鋸山へのアクセスは?電車・フェリー・ロープウェー

海に面した緑の断崖 全国

鋸山は標高329mの低い山ですが、行き方の選択肢は珍しいほど多い山です。電車、車、そして東京湾を船で渡るフェリーでも着けます。

▶ 低山の全体像は「低山登山とは?初心者に選ばれる魅力と山の選び方」にまとめています。

この記事では鋸山へのアクセスを交通手段ごとに整理し、ロープウェーと日本寺の料金、駅や港から実際に何分歩くのかまでまとめます。料金は各社の公式ページで確認し、距離は編集部で測りました。

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鋸山の基本情報

山名鋸山
所在地千葉県
標高329m

この記事でわかること

  • 電車・フェリー・車それぞれの鋸山へのアクセス
  • 浜金谷駅と金谷港からロープウェー乗り場までの距離
  • 鋸山ロープウェーの料金と営業時間
  • 日本寺の拝観料と最終入場の時刻
  • 観光で回るときの順番と所要時間の目安
海に面した緑の断崖

鋸山はどこにある山ですか?

千葉県の房総半島の西側、東京湾に面した山です。南房総国定公園に含まれ、稜線を境に北側が富津市、南側が鋸南町に分かれています。

この県境のような位置関係が、アクセスの話をややこしくしています。ロープウェーの山麓駅は富津市にあり、山頂駅は鋸南町にあります。検索すると両方の自治体名が出てくるのはこのためです。

観光の中心になるのは、山の南側に広がる日本寺の境内と、山頂付近の展望台です。石切りの跡が残る断崖と、東京湾越しの眺めが見どころになります。基本情報は富津市の鋸山のページにまとまっています。

交通手段ごとの比較

交通手段最寄りの起点ロープウェー山麓駅まで向いている人
電車JR内房線 浜金谷駅徒歩710m・約10分車を使わない人
フェリー東京湾フェリー 金谷港徒歩1,035m・約15分神奈川側から来る人
車山麓駅周辺の駐車場到着後すぐ荷物が多い人、家族連れ

徒歩の距離と時間は、編集部で浜金谷駅と金谷港からロープウェー山麓駅(富津市金谷4052-1)までを測った結果です。どちらもほぼ平坦で、標高差は10m以内でした。

つまり電車でもフェリーでも、乗り場までの歩きで体力を使うことはありません。脚を使うのは山に上がってからだと考えてください。

電車で行く場合

最寄り駅はJR内房線の浜金谷駅です。駅を出てロープウェー山麓駅までは710mで、歩いて10分ほどでした。

浜金谷駅は内房線のなかでも本数が多い駅ではありません。帰りの電車の時刻を先に調べてから山に上がると、駅で長く待たずに済みます。

駅から歩いて登山道に入り、ロープウェーを使わずに山頂を目指すこともできます。石切り場の歴史をたどる関東ふれあいの道と車力道の2コースがあります。歩いて登る場合の難易度と注意点は鋸山の登山ガイドにまとめました。

海岸線に迫る緑の崖

フェリーで行く場合

神奈川県の久里浜港から、東京湾フェリーで千葉県の金谷港へ渡れます。鋸山へのアクセスとしては最も景色に恵まれた行き方です。

項目内容
航路久里浜港〜金谷港
所要時間金谷発 約35分/久里浜発 約40分
大人(12歳以上)片道1,100円/往復2,000円
小人(6歳以上12歳未満)片道550円/往復1,000円

料金は東京湾フェリーの公式運賃表によるものです。往復で買うと片道2回より200円安くなります。

金谷港からロープウェー山麓駅までは1,035m・徒歩約15分でした。金谷港から浜金谷駅までは530mなので、行きはフェリー、帰りは電車という組み方も無理なくできます。

私がこの山に誘われたら、行きの足にはフェリーを選びます。船の上から近づくと、切り立った岩肌が鋸の歯のように並ぶ山の形がよくわかり、名前の由来を目で確かめられるからです。

鋸山ロープウェーの料金と時間

山麓駅から山頂駅までは片道約4分です。通常は15分おきに運転し、混雑時は5分から10分おきに増便されます。千葉県内で唯一のロープウェーです。

区分片道往復
大人(中学生以上)650円1,200円
小人(小学生)320円600円
期間営業時間
2月16日〜11月15日9時00分〜17時00分
11月16日〜2月15日9時00分〜16時00分

山頂駅の最終発車は通常期が17時、冬季が16時です。荒天の日は運転を休むことがあり、毎年1月中旬ごろには年1回の検査で1週間から1か月ほど営業を休止します。

旅行サイトには往復950円という古い料金が残っていることがあります。公式の料金表では大人往復1,200円なので、鋸山ロープウェーの料金ページで最新の額を確認してください。

海越しに見える山並み

日本寺の拝観料と時間

山頂駅から先、見どころの多くは日本寺の境内にあります。地獄のぞきも大仏も、境内に入るには拝観料が必要です。

区分拝観料
大人700円
小人(4歳以上中学生未満)400円

拝観時間は9時から16時までで、最終入場は15時です。ロープウェーは17時まで動いていても、日本寺には15時を過ぎると入れません。午後から向かう場合は、この時刻から逆算してください。

料金と時間は鋸山日本寺の公式ページに掲載されています。境内は広く、見どころの間は階段でつながっています。大仏までの順路は鋸山の大仏の記事で扱いました。

観光で回るときの順番

電車で行く場合を例に、ロープウェーを使って日本寺を回る流れを組みました。

  1. 浜金谷駅から山麓駅まで歩く(約10分)
  2. ロープウェーで山頂駅へ(約4分)
  3. 山頂駅の展望台で東京湾を見る
  4. 日本寺の境内に入り、地獄のぞきへ向かう(最終入場15時)
  5. 境内の階段を下りながら大仏へ
  6. 山頂駅に戻り、ロープウェーで下る

境内の見どころは高低差のある場所に散らばっていて、階段の上り下りが続きます。ロープウェーで上がっても、歩く量は街歩きよりはっきり多くなります。

時間の目安は、急がなければ3時間前後です。混雑する週末は、ロープウェーの待ち時間を足して見積もってください。

帰りに電車を使うなら、日本寺を出る前に浜金谷駅の発車時刻を一度見ておくと安心です。山頂駅から駅までは、ロープウェー約4分と徒歩約10分を合わせて20分ほどを見込めば、乗り遅れずに済みます。

霞む空の下の丘と海

車で行く場合の注意

車で向かう場合は、ロープウェー山麓駅の周辺に駐車場があります。荷物が多い日や小さな子どもを連れた日には、駐車場から乗り場までの近さが効きます。

ただし休日の昼前後は、観光客が集中して駐車場が埋まりやすくなります。午前の早い時間に着くか、電車やフェリーに切り替えるほうが、当日の予定が崩れにくくなります。

山の南側の鋸南町からは、日本寺の表参道側へ車で近づくルートもあります。ロープウェーを使わずに境内の下側から入る形になるため、どちらから入るかを先に決めておいてください。

岩の多い崖と青い海

天気が崩れた日はどうなりますか?

鋸山ロープウェーは、荒天の日に運転を休むことがあると公式に案内しています。海に面した山なので、風が強い日は乗り場に着いてから止まっていると知ることもあります。

東京湾を渡るフェリーも、海の状態によって運航が変わることがあります。フェリーを行きの足にする日は、港へ向かう前に運航状況を確かめておくと、港で足止めされずに済みます。

雨の日の日本寺は、境内の石段が濡れて滑りやすくなります。見どころの多くが階段の先にあるため、晴れの日と同じ時間では回れません。所要時間を多めに見てください。

迷ったときは、ロープウェーと日本寺だけに絞る判断もあります。地獄のぞきの岩場まで行かずに山頂駅の展望台から湾を見て引き返すだけでも、鋸山に来た意味は十分に残ります。

よくある質問|鋸山へのアクセス

鋸山の最寄り駅はどこですか?

JR内房線の浜金谷駅です。駅からロープウェー山麓駅までは710m、歩いて約10分でした。

鋸山ロープウェーの料金はいくらですか?

大人は片道650円、往復1,200円です。小人は片道320円、往復600円です。

フェリーで行くと何分かかりますか?

東京湾フェリーで久里浜港から金谷港まで約40分です。金谷港からロープウェー山麓駅までは徒歩約15分でした。

日本寺には何時まで入れますか?

拝観時間は16時までで、最終入場は15時です。ロープウェーの営業終了より早いので注意してください。

冬もロープウェーは動いていますか?

動いています。11月16日から2月15日は9時から16時までの営業です。ただし毎年1月中旬ごろに年次検査で休止期間があります。

まとめ|鋸山へ行く前に決める3つのこと

  1. 行きと帰りの足を決める。浜金谷駅から乗り場まで徒歩10分、金谷港から徒歩15分。フェリーと電車の組み合わせもできる
  2. 日本寺の最終入場15時から逆算する。ロープウェーは17時まで動いても、境内には15時を過ぎると入れない
  3. 料金は公式の最新額で見る。ロープウェーの大人往復は1,200円。旅行サイトの古い額に注意

鋸山は、電車でも船でも乗り場まで平坦な道を歩くだけで着ける山です。着いてからの階段に脚を残しておけば、東京湾を見下ろす断崖の景色を落ち着いて楽しめます。

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