金時山 50代夫婦で箱根ハイキング|電車アクセスとコース

上高地の秋の木々と山岳景色 登山

この記事でわかること

  • 金時山の難易度と50代夫婦に人気の理由
  • 3コース(仙石原・乙女峠・公時神社)の比較
  • 電車・バスで箱根から行くアクセス方法
  • 服装と持ち物・急登への備え
  • 山頂の楽しみ方と箱根観光との組み合わせ

金時山はどんな山か|箱根で富士山が見える展望の山

金時山(きんときやま)は神奈川県と静岡県にまたがる標高1,212mの山です。箱根火山群の外輪山に位置し、山頂から晴れた日に見える富士山の展望が最大の魅力です。「金太郎」伝説の地としても有名で、山頂には名物の豚汁やおでんを食べながら富士山を眺めるのが定番の楽しみ方です。

難易度は初級〜中級で、標高1,212mと高くないため高山病の心配はありません。ただし山頂直下の200〜300mは傾斜が急で、岩や木の根をつかみながら登る箇所があります。急登が短い分、登りごたえがあって下りに注意が必要な山です。山頂の展望と茶屋が楽しみの中心になるため、箱根観光との組み合わせで人気があります。

項目内容
標高1,212m
山域箱根火山群(神奈川・静岡県境)
難易度初級〜中級(★★☆☆☆)
仙石原コース標高差約600m
乙女峠コース標高差約550m
コース所要時間片道1〜1時間30分(コースによる)
ベストシーズン通年(特に秋〜春の晴天日)
山頂施設茶屋2軒(金時娘の店・まさカリー等)

50代夫婦に人気の理由と難易度

金時山が50代夫婦に人気の理由は3つあります。第一に、箱根という人気観光地とセットにできることです。登山前後に箱根湯本・仙石原・大涌谷などを楽しみ、温泉に入って帰る「観光+登山」のプランが立てやすい山です。第二に、山頂の茶屋で富士山を見ながらひと息つける「ゴールの楽しみ」が明確なことです。第三に複数のコースがあり体力・所要時間を選べることです。仙石原コースは標高差600mで片道約1時間、乙女峠コースは標高差550mで片道約1時間30分と少し長めですが膝への負担が少ない選択肢です。

おすすめコース比較(仙石原・乙女峠・公時神社)

コース名登山口標高差片道時間特徴
仙石原コース金時登山口バス停近く約600m約1時間最もポピュラー・山頂直下に急登あり
乙女峠コース乙女口バス停約550m約1時間30分なだらか・乙女峠の展望が良い・膝への負担少
公時神社コース公時神社(仙石原)約600m約1時間20分神社から出発・登山者が多い・急登あり

仙石原コース(最短・急登あり)

金時登山口バス停付近から山頂を目指すルートです。距離が短い分後半は急傾斜が続きます。山頂直前に鎖を使う箇所があり、慎重に通過する必要があります。下山後のバス停が近く、時間効率は最もよいコースです。

乙女峠コース(なだらか・景色が良い)

乙女口バス停から乙女峠(1,005m)を経由して金時山頂を目指すコースです。乙女峠までのなだらかな登りは歩きやすく、ここから見える富士山の眺めも楽しめます。膝への負担が少ないため、足腰に不安がある50代には特におすすめです。

アクセス方法|電車・バスで箱根へ

出発地アクセス方法所要時間
新宿駅小田急「ロマンスカー」→箱根湯本駅約1時間20分(ロマンスカー利用)
新宿駅小田急線(普通)→小田原→箱根登山鉄道→箱根湯本約1時間30〜40分
品川・横浜東海道線→小田原→箱根登山鉄道約50分〜1時間

箱根湯本駅から箱根登山バスで「仙石案内所前」バス停まで約40〜45分、「乙女口」バス停まで約55分です。箱根フリーパス(小田急)を使うと箱根湯本から仙石原エリアまでのバスが乗り放題になります。

服装と持ち物

アイテム用途
吸汗速乾ベースレイヤー急登での大量発汗を素早く乾かす。コットン不可
薄手のウインドブレーカーまたはフリース山頂での風と汗冷え対策
レインウェア(上下)急な天気の変化に備えて。防寒にも使える
登山靴(ローまたはミドルカット)山頂直下の急登・滑りやすい岩根対策
ストック(1〜2本)急登の登りと下りの膝保護
帽子・タオル急登での汗対策
行動食・飲み水1.5L山頂茶屋でも補充できる

装備選びの具体的なポイント

急登対応の登山靴の必要性

金時山は標高1,212mと低い山ですが、山頂直下の急登は「岩と木の根が組み合わさった急斜面」です。スニーカーではグリップが足りず滑りやすい区間があります。特に雨上がりの翌日は木の根が非常に滑りやすくなります。ローカットのトレッキングシューズでも対応できますが、ビブラムソール(または同等品)の登山靴を選ぶことをすすめます。

山頂直下の急登に備えたストックの活用

金時山の特徴として「登りよりも下りの方が脚への負担が大きい」点があります。急傾斜の下山では、膝が曲がった状態に体重が繰り返しかかり、長時間の下山で膝の外側や内側に痛みが出ることがあります。ストックを1〜2本使うことで体重を上半身にも分散でき、膝への衝撃を大幅に軽減できます。

コース別タイムスケジュール例(仙石原スタート)

時刻行動
08:00新宿駅発(小田急ロマンスカー乗車)
09:20箱根湯本駅着→箱根登山バス乗り換え
10:10仙石案内所前バス停着→登山口へ移動(徒歩5分)
10:15金時登山口(仙石原コース)出発
11:15金時山山頂着→昼食・休憩(茶屋で豚汁)
12:00山頂出発→下山開始(乙女峠経由で下る場合)
13:30乙女口バス停着→バスで箱根湯本へ
14:30〜箱根湯本で温泉入浴・土産購入
16:00頃箱根湯本発→新宿帰着(ロマンスカー)

山頂の楽しみ方|茶屋と富士山ビュー

金時山の山頂には名物おかみが営む茶屋が2軒あります。豚汁・おでん・うどんなど温かいメニューが揃っており、ザックを降ろして富士山を眺めながら食べる食事は格別です。営業は主に土日祝日・好天時が中心で、平日や荒天時は閉まっていることがあります。

金時山の山頂(標高1,212m)は南西方向に開けており、晴れた日は駿河湾越しに大きく富士山を望めます。特に空気が澄む秋から冬・春にかけては、雪をかぶった富士山と青空のコントラストが美しく写真撮影を楽しむ登山者も多くいます。

登山前の体力づくりと準備

金時山は標高1,212mと低い山ですが、山頂直下の急登では想像以上に体力を使います。「普段あまり運動していないけど挑戦してみたい」という50代の方は、登山の2〜3週間前から簡単な準備を始めておくと当日の疲労感が大きく変わります。最も効果的な準備は「早足ウォーキング」です。週2〜3回、40〜50分を目安に、平地ではなく階段や坂道を含むコースを歩くと山岳登山に近い筋肉の使い方を練習できます。

特に膝の痛みが心配な方には「スクワット」をすすめます。足を肩幅に開き、膝がつま先より前に出ないように注意しながらゆっくり腰を下ろす動作(10〜15回×2セット・週2〜3回)を2週間続けるだけで、下山時の膝への負担が体感的に変わります。登山1週間前からは激しい運動を控えて休息に充て、当日に向けて体調を整えてください。

金時山の登山で実際によくある失敗のひとつが「持ち物を軽くしすぎる」ことです。標高が低い山だからと水分や防寒具を少なくして出かけると、急登での発汗と山頂の涼しさのギャップに対応できなくなります。飲み水1.5L・薄手のウインドブレーカーまたはフリース・レインウェア(上下)は軽量化しても持参してください。

安全対策と下山後のケア

金時山の山頂直下(特に仙石原コース)は急な岩場・木の根が続きます。下山時は歩幅を小さくしてゆっくり降りること、ストックで体重を分散させること、岩や木の根に足を乗せる前にしっかり体重をかけられるか確認することが重要です。雨の日や雨上がりの翌日は根っこが滑りやすく要注意です。

下山後は箱根湯本の温泉施設でリカバリーしましょう。「天成園」(日帰り入浴可)や「かっぱ天国」(0460-85-6121)などが定番です。箱根湯本駅周辺には温泉まんじゅうや蕎麦など軽食の店も多く、小田急ロマンスカーに乗る前のひと時をのんびり過ごせます。

金時山で見られる植物と自然

金時山は箱根火山群の外輪山に位置し、火山性の土壌に適応した多様な植物が見られます。春(4〜5月)はアカヤシオ(ツツジの仲間)の淡いピンクの花が山腹を彩ります。梅雨明け以降(7〜8月)はキンレイカ・ホソバシュロソウなど夏の高山植物が咲き、秋(10〜11月)は紅葉がブナ・ナラ・ドウダンツツジなどを彩ります。特に仙石原から乙女峠にかけての登山道沿いは、秋の紅葉が美しく「箱根の里山紅葉」として地元でも人気があります。

金時山はシカの生息域にあり、早朝・夕暮れ時に登山道周辺でシカを見かけることがあります。シカは基本的に人を避けますが、繁殖期(9〜10月)は注意が必要です。慌てず静かに距離を置いてください。熊よけ鈴の携帯もすすめます。

よくある質問

金時山は初心者でも登れますか?

はい、基本的には初心者でも登れます。ただし仙石原コースの山頂直下は急登で、体力と足元の注意が必要です。高尾山を余裕で歩ける体力があれば挑戦できます。最初は乙女峠コースでゆっくり登るのがおすすめです。

富士山はいつ見えますか?

富士山がよく見えるのは、空気が澄んだ秋(10〜11月)・冬(12〜2月)・春(3〜4月)の晴れた朝です。夏(7〜8月)は雲や霞がかかりやすく見えない日が多くなります。富士山の展望を目的に登るなら、11月〜3月の晴れ予報の日を狙うのが最もおすすめです。

箱根フリーパスは使えますか?

金時山の登山口へのバスは箱根フリーパスのエリア内です。フリーパスを使うとバス代が乗り放題になり、観光と登山を組み合わせる場合は特に便利です。

日帰りで箱根観光と組み合わせることはできますか?

十分に可能です。「午前9時ごろ仙石原着→金時山登山(往復3〜4時間)→仙石原散策→箱根湯本で温泉・夕食→帰路」が人気の日帰りプランです。ロマンスカーなら新宿から箱根湯本まで1時間20分なので、都内からのアクセスも良好です。

山頂の茶屋は毎日営業していますか?

茶屋は全日程で営業しているわけではありません。平日・荒天時は閉まっていることがあります。おにぎりやサンドイッチを自分で持参しておくと安心です。

乙女峠から金時山山頂まで片道どのくらいかかりますか?

乙女峠(標高1,005m)から金時山頂(1,212m)までは標高差約207mで、所要時間は約30〜40分です。乙女口バス停から乙女峠までが約50〜60分の上りなので、乙女口から山頂まで合計約1時間30分〜1時間40分になります。乙女峠自体も富士山の展望が開ける場所として有名で、ここで休憩を取ることをすすめます。

金時山の天気と季節の楽しみ方

金時山は低山(標高1,212m)のため、箱根エリアの天気予報に連動しています。平地の天気予報が「晴れ」であれば基本的に金時山も晴れている可能性が高いです。ただし春先(3〜4月)は箱根地域で霧が発生しやすく、山頂での展望が楽しめない日もあります。),冬(12〜2月)は霜や積雪で登山道が滑りやすくなることがあります。冬に訪れる場合は軽アイゼン(4〜6本爪)を携帯することをすすめます。

金時山は春・夏・秋・冬、いずれの季節も楽しめる山です。春(4〜5月)は山腹のアカヤシオ(薄いピンク色のツツジ)が見頃で、箱根の春山登山として人気があります。夏(7〜8月)は富士山への眺望にやや霞がかかりますが、仙石原の緑が美しく、涼しい山頂でゆっくりできます。秋(10〜11月)は紅葉と富士山の組み合わせが最高の時期で、山頂からの景色に加え仙石原のすすき草原も見頃を迎えます。

金時山の登山で一番忘れられないのは「山頂茶屋で豚汁を食べながら眺める富士山」という声が圧倒的に多いです。富士山が見える日は山頂で自然と会話が生まれ、見知らぬ登山者同士が「今日は見えますね!」と声をかけあう光景が珍しくありません。山の楽しみは展望だけでなく、そういった人との縁も含まれています。

まとめ

金時山は「箱根観光と登山を同時に楽しみたい」50代夫婦にぴったりの山です。山頂の茶屋で豚汁を食べながら富士山を眺める体験は、登山の醍醐味をギュッと凝縮した一場面といえます。

  • 乙女峠コース(標高差550m・膝への負担少)が50代夫婦の入門に最適
  • 山頂直下の急登に備えてグリップ力のある登山靴を準備
  • 富士山展望は秋〜冬の晴れた朝が最もおすすめ
  • 箱根フリーパスを使うとバス代がお得
  • 下山後は箱根湯本の温泉で疲労回復を

箱根ロマンスカーに乗って、金時山の山頂から富士山を眺める休日をぜひ計画してみてください。

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