伯耆大山の麓には、日本の滝百選に選ばれた「大山滝」という隠れた名瀑があります。
大山滝は本格的な登山をしなくても、遊歩道歩きだけで迫力ある二段の滝を楽しめるのが魅力です。
この記事では、大山滝の基本情報から一向平からのアクセス、二段の滝の見どころ、50代夫婦での訪れ方までを整理しました。
この記事でわかること
- 大山滝の落差と滝の特徴
- 一向平キャンプ場からの遊歩道アクセス
- 二段の滝の見どころと吊り橋
- 大山滝が日本の滝百選に選ばれている理由
- 50代夫婦が大山滝を訪れる際の注意点
大山滝とはどんな滝?
大山滝は、鳥取県東伯郡琴浦町にある落差42mの滝で、上段28m・下段14mの二段構成になっています。
伯耆大山の南東斜面から流れ出す渓流が、岩盤を削りながら二段に分かれて流れ落ちる姿が特徴です。
上段と下段の間には滝つぼがあり、水量が多い時期には二つの滝の音が重なり合うように響きます。
かつては三段の滝でしたが、過去の水害の影響で二段の姿に変化し、2011年の台風でも一部の地形が変わったと伝えられています。

姿を変えながらも大山滝が今なお名瀑として親しまれているのは、伯耆大山の伏流水を集めた豊かな水量が保たれているためです。
滝の周囲は原生林に近い森に囲まれており、水音と鳥のさえずりが響く静かな環境が保たれています。
大山滝という名前は、伯耆大山の山懐から流れ出る滝であることに由来しており、大山信仰と自然が結びついたスポットでもあります。
滝つぼ周辺の岩は長い年月をかけて水流に削られており、地形そのものが自然の造形美を感じさせてくれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 落差 | 42m(上段28m・下段14m) |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡琴浦町 |
| 選定 | 日本の滝百選(1990年) |
| 起点 | 一向平キャンプ場 |
アクセス|一向平からの遊歩道
大山滝へは、一向平(いっこうがなる)キャンプ場を起点とする遊歩道を歩くのが基本のアクセス方法です。
一向平キャンプ場までは車で乗り入れ可能で、琴浦東ICからは車で約20分ほどで到着します。
一向平から大山滝までは遊歩道を歩いて片道約45分〜1時間で、往復2時間前後を見ておくと余裕を持って楽しめます。
道中には吊り橋を渡る区間もあり、渓流の音を聞きながら森の中を歩くハイキングコースとして人気があります。
遊歩道は比較的よく整備されていますが、区間によっては坂道やアップダウンもあるため、時間に余裕を持って歩き始めることをおすすめします。
道中には案内看板が随所に設置されているため、初めて訪れる場合でも迷いにくいのが安心できるポイントです。
駐車場から遊歩道入口までは徒歩数分ほどで、身支度を整えてから落ち着いて出発できます。
公共交通機関だけでの訪問はバスの本数が限られるため、レンタカーやタクシーとの組み合わせを検討すると安心です。
50代夫婦で車移動が中心になる場合も、一向平から先は徒歩の遊歩道になるため、歩きやすい服装への着替えを済ませておくとスムーズです。
遠方から訪れる場合は、伯耆大山エリアの宿泊施設を拠点に、大山滝と伯耆大山をまとめて巡る2日間のプランを組むと効率的です。
米子自動車道や山陰道を使えば、鳥取県内の他の観光地からもアクセスしやすく、周遊観光のルートに組み込みやすい立地です。

大山滝は伯耆大山と同じ観光エリアにあるため、「伯耆大山は50代でも登れる?中国地方最高峰の日帰りガイド」と組み合わせた1泊2日の計画もおすすめです。
二段の滝の見どころ
大山滝最大の見どころは、上段28m・下段14mの二段が織りなす迫力ある景観です。
展望スポットからは二段の滝を一度に見渡せるため、写真撮影にも人気があります。
遊歩道の途中には「大山滝不動明王」の湧き水があり、冷たく澄んだ水を楽しみながら歩を進められます。

新緑の季節はもちろん、紅葉シーズンには滝と色づいた木々が重なり合う景観も見逃せません。
滝つぼ周辺は水しぶきによってマイナスイオンを感じられる空間になっており、夏場には涼を求めて訪れる人も多く見られます。
遊歩道の途中には東屋やベンチも設置されているため、歩き疲れたときはこまめに休憩をはさみながら進むことができます。
日本の滝百選としての大山滝
大山滝は、1990年(平成2年)に環境省の「日本の滝百選」に選定されています。
選定の背景には、伯耆大山の懐に抱かれた渓谷美と、二段の滝が生み出す独特の景観があります。
環境省のウェブサイトでも「大山滝と大山古道」として紹介されており、周辺の古道歩きとあわせて楽しむハイカーも多くいます。
日本の滝百選という肩書きは、単なる観光地ではなく自然環境として保護すべき価値を持つ証でもあります。
選定にあたっては、水量・落差・周辺の自然景観の調和など複数の観点が評価されており、大山滝はいずれの点でも高く評価されています。
滝百選に名を連ねる名瀑は全国に点在しますが、伯耆大山という百名山の懐にあるという点で、大山滝は登山とセットで楽しめる希少な存在です。
登山の疲れを癒やす目的で立ち寄る人もいれば、大山滝だけを目的に訪れる観光客もいるなど、楽しみ方の幅が広いのも魅力です。
周辺には環境省が整備した「大山滝と大山古道」と呼ばれる散策ルートもあり、大山信仰にまつわる古い峠道の歴史を感じながら歩くこともできます。
大山古道は古くから大山信仰の参拝路として使われてきた道で、苔むした石畳や古い道標が今も残されています。
大山滝とあわせて大山古道の一部を歩けば、自然の景観だけでなく歴史的な背景も感じられる、深みのあるハイキングになります。
50代夫婦が大山滝を訪れるなら
50代夫婦で大山滝を訪れるなら、往復2時間前後の遊歩道歩きに合わせた歩きやすい靴の準備が欠かせません。
道中には吊り橋や坂道もあるため、手すりを使いながらゆっくり歩くことで安心して滝まで到達できます。
一向平キャンプ場にはトイレや駐車場が整備されているため、出発前に身支度を整えてから遊歩道に向かうと安心です。
滝つぼ周辺は岩や水しぶきで足元が滑りやすいため、無理に近づかず展望スポットから景観を楽しむのもおすすめです。
体力に差がある夫婦の場合は、無理に滝つぼまで進まず、途中の展望スポットで引き返すという選択肢も用意しておくと安心です。
遊歩道の途中で天候が急変することもあるため、雨具を携行しておくと予定外の天気にも対応できます。
- 歩きやすい靴(遊歩道は坂道・吊り橋あり)
- 飲料水と休憩用の軽食を用意する
- 滝つぼ付近の濡れた岩には近づきすぎない
- 往復2時間前後の行程を見込んで出発時間を決める
- カメラや三脚を持参して二段の滝を撮影する
下山後は、同じ伯耆大山エリアにある「大山まきばみるくの里とは?50代が味わうソフトクリーム」で休憩するプランを組むと、ハイキングと観光をセットにした1日になります。
よくある質問|大山滝
大山滝までの遊歩道はどれくらい歩きますか?
一向平キャンプ場から大山滝までは片道約45分〜1時間で、往復では2時間前後を見込んでおくと安心です。
大山滝は初心者でも歩けますか?
登山というより遊歩道歩きに近いコースのため、歩きやすい靴を用意すれば体力に自信がない方でも歩けます。
大山滝の駐車場はどこにありますか?
起点となる一向平キャンプ場に駐車場が整備されており、車での訪問もしやすい環境です。
大山滝はいつ頃が見頃ですか?
新緑の5月頃と紅葉の10月〜11月頃が特に人気で、水量が安定するこの時期に訪れる人が多くいます。
大山滝と伯耆大山は同じ日に訪れられますか?
はい、大山滝と伯耆大山は同じエリアにあるため、体力や時間に応じて同日または前後日に組み合わせて訪れることができます。
大山滝の遊歩道に危険な場所はありますか?
吊り橋や坂道の区間があるため、雨天時や増水時は足元が滑りやすくなります。天候が悪い日は無理をせず引き返す判断も大切です。
大山滝周辺にトイレはありますか?
起点の一向平キャンプ場にトイレが整備されているため、遊歩道を歩き始める前に済ませておくと安心です。
大山滝は無料で見学できますか?
遊歩道の利用に入場料はかからず、無料で見学できます。
まとめ:今日からできる大山滝ハイキング準備
- 一向平キャンプ場までのアクセス手段を決めておく
- 歩きやすい靴と飲料水を用意しておく
- 滝つぼには近づきすぎず展望スポットから楽しむ計画にする
大山滝は、本格的な登山をしなくても伯耆大山エリアの自然美を体感できる貴重なスポットです。
日本の滝百選という折り紙付きの景観を、遊歩道歩きだけで味わえるのも大きな魅力です。
遊歩道歩き中心の気軽なコースなので、50代夫婦での日帰りハイキングの候補としてぜひ検討してみてください。


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