富士山の登山口はどこ?4ルートの比較と選び方

富士山五合目から見上げる山頂への登山道 全国

富士登山を計画するとき、最初にぶつかる壁が「4つある登山口のうち、どこから登ればいいのか」という疑問です。

吉田・富士宮・須走・御殿場という4つの登山口は、標高差や距離、混雑度がそれぞれ大きく異なります。

50代の私たちが、4ルートの記事を書く中で調べた情報を1つの比較記事としてまとめました。登山口選びの判断材料にしてください。

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この記事でわかること

  • 富士山の4つの登山口の場所と特徴
  • 4ルートの標高差・距離の比較表
  • タイプ別のおすすめルート
  • マイカー規制中の登山口アクセス
  • 50代夫婦に向いているルート

富士山には登山口がいくつある?

富士登山には、山梨県側の吉田口と、静岡県側の富士宮口・須走口・御殿場口の合計4つの登山口があります。

それぞれ起点となる五合目の標高や、山頂までの距離・標高差が異なるため、同じ富士登山でも歩く体験は大きく変わります。

4つのルートすべてに共通するのは、標高3,776mの山頂を目指すという点だけで、道中の景観や混雑度、山小屋の数はルートごとに個性があります。

個別のルート記事ではそれぞれの特徴を詳しく紹介していますが、実際に選ぶ段階になると「結局どれが自分に合うのか」を横断的に比較したくなるものです。1つ1つ読み比べるのは意外と手間がかかります。

この記事では、4ルートの情報を1つの表に集約し、タイプ別のおすすめという形で選び方を整理しました。個別記事を読み比べる手間を省き、まずはこの記事で全体像をつかんでいただければと思います。

4ルート比較表

ルート起点の標高標高差距離特徴
吉田ルート約2,300m(富士スバルライン五合目)約1,400m登り約6.8km/下り約7km利用者は富士登山者の半数以上・登山道と下山道が別
富士宮ルート約2,400m(富士宮口五合目)約1,300m(4ルート最小)4ルートで最短・最速登山道と下山道が共通・晴れていれば駿河湾を一望
須走ルート(吉田ルートに準ずる高さ)(吉田ルートと同程度)八合目で吉田ルートと合流七合目付近まで樹林帯・下山は砂走り(標高差約700m)
御殿場ルート約1,450m(4ルート最低)約2,250〜2,327m(4ルート最大)約17.0km(4ルート最長)山小屋は七合目より上のみ・下山は大砂走り(約5km)

こうして比較すると、富士宮ルートが最も短時間で登頂しやすく、御殿場ルートが最も体力を要することが分かります。数字だけを見ても、4ルートの個性がはっきり表れています。

吉田ルートは利用者が最も多い分、山小屋やトイレが充実しており、初めての富士登山でも安心感がある点が特徴です。

須走ルートは八合目で吉田ルートと合流するため、下山だけ吉田ルートを使うといった組み合わせ方も可能です。上りと下りで違うルートを歩き比べる楽しみ方もできます。

御殿場ルートは山小屋が七合目より上にしかないため、序盤の休憩ポイントが少ない点をあらかじめ理解しておく必要があります。休憩できる場所が限られる分、事前の水分・行動食の準備がより重要になります。

どのルートを選ぶ?タイプ別おすすめ

初心者・混雑を避けたい人向け

初めての富士登山なら、山小屋やトイレが充実している吉田ルートが安心です。

混雑をできるだけ避けたい場合は、樹林帯が続き比較的空いている須走ルートも選択肢になります。

登山口までのアクセスや駐車場の混雑状況も、初めての人にとっては見落としがちなストレス要因になるため、事前に確認しておくと安心です。当日のタイムスケジュールに余裕を持たせておきましょう。

最短で登りたい人向け

距離・標高差ともに4ルートで最小の富士宮ルートが、最短で山頂を目指せるルートです。

ただし距離が短いぶん傾斜が急で、高山病のリスクが高まりやすい点には注意が必要です。短時間で標高を稼ぐということは、それだけ体への負担も大きくなるということです。

静かに登りたい人向け

樹林帯を長く歩ける須走ルートは、吉田・富士宮ルートよりも混雑が少なく、静かな登山を楽しみやすいとされています。

体力に自信がある人向け

4ルート最長・標高差最大の御殿場ルートは、山小屋も七合目より上にしか少なく、体力と経験のある人向けの本格的なルートです。

マイカー規制中の登山口アクセスは?

富士登山シーズン中は、主要な登山道でマイカーの乗り入れが規制され、五合目直前まで自家用車で入ることができません。

規制期間中は麓の駐車場からシャトルバスに乗り換えて五合目を目指す必要があり、詳しい規制期間や駐車場情報はマイカー規制の記事にまとめています。

電車・バスで公共交通機関を中心に富士登山を計画する場合は、規制の影響を受けにくいというメリットもあります。

マイカーで五合目付近まで行けるのは主に規制期間外に限られるため、訪れる時期によってアクセス方法が変わる点は事前に確認しておきましょう。同じルートでも時期によって計画の立て方が変わってきます。

シャトルバスの本数はルートによって異なり、特に繁忙期は乗車までに待ち時間が発生することもあります。時間に余裕を持ったスケジュールを組んでおくと、当日慌てずに済みます。

50代夫婦にはどのルートが向いている?

体力に自信がない場合や初めての富士登山であれば、山小屋やトイレが充実した吉田ルートが最も安心感のある選択です。

短時間で登頂を目指したい場合は富士宮ルートが候補になりますが、傾斜が急な分、高山病対策をより意識する必要があります。

混雑を避けてゆったり歩きたい夫婦には、樹林帯が続き比較的空いている須走ルートもおすすめです。

御殿場ルートは体力面での負荷が最も大きいため、富士登山に十分慣れてから挑戦するのが無難です。

どのルートを選ぶにしても、事前の体力作りと高山病対策は共通して重要になります。ルート選びだけで安心せず、準備全体を丁寧に整えることが成功のカギです。

夫婦で歩くペースが異なる場合は、山小屋の多いルートを選んでおくと、休憩を細かく調整しやすくなります。無理に相手のペースに合わせず、こまめに休める環境を選ぶことが大切です。

富士山五合目から見上げる山頂への登山道

よくある質問|富士山の登山口

登山口までの前泊はできますか?

各五合目周辺には宿泊施設がある場合もありますが、数が限られるため、前泊を検討する場合は早めの予約がおすすめです。繁忙期は特に予約が埋まりやすいため注意が必要です。

登山口を途中で変更できますか?

須走ルートは八合目で吉田ルートと合流するため、状況に応じてルートを切り替えることが可能な区間があります。他のルートでは基本的に往路のまま進むのが一般的です。

登山口にコンビニはありますか?

五合目周辺には売店がある場合が多いですが、コンビニのような品揃えは期待できません。必要なものは事前に用意しておきましょう。特に飲み物や行動食は麓で調達しておくのが確実です。

登山口から山小屋までの距離は?

ルートによって山小屋の数・位置は異なり、御殿場ルートは七合目より上にしか山小屋がない点が特徴です。事前に各ルートの山小屋情報を確認しておくと安心です。予約が必要な山小屋も多いため、早めの準備が肝心です。

登山口の標高はどこも同じですか?

いいえ、御殿場口が約1,450mと最も低く、富士宮口が約2,400mと最も高いなど、登山口によって標高は大きく異なります。

4ルートの中で一番人気はどこですか?

利用者数だけで見ると、山小屋やアクセスが充実している吉田ルートが富士登山者の半数以上を占め、最も人気のルートとされています。人気の高さは、それだけ初心者にも歩きやすいことの裏返しともいえます。

ルートによって山頂の到着地点は違いますか?

4ルートとも最終的には富士山山頂に到達しますが、お鉢巡りをする場合、山頂での到着地点によって剣ヶ峰までの距離が変わる点は覚えておくとよいでしょう。どのルートで登っても、最高地点を目指すなら周回する必要があります。

まとめ:登山口を選ぶ3ステップ

  1. ① 4ルート比較表で標高差・距離・特徴を確認する
  2. ② 自分の体力とペースに合わせてタイプ別おすすめから選ぶ
  3. ③ マイカー規制の有無を確認し、アクセス方法を決める

富士山の登山口選びは、富士登山全体の難易度と満足度を大きく左右する最初の重要な判断です。

各ルートのより詳しい情報は、吉田ルート富士宮ルート須走ルート御殿場ルートそれぞれの記事、および富士山登山ガイドでも紹介しています。

私たち自身はまだ富士登山の経験はありませんが、この比較を踏まえるなら、まずは吉田ルートから挑戦してみたいと考えています。山小屋の多さという安心材料を優先し、初めての富士登山に臨みたいところです。

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