七ツ石小屋は、雲取山の鴨沢ルートの中腹、標高1,597mにある小さな山小屋です。365日営業していて、毎日小屋番がいます。食事の出ない素泊まり・自炊の小屋で、雲取山を1泊で登る人の前泊地として使われています。この記事では、七ツ石小屋の公式サイトの情報をもとに、七ツ石小屋の料金、予約のしかた、泊まるときの決まり、登山口からの行き方を整理します。
この記事でわかること
- 七ツ石小屋が標高1,597mにあり、365日営業していること
- 2026年9月1日から、素泊まりが5,000円、テント泊が2,000円に変わったこと
- 小屋泊は電話で前日15時までに予約し、定員は10名であること
- 食事やお湯の提供はなく、食材と調理道具を持っていく必要があること
- 鴨沢バス停から約3時間で着くこと
七ツ石小屋はどこにありますか?
雲取山へ向かう鴨沢ルートの途中、七ツ石山の南にあります。七ツ石小屋の公式サイトは、標高1,597mの小さな素泊まりの山小屋で、富士山の見える山小屋と紹介しています。山と溪谷オンラインでは、鴨沢バス停から約3時間です。

電気や上下水道はなく、ソーラー発電、天然の湧き水、バイオトイレ、人の手での荷上げでまかなっているとご注意・ルールのページに書かれています。そのため携帯電話の充電はできず(緊急時は相談)、洗剤も使えません。食べ残しや販売品の容器を含め、ゴミはすべて持ち帰ります。
七ツ石小屋の料金はいくらですか?
2026年9月1日から料金が変わりました。宿泊料金改定のお知らせによると、小屋泊は1人4,000円から5,000円に、テント泊は1人1,000円から2,000円になりました。小屋泊の料金は2016年4月から変えていなかったそうです。
| 項目 | 料金(2026年9月1日から) |
|---|---|
| 小屋泊(素泊まり・1人1泊) | 5,000円(現金のみ) |
| テント泊(1人) | 2,000円 |
| 予約なしで急に泊まる場合 | 小屋泊代+手数料2,000円 |
| 不織布のインナーシーツ | 1枚1,000円 |
| お鍋のレンタル(4名以上のグループ) | 1セット1,000円 |
山と溪谷オンラインの小屋のページには収容12人、テント1人1,000円という古い数字が残っているため、出かける前は公式サイトの最新の料金を確認してください。
七ツ石小屋の予約はどうしますか?
小屋泊は電話、テント泊は予約サイトです。小屋泊のページによると、小屋泊は定員10名で、必ず前日の15時までに予約します。当日の予約は受け付けていません。小屋泊の予約は今後も電話で受け付けると公式サイトに書かれています。
テント泊は、2026年9月1日から小屋への電話ではなく、予約サイト「とっとこ」での予約になりました。6月に小屋の周辺で携帯電話の電波障害が起きたことを受けての変更で、今後もし電波障害が起きた場合は、小屋泊も一時的に「とっとこ」で受け付けられるよう準備しているそうです。
小屋泊のページには予約状況のカレンダーがあり、空白の日は予約に余裕がある日です。満室の日のキャンセル待ちにも案内があります。山小屋の予約全般のコツは山小屋予約の記事にまとめています。

七ツ石小屋に泊まるときの持ち物は?
七ツ石小屋は自炊の小屋です。食事の提供はなく、お湯も出ません。食材と、コッヘルやバーナーなど調理に必要な道具は必ず持っていきます。
- 寝具はある。インナーシーツは各自で持参する(ない人は1,000円で購入できる)
- 水は出る。夏は流し台から、冬は汲み置き
- 寝室は各スペースについたてがある(個室ではない)
- 4名以上のグループは、大きなお鍋・お玉・コンロ・ガスを1セット1,000円で借りられる
- 1月中旬〜3月末は、4名以上のグループに七輪(炭火付き)の貸し出しがある
コッヘルやバーナーを持っていない人は、購入して使い方を練習してから来るよう勧められています。飛行機で来るなどの事情で火器を持ってこられない人は、予約のときに相談できます。小屋には猫がいるので、アレルギーが心配な人は予約時に相談してください。
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立ち寄れます。休憩・飲食のページによると、休憩は屋外のベンチを使い、13時ごろまで利用できます。小屋の中での休憩は泊まる人だけです。ベンチではバーナーも使えます。
- 天然の湧き水を引いていて、誰でも無料で給水できる
- バイオトイレがあり、使うときは協力金を払う
- ペットボトル飲料、コーヒーやお汁粉、味噌汁などの温かい飲み物、行動食を販売している(お湯だけの販売はしていない)
- お酒は酒に酔った状態での登山を防ぐため、通過や休憩の人には売らず、小屋泊とテント泊の人だけに売る
日帰りで雲取山を往復する人にとっても、無料で水を補給できる場所が中腹にあるのは心強いと編集部は考えます。ただし販売品の空き缶や包装も含め、ゴミはすべて持ち帰ります。
鴨沢へはどう行きますか?
アクセス・おすすめコースのページによると、電車ならJR青梅線の奥多摩駅から西東京バスに乗ります。
| バスの行き先 | 降りる場所 |
|---|---|
| 鴨沢西行き | 鴨沢 |
| 丹波山村役場行き | 鴨沢 |
| 留浦行き | 留浦(鴨沢まで徒歩10分) |
車の場合は国道411号から村道小袖線を通り、丹波山村営駐車場へ向かいます。連休や土曜、祝日は混み合って停められないこともあるため、公共交通も検討するよう書かれています。登山届のポストは、鴨沢バス停と村営駐車場のトイレにあります。
七ツ石小屋に泊まるおすすめのコースは?
公式サイトでは3つのコースを紹介しています。
- 鴨沢〜雲取山の往復:七ツ石小屋の利用者の7割近くがこのコース。1日目は七ツ石小屋まで、2日目の朝に重い荷物を小屋に預けて七ツ石山・雲取山を往復し、昼ごろ小屋に戻って下山する
- 石尾根縦走で奥多摩駅へ:2日目に七ツ石山から石尾根を東へ歩き、奥多摩駅まで下る。鴨沢ルートより人が少なく静か
- 七ツ石小屋と雲取山荘に泊まる2泊3日:2日目に雲取山を越えて雲取山荘へ、3日目に三峰ルートで下山する
1つ目のコースは、2日目に荷物を軽くして山頂を往復できるため、体力的に一番楽だと公式サイトは書いています。3つ目で使う雲取山荘については雲取山荘の記事、雲取山の日帰りと1泊の比べ方は雲取山の記事で紹介しています。

鴨沢ルートの難しさは?
鴨沢ルートは比較的歩きやすい道ですが、登山が初めての人やしばらく登っていない人には厳しい山だと、ご注意・ルールのページは書いています。山梨県の山のグレーディングでは、技術的難易度がA〜Eの5段階でB(登山経験が必要)、体力度が1〜10の10段階で5(中級)とされています。
鴨沢ルートでは、滑落や道迷い、行方不明など、年間10件前後の事故や遭難が起きているそうです。家族や友人に計画を伝え、登山届を必ず出すよう呼びかけています。

七ツ石小屋の周りで電話はつながりますか?
場所によって携帯会社で差があります。小屋番ブログ(7月26日)によると、鴨沢ルートでは、小袖から七ツ石小屋、七ツ石山まではauが強く、七ツ石山から雲取山まではドコモが強いそうです。ただし、どちらも入らない場所もあります。
公式サイトでは、ツキノワグマが多く目撃されているため、夜明け前や夕方の行動は避けるよう呼びかけています。登山道では、三条の湯〜サオラ峠が木橋の崩落で通行止め(2025年9月以降)、唐松谷林道と稲村岩尾根も通行止めです。テント場でのたき火は、たき火台やウッドストーブを含めて禁止されています。

よくある質問|七ツ石小屋
七ツ石小屋の標高は?
公式サイトでは1,597mです。
七ツ石小屋の料金は?
2026年9月1日から、素泊まり1人5,000円、テント泊1人2,000円です。支払いは現金のみです。
七ツ石小屋で食事は出ますか?
出ません。お湯の提供もないため、食材と調理道具を持っていきます。
七ツ石小屋は当日予約できますか?
できません。小屋泊は前日の15時までに電話で予約します。
鴨沢から七ツ石小屋まで何時間?
山と溪谷オンラインでは、鴨沢バス停から約3時間です。
まとめ|七ツ石小屋は自炊の準備と前日15時の予約
七ツ石小屋は、雲取山の鴨沢ルートの中腹にある、通年営業の小さな素泊まりの小屋です。2泊目に雲取山荘を組み合わせれば、雲取山の南と北の両方を歩く計画も立てられます。
- 公式サイトで改定後の料金を確かめ、小屋泊なら前日15時までに電話、テントなら「とっとこ」で予約する
- 食材、コッヘル、バーナー、インナーシーツを用意する
- 鴨沢から約3時間の行程を組み、クマに備えて夕方の行動を避ける
画像出典
本文の写真は Unsplash(unsplash.com)のものです。七ツ石小屋そのものを写した写真ではなく、山と森の雰囲気を伝えるイメージとして使っています。


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