暑寒別岳の登山は何時間?暑寒荘から登り約5時間

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暑寒別岳は北海道の増毛山地の主峰で、日本海に面した増毛町や雨竜町などにまたがる山です。増毛町側からは暑寒荘を起点に北尾根をたどるルートがあり、山頂まで長い登りが続きます。この記事では、増毛町の登山案内と山と溪谷オンラインの情報をもとに、暑寒別岳の登山にかかる時間と3つのルートの違い、登る時期ごとの注意点を整理します。

暑寒別岳の基本情報

山名暑寒別岳
所在地北海道
標高1,492m

この記事でわかること

  • 暑寒別岳が標高1,492mの増毛山地の主峰であること
  • 暑寒荘からの暑寒ルートは山頂まで約5時間、5合目まで2時間であること
  • 雨竜沼湿原を通るルートは南暑寒岳まで4時間、さらに2時間かかること
  • 起点の暑寒荘が無料で使える木造3階建ての山荘であること
  • 6月から8月は虫が非常に多く、ヒグマへの備えも必要なこと

暑寒別岳はどんな山ですか?

増毛山地でいちばん高い山です。増毛町の登山案内は、暑寒別岳の標高を1,492mとし、増毛山地の主峰と紹介しています。山と溪谷オンラインでは標高1,491mと表記されており、資料によって1mの違いがあります。

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山と溪谷オンラインは、暑寒別岳を日本二百名山と花の百名山に選ばれた山として紹介しています。山頂からは増毛の山々や大雪山、羊蹄山、遠くには利尻山まで見渡せると書かれています。増毛町も、山頂からは日本海と増毛町、留萌市街などを一望でき、マシケゲンゲやチングルマなどの高山植物が咲くと案内しています。

暑寒別岳の登山は何時間かかりますか?

増毛側の暑寒ルートで、山頂まで約5時間です。山と溪谷オンラインは、増毛からのコースを長い北尾根をほぼ忠実にたどるルートとし、約5時間かかる暑寒別岳への最短コースで、登山道もよく整備されていると紹介しています。

ルート起点山頂までの時間出典
暑寒ルート(北尾根)暑寒荘(標高280m)約5時間山と溪谷オンライン
暑寒ルート 5合目まで暑寒荘2時間増毛町
雨竜ルート雨竜沼湿原側南暑寒岳まで4時間+2時間山と溪谷オンライン

暑寒荘の標高は280mなので、山頂の1,492mまでの標高差は1,200m以上になります。下りの時間は今回確認した公式の案内には書かれていませんが、登りの約5時間に下りを足すと、往復で8時間前後を見ておく必要があると編集部は推測します。北海道の山の中でも、夕張岳と同じく1日がかりの山です。

暑寒ルートはどう歩きますか?

登山口から1合目までは急な上りです。増毛町の暑寒ルートの案内は、道のりを次のように紹介しています。

  1. 暑寒荘の登山口から1合目までは急な上り
  2. 1合目から2合目は平坦な道
  3. ムラサキヤシオツツジの咲く「つつじヶ丘」を過ぎ、「佐上台」で眺めが広がる
  4. 5合目までは2時間。水場があるが7月中旬にはなくなる
  5. 8合目の「扇風岩」から暑寒別岳西尾根の景色が広がる
雨の日の森の登山道

増毛町は、6月から7月上旬には西尾根の雪渓から落ちる無数の滝が見えると紹介しています。登山道の状態は暑寒ルートと箸別ルートのどちらも良好で、特に道に迷う場所はないとされています。5合目の水場は7月中旬に涸れるため、夏以降に登る場合は必要な水をすべて暑寒荘から担いでいく前提で準備してください。

暑寒荘はどんな場所ですか?

暑寒ルートの起点になる山荘です。増毛町は、暑寒荘を標高280mにある木造3階建ての建物とし、駐車場は無料で30台分あると案内しています。増毛町市街から12km、車で約15分の距離で、登山口までの残り2kmは道が狭くなると書かれています。

緑の丘に建つ木造の建物

増毛観光協会の案内によると、暑寒荘は無料で、管理人がいるのは昼間だけです。道道が冬期に閉鎖されている間は、登山の緊急時を除いて使えないとされています。前日に暑寒荘まで入っておけば、早朝から歩き始められます。約5時間の登りを考えると、日の長い時期でも朝のうちに出発する計画が安心だと編集部は考えます。

ほかのルートはどう違いますか?

増毛町側にはもうひとつ箸別ルートがあり、雨竜町側には雨竜ルートがあります。増毛町の箸別ルートの案内によると、箸別ルートの登山口は増毛町市街から15km、車で約20分で、標高486mから歩き始めます。駐車場は無料で30台分です。

山に囲まれた草原を渡る木道の橋

箸別ルートは7合目から山頂まで高山植物のお花畑が続き、日本海や雨竜沼が見えると紹介されています。標柱は標高100mごとに立っていますが、案内板はないとも書かれています。登山口までの道路は舗装されていますが、道幅が狭いため注意が必要です。

雨竜ルートは、高層湿原として知られる雨竜沼湿原を通ります。山と溪谷オンラインは、100あまりの池塘と湿原の花々が美しい場所とし、南暑寒岳までの4時間で引き返す人も多いと書いています。暑寒別岳の山頂まで行くと、南暑寒岳までの4時間にさらに2時間を足して約6時間の登りになり、増毛側の暑寒ルートより1時間長くなります。問い合わせ先は雨竜町役場です。

登山口へはどう行きますか?

車で向かうのが基本です。増毛町の案内によると、暑寒ルートの暑寒荘へは増毛町市街から道道暑寒別公園線に入って山に向かい、市街から12km、車で約15分で着きます。箸別ルートの登山口へは国道231号を通って約20分で、有料老人ホームの建物が目印になり、そこから町道を3.5kmほど走ると案内されています。

どちらの登山口も、最後の区間は道幅が狭いとされています。早朝の暗い時間に初めて走る道は見落としやすいため、明るいうちに暑寒荘まで入って前泊するか、出発前に地図で曲がる場所を確かめておくと安心です。今回確認した増毛町の案内には、登山口まで行く路線バスの記載はありませんでした。車がない場合はタクシーの手配も含めて、行き帰りの方法を先に決めておいてください。

山開きの頃に残る雪渓はどこですか?

暑寒ルートでは4合目、6合目、8合目の3か所ほどです。増毛町は、山開きの頃の6月中旬には、暑寒ルートでこの3か所、箸別ルートで4合目と7合目の2か所ほどに雪が残るため注意が必要だとしています。雪渓は7月中旬には消えると案内されています。

6月に暑寒別岳へ登るなら、雪の上を歩く区間があると考えて靴とスパッツを選び、滑りにくい装備を用意しておくのが無難だと編集部は考えます。雪渓の状態は年によって変わるため、登る前に増毛町の商工観光課に問い合わせると確実です。

暑寒別岳に登る時期と注意点は?

山開きは6月中旬です。増毛町は、季節ごとの注意点を次のように案内しています。

時期山の様子
6月中旬(山開きの頃)暑寒ルートの4・6・8合目の3か所ほどに雪が残る
6月中旬〜8月上旬100種類を超える高山植物が次々と咲く
6月〜8月ブヨ・蚊・アブなどが非常に多い
7月中旬登山道の雪渓が消え、5合目の水場もなくなる
曇り空の下の紫の花畑

虫については、虫よけスプレーや防虫網などの対策を必ずするよう呼びかけています。ヒグマの目撃情報は少ないとしながらも、鈴などで登山者の位置を絶えず知らせて歩くよう案内しています。登山の熊対策の記事もあわせて確認してください。

秋に登る場合は、日が短くなる分、約5時間の登りと下りを日のあるうちに終えられるかが課題になります。同じ北海道の長い山として、利尻山や羊蹄山の記事で紹介している時間配分の考え方も参考になります。

よくある質問|暑寒別岳

暑寒別岳の標高は?

増毛町の案内では1,492m、山と溪谷オンラインでは1,491mです。

暑寒別岳の登山は何時間?

暑寒荘からの暑寒ルートで山頂まで約5時間です。5合目までは2時間とされています。

暑寒別岳は初心者でも登れますか?

登山道は整備されていますが、標高差が1,200m以上あり、1日がかりの山です。長い登りに慣れてから挑戦してください。

暑寒荘は予約が必要ですか?

増毛観光協会の案内では無料の山荘とされ、管理人は昼間のみいます。冬期の道路閉鎖中は使えません。

暑寒別岳にヒグマは出ますか?

増毛町は目撃情報は少ないとしつつ、鈴などで位置を知らせて歩くよう呼びかけています。

まとめ|暑寒別岳は暑寒荘から約5時間の登り

暑寒別岳は、北尾根を長く登って日本海を見下ろす山です。

  1. 時間を見積もる。暑寒荘から山頂まで約5時間、5合目まで2時間
  2. 水を担ぐ。5合目の水場は7月中旬になくなる
  3. 虫とヒグマに備える。6月から8月は虫よけ対策が必須

標高、ルートの説明、季節の注意点、暑寒荘と箸別ルートの情報は増毛町、暑寒荘の利用条件は増毛観光協会、ルートの所要時間と山の特徴は山と溪谷オンラインの案内に基づいています。

画像出典

本文の写真はUnsplashで公開されているものです(撮影:Green dinosaur、Robert Chen、Mike Cheshire、Michele Tardivo、Hendrik Morkelの各氏)。暑寒別岳の実際の風景ではありません。

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