ふたご座流星群2026はいつ?極大と見える時間帯

A brilliant Geminid fireball over Gemini North on Maunakea o 季節特集

2026年のふたご座流星群は12月14日23時頃に極大を迎え、14日の夜から15日の明け方が一番の見頃です。国立天文台によると、14日の夜の月は21時頃までに沈むため、それ以降は月明かりの影響がまったくなく、空の暗い場所なら15日0時から2時頃に1時間あたり約60個の流星が見られそうです。

国立天文台は2026年のふたご座流星群を「絶好の条件」と紹介しています。この記事では国立天文台の予報を2024年から2026年まで3年分並べて今年の条件のよさを確かめ、時間帯ごとの見え方と、空の暗い高原や山で見るときの寒さへの備えをまとめました。

山の上の夜空を斜めに走る明るい流れ星
ふたご座流星群の火球(ハワイ・マウナケア、2020年12月13日)(写真:International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons)

ふたご座流星群とはどんな流星群か

国立天文台のふたご座流星群の解説から、基本の情報を書き出しました。

項目内容
出現時期12月4日〜12月20日頃
極大12月14日頃
1時間あたりの流星数極大期に空の暗い場所で約60個
見やすい時間21時頃から。2時頃には放射点がほぼ天頂
母天体小惑星フェートン(公転周期1.43年)

国立天文台はふたご座流星群を毎年ほぼ安定して多くの流星が見られる点で「年間最大の流星群」としています。主な流星群の解説では1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並ぶ「三大流星群」の一つです。条件のよいときに熟練した観測者が数えると、1時間に100個程度になることも珍しくないといいます。

流星のもとになるチリを出した母天体は多くの流星群では彗星です。ふたご座流星群の母天体のフェートンは小惑星で、太陽に近づいたときに明るくなり短い尾も観測されているため、活動的小惑星に分けられています。極大を過ぎると流星の数が急に減る傾向があるので、極大の夜を逃さないことが大切です。

2024年から2026年の予報の比較

国立天文台が毎年出している予報(2024年、2025年、2026年)を並べました。流星の数はいずれも東京付近で空の暗い場所で見た場合の予想です。

年極大の予想月明かり最も多い時間帯の予想
2024年12月14日10時頃15日が満月で、ほぼ一晩中明るい14日3〜5時頃に1時間約40個
2025年12月14日17時頃未明に細い月が昇るが影響は小さい14日23時〜15日2時頃に1時間約50個
2026年12月14日23時頃21時頃までに月が沈み、影響なし15日0〜2時頃に1時間約60個

2024年は満月に近く、国立天文台も観察の条件はよくないとしていました。2025年は好条件で、2026年はさらに極大の時刻が日本の深夜に重なり、月明かりもありません。国立天文台の2026年のほしぞら情報でも特にふたご座流星群は絶好の条件と書かれています。3年の中で最も多い1時間約60個が予想されているのが2026年です。

流星群の極大の時刻は毎年少しずつずれ、昼にあたる年は日本では数が減ります。2024年の10時頃や2025年の17時頃と比べると、2026年の23時頃は日本の夜の真ん中です。放射点が高くなる深夜と極大が重なるので、数の多い条件がそろっています。

天文台のドームの上で星が円を描く夜空と何本かの流れ星
ふたご座流星群の夜(マウナケア、2020年12月13日)(写真:International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons)

2026年の時間帯ごとの見え方

国立天文台の2026年の予報を時間帯ごとに並べ直しました。

日時予想される流星の数(1時間あたり)補足
13日夜〜14日明け方(0〜4時頃)30〜35個極大の前の夜
14日21時頃35〜40個月が沈んだあと
14日23時頃―極大の予想時刻
15日0〜2時頃約60個放射点が高く最も多い
15日明け方40〜55個やや減るが多い

2026年12月14日は月曜日で、一番の見頃は月曜の夜から火曜の明け方です。翌日の仕事が気になる人は21時頃から1時間ほどでも1時間あたり35〜40個が期待できます。週末に見たいなら13日(日曜)の夜から14日の明け方も1時間に30〜35個と比較的多く、候補になります(推測を含む)。

どの方向を見ればいいか

流星は放射点のあるふたご座の方向から放射状に流れますが空のどの方向にも現れます。国立天文台はなるべく空の広い範囲を見渡すようすすめています。流星は放射点から離れた位置で光り始め、放射点と反対の方向へ動いて消えるので、放射点そのものを見つめている必要はありません。流星群の観察方法では暗さに目が慣れるまで最低でも15分ほど見続けること、レジャーシートに寝転んだり背もたれを倒せるいすに座ったりして楽な姿勢で見ることを挙げています。望遠鏡や双眼鏡は視野が狭くなるので、肉眼で空全体を見るのが基本です(推測を含む)。

木々の上の夜空に流れる何本もの流れ星
ふたご座流星群(北半球、2013年12月)(写真:Asim Patel / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons)

空の暗い場所で見る

国立天文台の予想数は空の暗い場所での値です。街明かりの中で見たり極大から外れた時期に見たりすると、見える数は何分の1かに減ることがあります。天の川が肉眼で見えるような空なら予想より多く見えることもあり、大都市の中では予想の数分の1にも満たないことがあると国立天文台は説明しています。

数を見たいなら、都市から離れた高原や山の上の駐車場など、空が広く開けた場所が向いています。夏から秋にかけて星空を見に行く場所として、八ヶ岳の星空や浅間山の星空も紹介しています。ただし12月の高原や山は雪や凍結で道が閉ざされることがあるので、冬に行けるかどうかを事前に確かめます(推測を含む)。

12月の夜の寒さへの備え

国立天文台も流星群を見る季節はたいへん寒いので寒さ対策をしっかりするよう呼びかけています。12月の深夜は一日の中でも気温が下がる時間帯で、しかも動かずに空を見上げているので体が冷えやすくなります(推測)。初日の出登山の記事では関東の山の夜明け前の気温を紹介しています。ダウンジャケットや手袋、帽子に加えて、地面からの冷えを防ぐマットを敷き、温かい飲み物を持っていくと長く見ていられます(推測を含む)。

天文台の建物の上に広がる天の川と流れ星
キットピーク国立天文台の上を流れるふたご座流星群(写真:KPNO/NOIRLab/NSF/AURA/R. Sparks (NSF’s NOIRLab) / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons)

ふたご座流星群のあとの三大流星群

ふたご座流星群の次の三大流星群は年が明けてすぐのしぶんぎ座流星群です。国立天文台の予報を並べました。

流星群極大の予想見頃予想される数(1時間あたり)
ふたご座流星群(2026年)12月14日23時頃14日夜〜15日明け方15日0〜2時頃に約60個
しぶんぎ座流星群(2027年)1月4日12時頃4日未明4日5時頃に15〜20個

しぶんぎ座流星群は1月4日1時頃に放射点が昇ってから見え始め、空が明るくなる直前の5時頃に最も多くなる予想です。4時頃に月齢26の細い月が昇りますが影響は小さいと国立天文台は見ています。ただしペルセウス座流星群やふたご座流星群と比べると活発な期間が短く、年による変動も大きいため、多く見える年は限られるといいます。数を見るならふたご座流星群のほうが確実で、2026年は特に条件がそろった年です。

しぶんぎ座流星群の見頃の4日未明は正月の山で初日の出を待つ時間と同じように夜明け前の冷え込みの中で空を見上げることになります。夜明け前の山の寒さについては初日の出登山の記事も参考になります。

流星群を見に行くときの注意

  • 2026年の一番の見頃は12月14日(月)の夜から15日の明け方。21時頃から月明かりの影響なし
  • 極大の前の13日夜〜14日明け方も1時間30〜35個が予想されている
  • 暗さに目が慣れるまで15分以上は見続ける
  • 冬の夜は冷え込む。防寒着と敷物、温かい飲み物を用意する
  • 夜道や駐車場では車に注意し、立入禁止の場所には入らない

国立天文台は事故に遭わないよう十分に注意し、マナーを守って観察するよう呼びかけています。私有地や農地に入らない、駐車場で車のライトを周りに向けない、夜中に大きな声を出さないといった配慮で、ほかに空を見ている人や地元の人に迷惑をかけずに楽しめます(推測を含む)。

湖の上の夜空を明るく照らす流れ星
ふたご座流星群の流れ星(中国、2022年12月13日)(写真:Jianfeng Dai/IAU OAE (CC BY 4.0) / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons)

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