駿河湾フェリーは、静岡県の清水港と伊豆市の土肥港を結ぶ、駿河湾を横断する航路です。
登山とは違う視点から、船の上から富士山を眺められるという珍しい体験ができることで知られています。
陸路で伊豆半島と静岡市街を移動するよりも、フェリーを使えば景色を楽しみながら効率よく移動できるという実用面での魅力もあります。
この記事では、駿河湾フェリーとはどんな航路か、船上から見える富士山の景色、清水港・土肥港へのアクセスと時刻表までを整理しました。
この記事でわかること
- 駿河湾フェリーとはどんな航路か
- 船上から見る富士山と駿河湾の景色
- 清水港・土肥港へのアクセスと時刻表
- 50代夫婦が乗る際のポイント
- よくある疑問への回答
駿河湾フェリーとはどんな航路?
駿河湾フェリーは、静岡市清水区の清水港と、伊豆市の土肥港を結ぶ、片道約90分の航路です。
駿河湾を斜めに横断する形で運航しており、静岡市街地と伊豆半島西岸を、車を乗せたまま移動できる貴重な交通手段になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運航区間 | 清水港(静岡市)⇔土肥港(伊豆市) |
| 所要時間 | 片道約90分 |
| 運航日 | 金・土・日・祝日中心(年末年始・GW・お盆は運航) |
| 1日の便数 | 3往復(時期により変動) |
2024年11月からは、通年運航ではなく、金曜・土曜・日曜・祝日を中心とした運航体制に変更されており、訪れる際は事前に運航日を確認しておく必要があります。
年末年始やゴールデンウィーク、お盆期間などは、曜日にかかわらず運航されるため、こうした繁忙期にあわせて計画を立てるのもひとつの方法です。
車両や自転車を載せて乗船することもでき、伊豆半島から静岡市街、あるいはその逆方向への移動手段として、観光だけでなく実用的にも利用されています。
陸路で清水から土肥へ向かう場合、伊豆半島をぐるりと回り込む必要があり、車でも2時間以上かかることが多いため、フェリーを使えばその移動時間を大幅に短縮できます。
片道90分という乗船時間は、渋滞の心配もなく、時間を読みやすい移動手段として旅程を組みやすいという利点にもつながります。
観光船としての側面だけでなく、地域を結ぶ生活航路としての役割も担っており、地元の人々にとっても欠かせない交通手段のひとつです。
船上から見る富士山と駿河湾の景色
駿河湾フェリー最大の魅力は、船上から駿河湾越しに富士山を望めることです。

陸上の展望スポットとは異なり、海面から一直線にそびえる富士山の姿を望めるのは、駿河湾フェリーならではの体験です。
駿河湾は水深が深いことで知られており、その深い海の向こうにそびえる富士山という組み合わせは、他のスポットではなかなか味わえない景色です。
天候が良ければ、伊豆半島の山並みや、対岸の南アルプスまで見渡せることもあり、デッキから360度に近いパノラマを楽しめます。
晴れた日の午前便は、朝の澄んだ空気の中で富士山がくっきりと見えることが多く、写真撮影を目的に乗船する人も少なくありません。
季節によっては雪をかぶった富士山を海上から望めることもあり、夏の緑豊かな富士山とはまた違った表情を楽しめます。
波が穏やかな日には、船の揺れも比較的少なく、船酔いが心配な人でも景色を楽しみやすい条件がそろいます。
カモメが船について飛ぶ姿を眺められることもあり、富士山だけでなく駿河湾ならではの海の生き物との出会いも船旅の楽しみのひとつです。
清水港・土肥港へのアクセスと時刻表
清水港フェリーターミナルは、JR清水駅からほど近く、公共交通機関でのアクセスがしやすい立地にあります。
| 港 | 最寄り駅・アクセス |
|---|---|
| 清水港 | JR清水駅から徒歩圏内 |
| 土肥港 | 伊豆箱根鉄道・修善寺駅からバスを利用 |
清水港発の便は、午前・昼・午後の1日3便が運航されており、清水港7:40発、11:20発、14:40発というダイヤが基本となっています。
土肥港発の便も同様に1日3便が運航されており、それぞれ清水港発の便と対になるダイヤで折り返し運航されています。
土肥港へは、伊豆箱根鉄道の修善寺駅からバスでアクセスするのが一般的なルートで、伊豆半島の観光とあわせて利用しやすい立地です。
修善寺駅からのバスは本数がそれほど多くないため、事前に乗船時間とあわせてバスの時刻表を確認しておくと、乗り継ぎで慌てずに済みます。
運賃は2026年5月の改定により、徒歩での乗船客は2000円からとなっており、車両を乗せる場合は別途運賃が加算されます。
車両や自転車の予約は前日17時までインターネットで受け付けており、徒歩での乗船は予約なしでも当日ターミナルに向かえば利用できます。
運航日や時刻表は変更されることがあるため、乗船前には公式サイトで最新のダイヤを確認しておくと安心です。
ゴールデンウィークやお盆などの繁忙期は乗船客が増える傾向にあるため、車両を乗せる予定がある場合は特に早めの予約を心がけるとよいでしょう。
清水港周辺には日本平や三保松原といった富士山の展望スポットも点在しており、乗船前後にあわせて訪れる観光客も少なくありません。
50代夫婦が乗るなら
50代夫婦で駿河湾フェリーに乗るなら、片道は船、もう片道は陸路というプランを組むと、移動そのものを観光として楽しめます。
清水港から土肥港まで船で渡り、伊豆半島を観光した後は、伊豆箱根鉄道やバスを乗り継いで静岡側へ戻るという周遊ルートも人気です。
90分という乗船時間は、デッキで景色を眺めたり、船内で休憩したりするのにちょうどよい長さで、体力的な負担も少なく楽しめます。
登山とは違い、座ったまま富士山の絶景を楽しめるため、歩くのが苦手な人や、登山の翌日で足腰を休ませたい人にもおすすめの過ごし方です。
- 運航日(金・土・日・祝日中心)を事前に確認する
- 天候の良い午前便を狙って富士山の景色を楽しむ
- デッキに出る場合は風対策として上着を用意する
- 片道は船、片道は陸路の周遊プランを検討する
伊豆半島や富士山周辺の観光とあわせれば、駿河湾フェリーは旅の移動そのものを楽しい思い出に変えてくれる存在になります。
普段の登山では味わえない、椅子に座ったまま景色が移り変わっていくという時間の過ごし方は、体力を使わずに旅を楽しみたい日にもぴったりです。
私自身、車での移動が中心になりがちな旅行でも、こうした船旅を組み込むことで気分転換になると感じており、駿河湾フェリーのような航路はその選択肢のひとつとして魅力的です。
よくある質問|駿河湾フェリー
駿河湾フェリーはいつでも運航していますか?
2024年11月以降は、金曜・土曜・日曜・祝日を中心とした運航となっています。年末年始やゴールデンウィーク、お盆期間は曜日にかかわらず運航されます。
駿河湾フェリーの所要時間はどれくらいですか?
清水港と土肥港の間は、片道約90分です。
駿河湾フェリーの運賃はいくらですか?
2026年5月の改定後、徒歩での乗船は2000円からとなっています。車両を乗せる場合は別途運賃が加算されます。
駿河湾フェリーから富士山は必ず見えますか?
天候条件によりますが、晴れていれば船上から駿河湾越しに富士山を望むことができます。
駿河湾フェリーに車を乗せることはできますか?
車両や自転車を乗せて乗船することができ、事前に前日17時までインターネットで予約できます。
駿河湾フェリーは予約が必要ですか?
徒歩での乗船は予約なしでも当日ターミナルに向かえば利用できます。車両を乗せる場合は事前予約がおすすめです。
まとめ:今日からできる船旅準備
- 運航日(金・土・日・祝日中心)を確認してから計画を立てる
- 清水港・土肥港へのアクセス方法を確認する
- 片道は船、片道は陸路の周遊プランを検討する
駿河湾フェリーは、登山とは違う角度から富士山を楽しめる、駿河湾ならではの船旅です。
海上から一直線にそびえる富士山の姿は、陸上の展望スポットでは味わえない特別な景色です。
移動そのものが観光になるという発想は、体力に無理をかけずに旅の満足度を高めたい50代夫婦にとって、大きな魅力になるはずです。
次に伊豆や静岡を旅する機会があれば、移動手段の選択肢のひとつとして駿河湾フェリーをぜひ検討してみてください。
登らずに富士山を眺めるスポットについては「富士山が見える場所はどこ?50代が日帰りで行ける山」もあわせてご覧ください。
富士登山の計画については「富士山登山【50代完全ガイド】|体力目安・電車アクセス・高山病対策」も参考にしてください。
この記事を参考に、50代夫婦での伊豆・静岡旅行の計画に、駿河湾フェリーでの船旅をぜひ加えてみてください。
海の上から仰ぎ見る富士山という視点は、登山や陸上の展望スポットとはまた違った、忘れがたい思い出になるはずです。


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