芦別岳は新道と旧道どちら?登り4時間20分と5時間20分

雲の下に連なる岩の山並み 全国

芦別岳は北海道富良野市の山部地区から登る標高1,726mの山で、夕張山地に属しています。登山口は山部自然公園太陽の里にあり、尾根を登る新道と沢沿いから北尾根に出る旧道の2つのルートがあります。この記事では、ふらの観光協会と太陽の里、山と溪谷オンラインの案内をもとに、芦別岳の登山にかかる時間と2つのルートの違い、登山口の施設を整理します。

芦別岳の基本情報

山名芦別岳
所在地北海道
標高1,726m

この記事でわかること

  • 芦別岳が標高1,726mで、夕張山地に属する山であること
  • 新道は登り4時間20分・下り3時間であること
  • 旧道は登り5時間20分・下り4時間10分で、資料によっては7時間とされること
  • 2つのルートはどちらも中上級レベルとされていること
  • 登山口の太陽の里キャンプ場は無料で、10月31日まで開いていること

芦別岳はどんな山ですか?

富良野から見える岩の多い山です。山と溪谷オンラインは、芦別岳を夕張山地の山とし、まわりを岩壁に囲まれた男性的な山容で、富良野から南西に見えると紹介しています。札幌からも、夕張岳と並んで東の地平線に見えると書かれています。

雲の下に連なる岩の山並み

ふらの観光協会は、芦別岳の標高を1,726.5mとしています。登山口は富良野市山部の山部太陽の里自然公園の中にあり、JR富良野駅から車で約20分(約14km)、JR山部駅から車で5分(4km)です。同じ夕張山地の夕張岳とは山域が隣り合っています。

芦別岳の登山は何時間かかりますか?

新道で登り4時間20分です。ふらの観光協会は、2つのルートの時間を次のように案内しています。

ルート道のり登り下り
新道2つの峰を越えて尾根を登る4時間20分3時間
旧道沢沿いから北尾根に出る5時間20分4時間10分

観光協会は、どちらのルートも中上級レベルのトレッキングコースとしています。新道で往復すると7時間20分、旧道で往復すると9時間30分になり、どちらも1日がかりの山です。休憩を足すと、新道でも8時間以上を見ておく必要があると編集部は考えます。

資料によって時間が違うのはなぜですか?

旧道の時間が大きく違います。登山口のある山部自然公園太陽の里は、新道を4時間、旧道を7時間のコースとしています。山と溪谷オンラインも新道を約4時間、旧道を約7時間としています。

出典新道旧道
ふらの観光協会登り4時間20分登り5時間20分
山部自然公園太陽の里4時間7時間
山と溪谷オンライン約4時間約7時間
岩肌の目立つ山

新道は資料による差が20分ほどですが、旧道は1時間40分の差があります。旧道は沢沿いを進む区間があり、水量や足場の状態で歩く速さが変わりやすいことが一因と考えられます。旧道を使う場合は、長い方の7時間を基準に計画すると日没に追われにくくなります。

何時に歩き始めればいいですか?

朝6時ごろが目安です。ふらの観光協会の時間をもとに、編集部が1日の流れを計算すると次のようになります。山頂の時刻には休憩を含めず、下山の時刻に休憩の合計1時間を足しています。下りは2つの歩き方とも新道の3時間で計算しました。

歩き方6時に出発した場合の山頂下山
新道で往復10時20分ごろ14時20分ごろ
旧道で登り新道で下る11時20分ごろ(7時間なら13時ごろ)15時20分ごろ(7時間なら17時ごろ)

旧道で登って新道で下りる周回は、旧道の時間を7時間とすると下山が夕方にかかります。周回を選ぶなら、さらに早く歩き始めるか、日の長い夏に計画するのが安全です。これは標準の時間から計算した目安で、実際の歩く速さによって前後します。登りで予定より遅れたときに引き返す時刻も、出発前に決めておいてください。

新道と旧道はどう違いますか?

尾根を登るか、沢から回り込むかの違いです。太陽の里は、新道を東尾根を登って半面山と雲峰山を越え頂上に達するコース、旧道をユーフレ沢の谷を進み、夫婦岩を北から回り込んで北尾根に達するコースと紹介しています。

青空の下の岩の稜線

ふらの観光協会の言い方では、新道は2つの峰を越えてひたすら尾根を上へ上へと目指すコース、旧道は変化に富んだ沢沿いから大展望の北尾根を歩くコースです。山と溪谷オンラインは、2つのルートを組み合わせて1日で周回することもできると書いています。初めて登るなら、時間の読みやすい新道で往復し、旧道は2回目以降に回すのが無理のない順番だと編集部は考えます。

旧道の途中に小屋はありますか?

設備のない避難小屋があります。山と溪谷オンラインによると、旧道の分岐点の少し上流にユーフレ小屋がありますが、設備のない避難小屋です。泊まる前提の小屋ではないため、食料や寝具を持たずに頼ることはできません。

旧道の魅力は北尾根に出てからの眺めです。山と溪谷オンラインは、北尾根の上から正面に見る頂上は槍のようにとがり、まわりの岩壁群とあわせて迫力のある景色だと紹介しています。旧道から分かれてユーフレ沢の本谷をつめるルートは「地獄谷」とも呼ばれる深い谷で、岩壁の登攀を含むバリエーションルートです。一般の登山者が歩く道ではないため、分岐を見落とさないよう地図で現在地を確かめながら進んでください。

山と溪谷オンラインは、山名の意味を「灌木を縫って流れる川」とし、「魚の背びれ」を表すという説もあると書いています。記録に残る最初の登山は明治27年(1894年)の地質と植物の調査で、雪の時期の最初の登頂は大正10年(1921年)4月の北大スキー部だったとされています。

登山口の太陽の里にはどんな施設がありますか?

無料のキャンプ場があります。山部自然公園太陽の里のキャンプ場の案内によると、開設期間は5月1日から10月31日までで、24時間開放されています。予約はなく、受付台帳に記入して使うフリースペースです。

緑の木々の向こうの雪山
  • 料金:無料(焼肉セットやテントの貸し出しは有料)
  • 設備:トイレと無料の炊事場
  • 焚き火:30cm以上の焚き火台を使えば可能
  • 管理:山部太陽の里ふれあいの家(0167-42-3445)

新道で往復しても8時間前後かかる山なので、前日に太陽の里に泊まって早朝に歩き始めると時間に余裕ができます。キャンプ場は10月31日で閉まるため、秋に登る場合は日程に注意してください。

芦別岳に登るときの注意点は?

残雪と長い行程への備えです。山と溪谷オンラインは、ユーフレ沢の本谷を登るバリエーションルートについて、雪渓を使える5月から6月が適期と書いています。雪が遅くまで残る山だとわかります。

雪渓の残る険しい山

一般の登山道でも、初夏には雪渓が残る場所がある可能性があります。秋は日が短くなり、10月に入ると初雪の心配も出てきます。北海道の山なので、ヒグマへの備えも欠かせません。熊対策は登山の熊対策の記事で扱っています。問い合わせ先は富良野市商工観光課(0167-39-2312)です。

富良野から登る山としては十勝岳温泉から登れる山もあります。北海道で1日がかりの山を比べるなら、暑寒別岳の登り約5時間とも近い規模です。

よくある質問|芦別岳

芦別岳の標高は?

ふらの観光協会の案内では1,726.5mです。山と溪谷オンラインと太陽の里は1,726mと表記しています。

芦別岳の登山は何時間?

ふらの観光協会では新道が登り4時間20分・下り3時間、旧道が登り5時間20分・下り4時間10分です。

芦別岳は初心者でも登れますか?

観光協会は、どちらのルートも中上級レベルとしています。

芦別岳の登山口はどこ?

富良野市山部の山部太陽の里自然公園の中にあります。JR山部駅から車で5分です。

ユーフレ小屋に泊まれますか?

山と溪谷オンラインは、設備のない避難小屋としています。泊まる前提の計画には向きません。

登山口にキャンプ場はありますか?

山部自然公園太陽の里に無料のキャンプ場があり、5月1日から10月31日まで開いています。

まとめ|芦別岳は新道の往復から

芦別岳は、新道と旧道で時間と性格が大きく変わる山です。

  1. ルートを決める。初めてなら新道の登り4時間20分
  2. 長い方の時間で計画する。旧道は資料により5時間20分から7時間
  3. 前泊を考える。太陽の里のキャンプ場は無料で10月31日まで

標高と各ルートの登り・下りの時間、登山口とアクセスはふらの観光協会、ルートの経路と時間は山部自然公園太陽の里、山域と周回、残雪の情報は山と溪谷オンライン、キャンプ場の情報は太陽の里のキャンプ場の案内に基づいています。

画像出典

本文の写真はUnsplashで公開されているものです(撮影:Joe Dudeck、Thomas Tygreat、Harold Wainwright、Vadym Kudriavtsev、Evan Reeceの各氏)。芦別岳の実際の風景ではありません。

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