上高地の閉山はいつ?2026年は11月15日と宿の営業終了日

黄葉した林の向こうに山並みが見える池 全国

上高地の2026年の閉山は11月15日(日)です。上高地公式サイトはこの日に閉山式を行って2026年のシーズンを終えると案内しています。長野県によると、翌日の11月16日から翌年4月中旬までは冬期閉鎖で、釜トンネルから上高地バスターミナルまでの県道は全面通行止めになります。

▶ 上高地の全体像は「上高地ハイキングは初心者向き?電車バス旅の入門」にまとめています。

ただし、上高地の宿は閉山の日より前に順番に営業を終えていきます。この記事では上高地公式サイト・長野県・環境省の発表をもとに、閉山までの日程と施設ごとの営業終了日、閉山後に入るときのルールを整理します。施設の営業終了日は日付順に並べ直し、曜日と閉山式までの日数を足しました。

黄葉した林の向こうに山並みが見える池

2026年の上高地の開山期間

長野県の「上高地交通規制について」によると、2026年(令和8年)の日程は次のとおりです。

項目2026年の日程
マイカー規制期間(バス・タクシーで入れる期間)4月17日(金)〜11月15日(日)
閉山式11月15日(日)
冬期閉鎖11月16日(月)〜翌年4月中旬

上高地へ続く県道上高地公園線は一般の車は1年を通して通れません。開通している間も通れるのは許可車・バス・タクシー・自転車などの軽車両だけで、長野県側は沢渡地区、岐阜県側は高山市のあかんだな駐車場でシャトルバスか定額タクシーに乗り換えます。2026年度は観光バスの規制日は設けられていません。

開通時間は4〜6月と9〜11月が午前5時から午後7時、7〜8月が午前5時から午後8時です。11月から翌年4月までは全面通行止めになります。閉山の日もバスは動いていますが、最終便の時刻は各バス会社の案内で確かめておきましょう。

閉山式はどんな行事か

閉山式はその年の上高地のシーズンを締めくくる行事です。環境省の2024年の報告では11月15日に河童橋のたもとで閉山式が行われ、関係者が皆で祈りを捧げたと書かれています。閉山式の前には環境省の取り組みで功績のあった人への表彰式も行われ、「自然公園指導員局長表彰」と「自然歩道関係功労者局長表彰」が贈られました。

閉山式は毎年同じ11月15日に行われます。2026年は日曜日にあたるため、週末に合わせて訪れやすい日程です。式そのものを見に行く場合も帰りのバスの時刻と閉鎖の時刻を先に確かめておくと安心です。

黄葉した木々と雲のかかる山、河原を歩く人

施設ごとの営業終了日(2026年)

上高地公式サイトの2026年10月6日のお知らせに載っている宿泊施設の営業終了日を日付の早い順に並べました。曜日と閉山式までの日数は編集部が計算したものです。

最終宿泊日曜日閉山式まで施設
10月31日土15日前明神館
11月3日火(祝)12日前森のリゾート小梨、山のひだや、氷壁の宿 徳澤園、横尾山荘
11月4日水11日前嘉門次小屋、徳沢ロッヂ
11月13日金2日前大正池ホテル
11月14日土前日上高地帝国ホテル、上高地温泉ホテル、上高地ルミエスタホテル、上高地アルペンホテル、上高地西糸屋山荘、五千尺ホテル上高地、ザ・パークロッジ上高地、ホテル白樺荘

並べてみると、明神・徳沢・横尾といった奥の宿は11月4日までに営業を終えます。11月5日以降に泊まれるのは河童橋や大正池のまわりの宿だけです。8軒は11月14日(土)の宿泊が最後で、翌朝のチェックアウトが閉山式の日と重なります。

同じ表から、上高地の中にある16軒のうち何軒に泊まれるかを夜ごとに数えると次のようになります。

泊まる夜営業している宿の数
10月31日(土)まで16軒
11月1日(日)〜3日(火・祝)15軒
11月4日(水)11軒
11月5日(木)〜13日(金)9軒
11月14日(土)8軒
11月15日(日)以降0軒(冬期閉鎖)

11月4日から5日にかけて、泊まれる宿は11軒から9軒に減り、選べるのは河童橋と大正池のまわりだけになります。閉山前の最後の週末にあたる11月14日(土)は8軒しか残らないので、この夜に泊まりたい場合は早めの予約が必要です。

お知らせでは坂巻温泉旅館と中の湯温泉旅館は通年営業(休業の場合あり)とされています。

閉山式の日(11月15日)に営業している食事・売店

日帰りで閉山式の日に訪れる場合、食事や買い物ができる場所は限られます。上高地公式サイトのお知らせに添えられた「2026年 シーズン終了予定」の資料から、11月15日(日)に営業する施設と終了時刻を抜き出しました。

施設食事喫茶売店
上高地食堂7:00〜14:007:00〜14:007:00〜12:00
五千尺ホテル上高地11:00〜15:0010:00〜15:008:00〜17:00
ホテル白樺荘8:00〜15:00―8:00〜15:00
上高地帝国ホテル―9:00〜11:008:00〜11:00
ザ・パークロッジ上高地―8:00〜12:30―
アルピコショップ――9:00〜15:00
ピッケル売店――8:00〜12:00
上高地ルミエスタホテル――7:30〜12:00
上高地温泉ホテル――7:00〜10:00
上高地アルペンホテル――8:00〜10:00

表の終了時刻は退出の時刻で、食事と喫茶の注文はその30分〜1時間前に締め切られます。15日に昼食を取れるのは上高地食堂・五千尺ホテル上高地・ホテル白樺荘の3か所で、遅くとも13時台には店に入っておくと安心です。

日帰り入浴と公共施設の終了日

  • 日帰り入浴:上高地ルミエスタホテルと上高地アルペンホテルは11月14日まで。15日は上高地温泉ホテルの7:00〜9:00だけ
  • インフォメーションセンター:11月15日の窓口は17時まで。シャワーは11月8日まで
  • 穂高神社奥宮(明神池):入場は11月14日まで。トイレも14日までの予定で、早く終わる場合あり
  • 東京医大上高地診療所:11月15日の診療は11時まで(早まる場合あり)
  • 上高地郵便局:11月15日10時に郵便の受付を終了
  • 上高地タクシー配車センター:11月15日18時30分ごろまで

明神・徳沢・横尾の食事と売店は11月3日〜4日で終わり、嘉門次小屋の食事も11月10日までです。11月中旬に明神池まで歩く日は、飲み物と行動食を河童橋の周辺で用意してから向かいましょう。どの施設も都合で変わる場合があるとされているので、行く直前に各施設へ確かめてください。宿の選び方は上高地の宿泊の記事に、温泉は上高地の温泉の記事にまとめています。

閉山の時期の上高地を歩くなら

11月に入ると、奥の宿が閉まるのに合わせて、明神や徳沢より先へ足を延ばす計画は立てにくくなります。11月5日以降は泊まれる場所が河童橋と大正池の周辺に限られるので、河童橋から大正池、明神池までの平坦な道を日帰りで歩く形が中心になります。コースの距離と時間は上高地のハイキングコースの記事で紹介しています。

霧のかかる山と川沿いのベンチ

閉山の時期は日中でも冷え込みが厳しくなる季節です。朝晩の行動を減らし、バスの最終便に余裕を持って間に合う時刻に歩き終える計画にしておくと安心です。新宿や松本からのバスの乗り継ぎは上高地へのアクセスの記事で扱っています。

上高地公式サイトのバスの案内では新宿・東京・名古屋・大阪などから上高地バスターミナルへ直行する高速バスが紹介されています。いずれも予約が必要です。閉山が近い時期の運行日は各バス会社のページで確かめてください。

閉山より先に通れなくなる焼岳の登山道

上高地から登る山の中には、閉山の日を待たずに通れなくなる道もあります。上高地公式サイトの2026年10月14日のお知らせによると焼岳の上高地側の登山道は、登山口から焼岳小屋までの区間が2026年10月22日(木)から全面通行止めになります。

理由は、登山道にかけられている梯子が冬の間は撤去されるためです。お知らせでは迂回路はないとされ、通行止めが解除されるのは2027年5月中旬の見込みです。閉山前の上高地から焼岳に登る計画は、10月21日までに組む必要があります。

乗り換えの駐車場と問い合わせ先

長野県のページではマイカーで向かう場合の乗り換え先として、長野県側の沢渡地区の駐車場が約2,000台分、岐阜県側の高山市あかんだな駐車場が約850台分と案内されています。どちらからもシャトルバスか定額タクシーで上高地に入ります。

内容問い合わせ先電話
規制全般環境省 中部山岳国立公園管理事務所0263-94-2024
シャトルバス(長野県側)上高地シャトルバスセンター(アルピコ交通)0263-26-3030
シャトルバス(岐阜県側)濃飛乗合自動車0577-33-7762
定額タクシー上高地タクシー共同配車センター0263-95-2350
定額タクシー沢渡タクシー共同配車センター0263-93-3336
道路情報日本道路交通情報センター050-3369-6620

閉山が近い時期は最終便の時刻や臨時便の有無をこれらの窓口で確かめられます。特に閉山式の当日は帰りのシャトルバスに乗る人が集中することも考えられるので、早めに河童橋を離れるくらいの余裕があると安心です。

閉山後の冬の上高地に入るときのルール

閉山後の上高地は冬山として扱われます。上高地公式サイトの「上高地へ冬季入山される方へ」では冬期閉鎖の間のルールを次のように案内しています。

  • 入口の中ノ湯ゲートで、全員が登山届を出す(目的地や入山の形にかかわらず)
  • トイレは冬期トイレを使う
  • 交通・宿泊・飲食の公園利用サービスはない
  • 雪崩・落石・地吹雪に注意する
  • 車道と歩道を歩き、湿原などには立ち入らない
  • キャンプは指定された小梨平だけで行う
  • ゴミや食料は持ち帰る
  • 冬山に準じた装備と技術を備える
雪の残る山と谷

入山は自己責任が原則で、観光目的の安易な入山は避けるよう求められています。環境省も冬期は開山期の公園利用サービスが提供されず、入山する場合は自己責任での冬山登山になるとしています。問い合わせ先は中部山岳国立公園管理事務所(0263-94-2024)です。

次のシーズンの始まり

冬期閉鎖は翌年の4月中旬まで続きます。2026年のマイカー規制は4月17日(金)から始まり、この日から上高地バスターミナルまでバスで入れるようになりました。2027年の開始日は長野県や上高地公式サイトの発表を待って確認してください。

赤く色づいたカエデの葉

閉山前の上高地を訪れるなら、10月中であれば奥の宿も含めて選べます。11月に入ってからは営業している宿と施設が日ごとに減っていくことを前提に計画しておくと、現地で困らずに済みます。

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