からそのまま装着できます。購入前にご自身のメガネのフレームサイズに対応しているか確認しておくと安心です。
レンズの色は濃い方がいい?
必ずしも濃ければよいわけではありません。濃すぎるレンズは山小屋の中や日陰で暗く感じすぎることがあるため、可視光線透過率が中程度のものをひとつ持っておくと、さまざまな場面で使いやすくなります。
まとめ:今日からできる紫外線対策
- UV400表示のあるサングラスを用意する
- メガネ使用者はオーバーグラスか度付き対応を選ぶ
- 曇り止め対策とレンズカラーを確認しておく
富士登山のサングラスは、見た目のためではなく目を守るための実用的な装備です。
目を守る準備をしておくことで、ご来光や雲海といった富士登山ならではの景色を、最後まで気持ちよく楽しむことができます。
今回紹介したポイントを参考に、当日快適に景色を楽しめる準備をしてみてください。


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