湯河原梅林の見頃はいつ?幕山626mと梅の宴の歩き方

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湯河原梅林の見頃は「梅の宴」が開かれる2月上旬から3月上旬が目安です。2027年の梅の宴は2月6日から3月7日までと湯河原温泉観光協会が発表しています。会場の幕山公園には紅梅と白梅が合わせて約4,000本植えられていて、梅林の上には標高626mの幕山がそびえます。

湯河原梅林は梅を見て帰るだけでなく、そのまま幕山に登って相模灘を見下ろせるのが特徴です。この記事では観光協会の案内にある数字を足し合わせ、梅林だけ歩く場合と山頂まで登る場合の時間、出かける時期の目安を整理しました。

岩壁の下の斜面に咲く湯河原梅林の梅
岩壁の下の斜面に広がる湯河原梅林(3月中旬)(写真:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

湯河原梅林とはどんな場所か

湯河原温泉観光協会の幕山公園のページと梅の宴のページから、基本の情報を書き出しました。

項目内容
会場幕山公園(神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋923)
梅の本数紅梅・白梅合わせて約4,000本
梅の宴の期間例年2月上旬〜3月中旬(2027年は2月6日〜3月7日)
梅の宴の時間9時〜16時
入園料梅の宴の期間は300円(15歳以上、中学生を除く)。期間外は無料
普通車の駐車料金梅の宴の期間は1回300円〜700円
問い合わせ湯河原町観光課 0465-63-2111

湯河原町の町民は町民証を見せると入園料が無料になります。町内の宿に泊まる人も無料になる場合があるので、宿に確かめておくと300円が浮きます。入園料は2026年の梅の宴から200円が300円に変わったため、古い案内の金額とは違います。

梅林と幕山の標高差

湯河原梅林の上にそびえる幕山の山頂は観光協会の案内で標高626mです。国土地理院の地図で山頂の標高を確かめると626.2mで、数字は一致しました。梅林は幕山の南の斜面のふもとに広がり、斜面の下から上へと梅の木が続きます。

梅林の中の道は斜面を登り下りするので、平らな公園を歩く感覚とは違います。足元は土の道が多いため、雨のあとはぬかるみやすく、歩き慣れた靴で出かけると安心です。梅林の奥には岩登りの練習場として知られる幕岩があり、梅の向こうに岩壁が見えるのも湯河原梅林ならではの眺めです。

紅梅と白梅が入り混じって咲く斜面
斜面を埋める紅梅と白梅(3月中旬)(写真:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

梅林から幕山の山頂へ登るコース

観光協会は湯河原梅林から幕山の山頂を回って戻る「幕山ハイキングコース」を紹介しています。歩行距離は約5.0km、歩行時間は155分です。区間ごとの時間は次のとおりです。

区間歩く時間
幕山公園バス停 → 幕山公園約5分
幕山公園 → 幕岩約5分
幕岩 → 幕山山頂約65分
幕山山頂 → 大石ヶ平・南郷山分岐約20分
大石ヶ平・南郷山分岐 → 夫婦の桜の郷約45分
夫婦の桜の郷 → 幕山公園約10分
幕山公園 → 幕山公園バス停約5分

区間の時間を足すとちょうど155分になり、観光協会の歩行時間と一致します。いちばん長いのは幕岩から山頂までの65分の登りで、ここが体力を使う区間です。観光協会は斜面がゆるやかで初心者向けのコースとしています。山頂からは相模灘や真鶴半島、初島が見えます。

休憩や梅林を見て回る時間を足すと、湯河原駅から戻るまで4時間ほどの行程です(推測)。梅林だけを歩くなら1時間ほどで回れますがせっかくなら山頂まで登って、海と梅林の両方を見る歩き方がおすすめです。初めての低山の選び方は低山登山の記事にまとめています。

「湯河原梅林」と彫られた石碑と梅の木
湯河原梅林の石碑。幕山の登山口でもある(写真:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

湯河原駅からの行き方

電車なら観光協会の案内のとおり、JR湯河原駅から「幕山公園行」のバスに乗り、終点の幕山公園で降ります。乗車時間は約15分です。梅の宴の期間は湯河原駅と幕山公園を結ぶ臨時の直通バスも走ります。2027年の臨時バスの時刻は観光協会のページで順次発表されます。

車の場合は国道135号の「幕山公園(梅林)入口」交差点を右折して約1.7km進み、宮ノ入橋の手前を左折してさらに約1.7km進みます。梅の宴の週末は駐車場が混み合うので、早い時間に着くか電車とバスを使うと待ち時間を減らせます。

バス停から梅林までの距離

観光協会のハイキングコースの案内では行きのバスを約15分、帰りの幕山公園から湯河原駅までのバスを約10分としています。行きと帰りで5分違うのは案内の書き方の差とみられ、実際の時間は道路の混み具合で変わります(推測)。帰りのバスの時刻は行きのバスを降りたときに確かめておくと、山頂で過ごす時間を決めやすくなります。

幕山公園バス停から公園までは歩いて約5分です。梅林の入口には売店や休憩所が並び、梅の宴の期間は催しも開かれます。2026年は梅林寄席や箏の演奏などの催しがありました。

梅の宴ののぼりが並ぶ幕山公園の駐車場
梅の宴の期間の幕山公園(写真:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

見頃の年ごとのずれ

湯河原梅林の開花の記録は公開されていないため、気象庁が梅の開花を観測している横浜と静岡の記録を見ました。気象庁の生物季節観測累年表の2016年から2025年までの10年間で、平均の開花日を出しています。

観測地点10年間で最も早い年10年間で最も遅い年10年の平均平年値(1991〜2020年)
横浜2024年の1月15日2022年の2月14日1月30日2月1日
静岡2024年の1月9日2025年の1月27日1月16日1月17日

湯河原は横浜と静岡の間にあり、海に面した温暖な土地です。横浜の開花の平均(1月30日)から2〜3週間後に湯河原梅林が見頃を迎えると考えると、梅の宴の期間の2月中旬から下旬に当たります(推測)。開花は咲き始めの日で、見頃はそこから2〜3週間ほどあとが目安です。

梅林は斜面に広がるため、ふもとの梅から先に咲き、上の梅ほど遅れて咲くことがあります(推測)。出かける直前は湯河原町や観光協会が出す開花の情報を確かめてください。

梅林の下を流れる岩の多い沢と山並み
梅林の下を流れる沢(3月中旬)(写真:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

下山道の見どころと梅の宴のあとの幕山公園

幕山ハイキングコースの帰り道は山頂から大石ヶ平・南郷山の分岐を回り、夫婦の桜の郷を通って幕山公園へ戻ります。観光協会はこの下りの途中にある大きな楠の林と、夫婦の桜の郷を見どころに挙げています。登りと同じ道を戻らないので、山の北側と南側の景色の違いを楽しめます。

梅の宴が終わったあとの幕山公園は入園料がかからず、自由に入れます。観光協会によると園内には梅のほかに桜、紫陽花、シャクナゲ、キンモクセイが植えられ、季節ごとに花が変わります。4月からの半年間はバーベキューにも使えます。

梅の時期に幕山へ登って道を覚えておけば、春の桜や初夏の紫陽花の時期にもう一度歩く計画が立てやすくなります。季節を変えて同じ山を歩くと、湯河原梅林の斜面がどれほど広いのかも見えてきます。梅の宴の期間中は観光協会が事前申込制の幕山ハイキングを開くこともあり、2026年は2月20日と27日に行われました。

2月の梅林と山頂の気温

湯河原に近い小田原のアメダス(標高14m)の平年値(1991〜2020年)は次のとおりです。

月平均気温日最高気温日最低気温
1月5.3℃10.6℃0.6℃
2月6.1℃11.3℃1.3℃
3月9.2℃14.1℃4.4℃

2月の小田原は朝でも平均で1℃を超え、首都圏の中では暖かい土地です。気温は標高が100m上がるごとにおよそ0.6℃下がるので、幕山の山頂(626m)は小田原より約3.7℃低くなる計算です。2月の山頂の平均気温は2℃台、朝は氷点下になることもある見込みです(推測)。

梅林で過ごす時間は暖かくても山頂へ登ると風が当たって冷えます。薄手のダウンや手袋を1つザックに入れておくと、山頂で長く休めます。

湯河原梅林を歩くときの注意

  • 梅の宴の期間は入園料(300円)と駐車料金(1回300円〜700円)がかかる
  • 梅林の中は斜面の土の道。雨のあとは滑りやすいので歩き慣れた靴で
  • 幕山の山頂まで登るなら約5.0km・155分。水と行動食を持つ
  • 幕岩は岩登りの練習場。岩壁の下では落石に気をつけ、立ち止まらない
  • 週末は駐車場が混む。臨時の直通バスを使うと待ち時間を減らせる

となりの熱海市の熱海梅園は梅まつりが1月に始まります。同じ時期に見頃を迎える首都圏の梅林として、小田原の曽我梅林、埼玉の越生梅林、八王子の高尾梅郷も紹介しています。

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