加波山の登山は何時間?長岡バス停から3時間30分

青空の下に連なる緑の丘 全国

加波山は茨城県桜川市と石岡市の境にある標高709mの山で、常陸三山のひとつに数えられています。山頂近くには加波山神社の本宮と親宮があり、巨岩や奇岩の間に社や祠が点在する信仰の山です。この記事では、桜川市観光協会の「加波山コース」のコースガイドをもとに、加波山の登山にかかる時間とルートの選び方、山中の見どころを整理します。

加波山の基本情報

山名加波山
所在地茨城県
標高709m

この記事でわかること

  • 加波山が標高709mの常陸三山のひとつで、古くから修験者の修行場だったこと
  • 桜川市観光協会のコースは長岡バス停から歩いて約3時間30分であること
  • 3合目で本宮道と親宮道に分かれ、ひと回りして戻れること
  • 山頂付近に並ぶ神社の拝殿と、休憩所として使われる水道施設記念碑
  • 登る前に確かめておきたいバスと下山後の道

加波山はどんな山ですか?

信仰の山です。桜川市観光協会のコースガイドは、加波山を常陸三山のひとつで標高709mの山と紹介しています。山頂付近には巨岩や奇岩が多く、古くから山岳信仰の中心地として多くの修験者の修行場だったとされています。

青空の下に連なる緑の丘

コースガイドによると、現在でも禅定(ぜんじょう)が行われ、山中には社や祠が点在しています。天狗伝説の残る山としても知られていると紹介されています。観光協会のページは、頂上には加波山神社本宮の本殿が鎮座し、山頂付近には奇石や巨石が立ち並ぶ神秘的な雰囲気の山だと案内しています。同じ筑波連山の筑波山とは、登山道の雰囲気がかなり違う山です。

加波山の登山は何時間かかりますか?

約3時間30分です。桜川市観光協会は、加波山コースの歩行時間を約3時間30分(210分)としています。観光協会のページでも、ゆっくり登っても約3時間半程度で往復できる山と紹介されています。

項目加波山コース
スタート・ゴール長岡バス停
歩行時間約3時間30分(210分)
山頂の標高709m
歩き方3合目から親宮道で登り、本宮道で下る周回

コースガイドの縦断図から読み取ると、長岡バス停からひと回りする距離は8km弱で、スタート地点の標高は100mに満たない高さです。709mの山頂まで600m以上を登ることになり、標高の数字から受ける印象よりも登りごたえのある山だと編集部は考えます。

加波山のコースはどう歩きますか?

長岡バス停から県道を北へ向かい、「加波山登山口」の看板がある交差点を右に曲がります。コースガイドは、次の順に歩く周回を案内しています。

  1. 集落の中を進み、右手に加波山三枝祇神社里宮を見る
  2. 「加波山山頂まで(徒歩90分)」の看板のすぐ先、3合目で本宮道と親宮道に分かれる
  3. 登りやすい親宮道を選び、舗装路を進んで5合目から山道に入る
  4. 7合目の山椒魚谷を過ぎ、営林署の林道を越えて加波山神社親宮拝殿へ
  5. 稜線を進み、山頂から少し下った加波山神社本宮拝殿の手前から本宮道に入る
  6. 水道施設記念碑や二見石の霊場を経て3合目へ下り、往路を戻る
緑の森の中に立つ赤い鳥居

コースガイドは、本宮道からも一周できると書いています。登りやすいのは親宮道とされているので、初めてなら案内どおり親宮道で登り、本宮道で下る順番が無理のない選び方です。

山頂付近には何がありますか?

神社の拝殿と、たくさんの社があります。コースガイドは、親宮拝殿の先の稜線沿いに多くの社があると紹介しています。地図には、加波山神社親宮拝殿、加波山神社本宮本殿、加波山神社本宮拝殿、加波山旗立石が記されています。

森の中の苔むした大きな岩

信仰の山なので、社や祠の前では静かに歩き、岩や社に手をかけて登らないように気をつけたいところです。巨岩のまわりは足場が不規則になりやすいため、写真を撮るときは足元を確かめてから立ち止まってください。

加波山神社の本宮・中宮・親宮とは?

加波山神社を構成する3つの社です。国土地理院の資料によると、山頂付近には本宮、中宮、親宮の本殿と拝殿がそれぞれ独立して建ち、祭礼も別々に行われています。明治時代に本宮と親宮は「加波山三枝祇神社」として合祀され、中宮は「加波山神社」として独立した神社になりました。桜川市観光協会のコースガイドでは「加波山神社親宮拝殿」「加波山神社本宮拝殿」と表記されているため、現地の看板と名前が違って見えることがあります。

山中には、葉たばこの豊作を祈る「たばこ神社」もあります。国土地理院の資料は、毎年行われる「きせる祭り」で、長さ2.6m、重さ60kgにもなる巨大なきせるを担いで登り、たばこ神社に奉納すると紹介しています。また、山頂の加波山三枝祇神社本宮本殿の近くには、国土地理院の前身である陸地測量部が埋めた三等三角点「加波」があり、加波山の標高を求めるのにも使われました。

国土地理院の資料によると、加波山は北から雨引山、燕山、加波山、足尾山、きのこ山、筑波山と連なる筑波連山北部の山で、筑波山の877mに次いで高い山です。古くは神母山、神場山、神庭山などとも呼ばれていました。筑波山からは、ウインド・パワーつくば風力発電所の2基の風車を目印にすると、その近くに加波山の山頂が見えると紹介されています。

休憩できる場所はありますか?

本宮道の途中にある水道施設記念碑が、休憩所として使われているとコースガイドは紹介しています。下山の途中には、二見石の霊場もあります。

深い森を登っていく石の道

コースガイドの地図の範囲では、山中に売店や水場の記載はありません。約3時間30分を歩き通す前提で、飲み物と行動食は出発前に用意しておくのが確実です。トイレの位置もコースガイドからは読み取れなかったため、スタート前に済ませておくことをすすめます。

長岡バス停へはどう行きますか?

コースガイドは、長岡バス停をスタートとゴールにしています。近くには、自転車道のつくば霞ヶ浦りんりんロードが通っていると地図に示されています。

森の開けた場所に並ぶ小さな社

桜川市内の路線としては、桜川市バス「ヤマザクラGO」が運行しています。運賃は1乗車200円均一で、筑波山口ではつくば市のつくバス(北部シャトル)と乗り継げます。ただし、曜日や時間によって運行する路線が異なると案内されており、長岡バス停を通る便があるかどうかは市のページからは確認できませんでした。バスで向かう場合は、出発前に時刻表のPDFで停留所と便を確かめてください。

車で行く場合は、麓の神社前の駐車場を使えます。国土地理院の資料によると、無料駐車場は加波山三枝祇神社里宮の大鳥居前と加波山普明神社前に、それぞれ20台分ほどあります。資料は、里宮の駐車場から山頂へ向かう本宮路コース(1.7kmの周回)と、親宮・中宮の前へ向かう親宮・中宮路コース(2kmの周回)を、どちらも所要時間約2時間50分としています。長岡バス停から歩く約3時間30分より短いのは、バス停から神社までの往復がない分だと考えられます。登山道の途中では採石場の横を通ると、資料の地図に記されています。

筑波連山のほかの山と比べるとどうですか?

コースガイドの縦断図では、加波山コースは山頂近くまで緩やかに高度を上げ、最後に稜線へ出る形をしています。同じ茨城県の低い山でも、コースが6つある宝篋山や、茨城県最高峰の八溝山とは性格が違います。

加波山は、神社と巨岩をめぐりながら自分の足で登り切る山です。低い山の選び方全体は低山登山の記事で扱っています。

よくある質問|加波山

加波山の標高は?

桜川市観光協会のコースガイドでは709mです。

加波山の登山は何時間?

長岡バス停からの周回で約3時間30分(210分)です。

初心者でも登れますか?

観光協会は、初心者や子ども連れのファミリーでも気軽にハイキングできる人気のスポットと紹介しています。

本宮道と親宮道はどちらで登る?

コースガイドは、登りやすい親宮道で登る順番を案内しています。

駐車場はありますか?

加波山三枝祇神社里宮の大鳥居前と加波山普明神社前に、無料駐車場がそれぞれ20台分ほどあります。

加波山神社はどこにありますか?

麓に三枝祇神社里宮、山頂付近に親宮拝殿と本宮拝殿、本宮本殿があります。

まとめ|加波山は親宮道で登って本宮道で下りる

加波山は、社と巨岩をめぐりながら約3時間30分で歩ける山です。

  1. 時間を確保する。長岡バス停から約3時間30分、標高差は600m以上ある
  2. 親宮道で登る。3合目で分かれ、本宮道で下りればひと回りできる
  3. バスは事前に調べる。桜川市バスは曜日や時間で路線が変わる

コースの順路と所要時間、標高、山中の見どころは桜川市観光協会の「加波山コース」、バスの運賃と乗り継ぎは桜川市の案内に基づいています。社の多い山なので、参拝する人の邪魔にならないよう譲り合って歩いてください。

画像出典

本文の写真はUnsplashで公開されているものです(撮影:Makoto、nhxl bdl、Patrick Hendry、sd wang、Alexander Korteの各氏)。加波山の実際の風景ではありません。

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