宝永山は登らず火口だけ見られる?50代の富士山

曇り空の下の岩山山頂 全国

富士山の南東斜面にある宝永山(標高2,693m)は、1707年の宝永大噴火で誕生した富士山最大の側火山です。

富士山頂を目指さず、火口だけを見に行くハイキングとして、体力に自信がない50代夫婦にも選びやすいコースです。

筆者自身はまだ行った経験はありませんが、公式情報をもとに、富士登山とは違う楽しみ方をしたい50代夫婦が宝永山を訪れる際に知っておきたいポイントを調べました。

▶ 関連動画「スマホのライトで、富士山は登れません|50代のヘッドライト選び」を公開しています。あわせてご覧ください。

▶ 関連動画「冬の富士山に登ってはいけない理由【マイナス20度・風速40m】」を公開しています。あわせてご覧ください。

▶ 関連動画「その服装、富士山の山頂で凍えます|夏でも防寒必須の理由」を公開しています。あわせてご覧ください。

この記事でわかること

  • 宝永山の基本情報(成り立ち・立地)
  • アクセス|富士宮口五合目までの行き方
  • コースタイムと難易度
  • 宝永第一火口・第二火口の見どころ
  • 富士登山との違い

宝永山とはどんな山?

宝永山は、1707年(宝永4年)の宝永大噴火によって形成された、富士山最大の側火山です。標高は2,693mに達します。

噴火によってできた3つの火口が連なっており、荒々しい火山地形をそのまま観察できる貴重な場所として知られています。

富士山本体とは異なり、標高2,693mでありながら比較的短時間でアクセスできるのが宝永山の特徴です。

アクセス|富士宮口五合目までの行き方

宝永山への起点となる富士宮口五合目へは、東名高速道路・御殿場インターチェンジから車で約50分が目安です。

駐車場は無料でアスファルト舗装されており、約350台を収容できる規模があります。

マイカー規制期間中は、富士宮口5合目までシャトルバスを利用してアクセスする形になります。

コースタイムと難易度

富士宮口五合目から樹林帯を抜けて宝永第二火口縁までは、木立の中を歩いて約30分から35分です。

五合目から宝永山遊歩道を経由して宝永山頂までは往復で約3時間、下りは約1時間10分が目安です。

富士山頂を目指す登山に比べれば難易度は大きく下がりますが、標高差1,050mの下山は砂地や溶岩の上を歩くため、それなりに体力を使います。

行程コースタイム備考
富士宮口5合目→宝永第二火口縁約30〜35分樹林帯を抜ける
宝永第二火口縁→宝永第一火口約20分火口を間近に観察
宝永第一火口→宝永山頂約50分登り基調・砂地を歩く
宝永山頂→富士宮口5合目(下山)約1時間10分往路をほぼ戻る

宝永山という名前の由来

宝永山という名前は、噴火が発生した江戸時代の元号「宝永」に由来しています。

富士山では過去に何度も噴火が記録されていますが、宝永大噴火は直近300年以上噴火が発生していない現在の富士山にとって、最も新しい噴火の記録です。

この歴史的な出来事の痕跡を間近で観察できることが、宝永山を訪れる大きな意義の一つといえます。300年以上前の自然の力の大きさを、実際に目で見て体感できる貴重な機会です。教科書や資料集で見た噴火の記録を、実際の景観として確かめられます。

自然の力の大きさと、それでも噴火から300年以上噴火していない富士山の静けさの両方を感じられるのが、宝永山を訪れる意義といえます。自然の営みの時間軸の長さを、身をもって実感できるでしょう。

宝永第一火口・第二火口の見どころ

最大の見どころである第一火口へは、新六合目の宝永山荘から徒歩7分ほどでアクセスでき、火口底まで降りることもできます。

赤茶色の火山性の丘陵地帯

火口内の登山道を進んで宝永山頂までトレッキングすることもでき、標高差約300mを1時間程度で登る行程になります。

荒涼とした火山地形の中を歩く体験は、富士山本体の登山とはまったく異なる魅力があります。

富士登山との違いは?

富士山頂を目指す登山は往復で1泊2日以上の計画が必要になりますが、宝永山は日帰りで、しかも五合目から数時間程度で楽しめるのが大きな違いです。

体力に不安があり富士登山そのものは難しいと感じている50代夫婦でも、宝永山であれば「富士山を体感する」という目的を無理なく達成できます。

宝永遊歩道の利用期間は例年5月上旬から11月中旬頃までのため、富士山の本格的な登山シーズン以外でも楽しめる点も魅力です。

水ヶ塚公園から見る宝永山と富士山

水ヶ塚公園は、宝永山と富士山本体の両方を一望できる展望スポットとして知られています。

登る前や下山後にここへ立ち寄れば、自分たちが歩いた宝永山の全体像を客観的に眺めることができ、達成感がより一層深まります。

駐車場やトイレも整備されているため、富士宮口五合目へ向かう前の休憩地点としても活用できます。景色を眺めながら計画を最終確認する場所としても便利です。時間があれば往路・復路の両方で立ち寄ってみるのもおすすめです。

50代夫婦が宝永山に登るなら

入山料(保全協力金)については、宝永山単体では富士山頂を目指す登山とは扱いが異なる場合があるため、事前に最新情報を確認しておくと安心です。

砂地や溶岩帯を歩く区間があるため、足首をしっかり固定できるハイキングシューズや軽登山靴を選ぶと歩きやすくなります。

五合目から近い距離で「富士山に登った」という達成感を味わえる点は、宝永山ならではの魅力です。夫婦二人で無理のないペースで、この特別な景色を味わってみてください。

持ち物リスト|宝永山ハイキングに必要なもの

標高2,693mまで登るため、真夏でも防寒対策を含めた準備が欠かせません。

  • 防寒着(フリース・ウィンドブレーカーなど)
  • レインウェア(天候が変わりやすい高所のため)
  • 飲み物・軽食
  • 日焼け対策(帽子・サングラス・日焼け止め)
  • 足首をサポートするハイキングシューズ
  • 現金(駐車場・売店利用に備える)

富士山ビュー全般については富士山が見える場所はどこ?50代が日帰りで行ける山もあわせてご覧ください。

宝永大噴火と富士山の地質

宝永山を生んだ宝永大噴火は、1707年(宝永4年)に発生した富士山の最新の噴火として記録されています。

噴火は約2週間続き、江戸の街にまで火山灰が降り注いだとされ、当時の人々の暮らしに大きな影響を与えました。

宝永山周辺には、噴火当時の溶岩や火山礫がそのまま残されており、教科書で学ぶ火山の姿を実際に目にできる貴重な場所です。

下山後に立ち寄りたい御殿場・富士宮エリアの過ごし方

富士宮口五合目からほど近い水ヶ塚公園では、富士山と宝永山を一望できる展望スポットがあります。

御殿場・富士宮エリアには日帰り温泉施設や、富士宮やきそばなどの地元グルメを味わえる飲食店も多くあります。

下山後にゆっくり休める立ち寄り先を計画しておくと、充実した1日ハイキングになります。

よくある質問|宝永山

Q. 宝永山は初心者でも登れますか?

A. 富士山頂を目指す登山に比べれば難易度は下がりますが、砂地の下山は体力を使うため、無理のないペースで歩きましょう。

Q. 富士山の入山料は必要ですか?

A. 宝永山単体での扱いは変わる可能性があるため、訪問前に最新の案内を確認しましょう。

Q. マイカーで行けますか?

A. マイカー規制期間外であれば富士宮口五合目まで車で行けます。規制期間中はシャトルバスの利用が必要です。

Q. トイレはありますか?

A. 富士宮口五合目や宝永山荘周辺にトイレが整備されています。

Q. どの季節がおすすめですか?

A. 宝永遊歩道の利用期間は例年5月上旬から11月中旬頃までとされています。夏の暑さを避けるなら秋がおすすめです。

Q. 火口の底まで降りられますか?

A. 第一火口の火口底へは降りることができるとされていますが、天候や安全状況により変わる場合があるため現地の案内に従いましょう。

Q. 高山病の心配はありますか?

A. 標高2,693mまで登るため、体調によっては高山病の症状が出ることがあります。ゆっくりしたペースと水分補給を心がけましょう。

Q. 富士山登山との組み合わせはできますか?

A. 富士登山シーズン中は、富士山頂を目指すルートの途中で宝永山方面へ立ち寄ることもできます。

まとめ:今日からできる宝永山ハイキング準備

  1. 富士宮口五合目までのアクセス方法とマイカー規制の有無を確認する
  2. 砂地・溶岩帯に対応できる靴と防寒着を準備する
  3. 宝永遊歩道の利用期間(5月上旬〜11月中旬)に合わせて計画する

宝永山は、富士山頂を目指さなくても、その迫力と歴史を間近に感じられる貴重なハイキングコースです。まずは富士宮口五合目までのアクセスを確認するところから、宝永山ハイキングの計画を始めてみてはいかがでしょうか。

富士登山の第一歩として、まず宝永山から富士山の魅力に触れてみるのもおすすめです。荒々しい火口の景観は、写真では伝わりきらない迫力をきっと感じさせてくれるはずです。日帰りで気軽に「富士山を体感する」贅沢な時間を過ごしてみてください。次の休日の計画にぜひ加えてみてください。夫婦二人で、富士山の新しい一面を発見してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました