袋田の滝の見どころは?紅葉と氷瀑の時期と料金

袋田の滝の紅葉 季節特集

袋田の滝は茨城県大子町にある高さ120m・幅73mの滝で、日本三名瀑の一つに数えられています。見どころは11月の紅葉と、1〜2月に滝が白く凍る氷瀑です。茨城県の観光サイトは紅葉のおすすめの時期を例年11月10日前後としています。滝はトンネルの先の観瀑台から見る形で、利用料は2025年7月から大人500円になりました。

▶ 紅葉の全体像は「紅葉の名所はどこ?50代が電車で行く山13選」にまとめています。

袋田の滝は季節ごとに姿が変わる滝で、春の新緑や夏の水しぶきも楽しめます。この記事では大子町と茨城県の公式の資料から料金や営業時間、駐車場を整理し、季節ごとの見どころと、滝の上の月居山を回るハイキングコースをまとめました。

紅葉した山に囲まれた谷の奥に落ちる袋田の滝
紅葉の時期の袋田の滝(2022年11月)(写真:Raita Futo from Tokyo, Japan / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

袋田の滝とはどんな滝か

大子町の袋田の滝のページから、基本の情報を書き出しました。

項目内容
所在地茨城県久慈郡大子町袋田3-19
大きさ高さ120m・幅73m
別名四度(よど)の滝
名勝の指定平成27年(2015年)3月10日、上流の生瀬滝とともに国の名勝
見る場所観瀑施設(袋田の滝トンネル)の先の第1観瀑台と第2観瀑台
問い合わせ袋田観瀑施設管理事務所 0295-72-4036

「四度の滝」という別名は滝の流れが大きな岩壁を四段に落ちることから付いたとされています。もう一つの説として、平安時代の歌僧の西行法師がこの地を訪れ、四季に一度ずつ来なければ本当の趣はわからないとたたえた話も伝わっています。どちらの説も季節ごとに見に来る価値のある滝だということを示しています。

茨城県の観光サイトは西行法師が袋田の滝を「花もみち 経緯にして 山姫の 錦織出す 袋田の瀧」と詠んだと紹介しています。紅葉を縦糸と横糸にたとえ、山の女神が錦を織り出したようだという歌で、秋の袋田の滝の姿がそのまま歌になっています。紅葉の時期の滝が昔から名高かったことがわかります。

滝は久慈川の支流の滝川にかかっています。上流には落差約15mの生瀬滝があり、袋田の滝とともに国の名勝に指定されました。生瀬滝は袋田の滝を見上げる吊り橋を渡り、月居山のハイキングコースを上った先から見られます。

観瀑台の利用料と営業時間

滝を見るには観瀑施設(袋田の滝トンネル)を通ります。大子町によると、利用料は2025年7月1日から次の金額に変わりました。

区分個人団体(20名以上)
大人(中学生を除く15歳以上)500円400円
子ども(小学生と中学生)300円200円

改定前の料金は大人300円、子ども150円でした。大人は200円、子どもは150円の値上げで、子どもの料金は2倍になっています。大子町観光協会はトンネルなどの完成から50年近くたって施設が古くなり、人件費も上がって整備や管理の費用がかさんでいることを改定の理由に挙げています。観光情報サイトの中には古い料金のままのものがあるので、金額は町のページで確かめるのが確実です。障害者手帳などを見せると利用料が免除になり、介護をする人も1人まで免除されます。

時期営業時間
5月〜10月8時〜18時
11月8時〜17時
12月〜4月9時〜17時

営業は年中無休です。紅葉の11月は8時に開き、氷瀑の12月から4月は9時に開きます。冬は開く時間が1時間遅くなるので、朝早く着いても9時までは待つことになります。トンネルの照明は2023年4月にLEDに改められ、光の演出で滝までの道のりを彩るようになりました(大子町のお知らせ)。

第1観瀑台と第2観瀑台

トンネルの先の第1観瀑台は滝の正面の近くにあり、エレベーターで上がる第2観瀑台からは滝の上の段まで見渡せます。茨城県の観光サイトは第1観瀑台では迫力のある滝が第2観瀑台では赤や黄色に色づく紅葉と滝が見られると紹介しています。ペットは第1観瀑台までは入れますがエレベーターから上の第2観瀑台へは入れません。

紅葉した木々の間から滝を眺める観瀑台の人たち
紅葉の時期の観瀑台(2017年11月)(写真:Σ64 / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons)

季節ごとの見どころ

大子町と茨城県の資料にある季節ごとの姿を営業時間と合わせて並べました。

季節滝の姿その時期の営業時間
春氷が溶けて水の音が戻り、新緑に囲まれる9時〜17時(4月)、8時〜18時(5月)
夏水しぶきが日を浴び、虹が出ることもある8時〜18時
秋渓谷が紅葉で彩られる。おすすめは例年11月10日前後8時〜17時(11月)
冬寒さが厳しいと滝全体が白く凍る。凍らない年もある9時〜17時

茨城県は冬の袋田の滝について、厳しい寒さで滝全体が真っ白に凍結すると紹介する一方、天候によっては凍結しない場合もあると書いています。紅葉と氷瀑はどちらも年によって時期がずれるので、出かける日を決める前に様子を確かめる手間が欠かせません。凍った姿を見たいなら、冷え込みが続いたあとの1月から2月に出かける前に大子町のライブカメラで滝の様子を確かめると外しにくくなります(推測を含む)。冬には光で滝を照らす「大子来人(ダイゴライト)」というイベントも開かれ、夜の滝が墨絵のように浮かび上がると県は紹介しています。

観瀑台の窓の向こうに見える白く凍った袋田の滝
凍った袋田の滝(2006年1月下旬)(写真:Ka23 13 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

袋田駅と駐車場からの行き方

茨城県の観光サイトによると、JR水郡線の袋田駅からバスで約10分です。国土地理院の地図で測ると、袋田駅から滝までは直線で約2.7km、標高は駅の96mに対して滝の近くは144mでした。車なら常磐自動車道の那珂ICから約60分です。

駐車場台数滝までの距離料金
町営第1駐車場37台約1km無料
町営第2駐車場223台約1.5km無料

町営の駐車場はどちらも無料ですが滝までは1km以上歩きます。台数の多い第2駐車場からは約1.5kmで、往復すると3kmになります。ゆっくり歩いて片道20〜25分ほどかかる距離で、観瀑台での時間を合わせると駐車場から2時間ほどみておくと慌てずに回れます(推測)。紅葉の週末は第1駐車場が早く埋まりやすいので、最初から第2駐車場に停めるつもりで計画すると迷いません(推測)。滝の手前には袋田の滝商店街があり、商店街の店や駐車場では車いすを無料で貸し出しています。袋田の滝観瀑施設管理事務所でも電動の車いすを2台無料で貸しているので、足に不安のある人も滝まで行けます。

緑の木々に囲まれて流れ落ちる袋田の滝
緑の季節の袋田の滝(2022年9月)(写真:るーと16 / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons)

滝の上の月居山を歩くコース

大子町の「箕輪・袋田・鷲の巣山登山コース」では袋田の滝を中心に3つのモデルコースを紹介しています。

コース道順所要時間
A(一般レベル)袋田駅→袋田温泉→七曲がり→月居山→生瀬滝→袋田の滝→袋田駅2時間30分
B(健脚レベル)上小川駅→山造→鷲の巣山→下津原→袋田駅3時間50分
C(健脚レベル)袋田駅→南田気→箕輪→太郎山→小久慈→常陸大子駅3時間30分

Aコースは月居山に登ってから生瀬滝を見て、袋田の滝へ下りてくる一般向けのコースです。大子町によると、月居山の山頂にはかつて月居城があり、山には大同2年(807年)に建てられたと伝わる月居観音があります。国土地理院の地図では月居山の山頂は標高約400mで、袋田の滝の近くからは250mほど上ることになります(推測を含む)。滝を見るだけでは物足りない人はAコースで滝の上から下までを一度に歩けます。

袋田の滝の周りには奥久慈男体山などの山も連なります。奥久慈男体山の登山コースと袋田の滝への歩き方は奥久慈男体山の記事で紹介しています。Aコースは袋田駅から歩き始めて駅に戻る周回なので、電車で来た人は車の心配をせずに歩けます。冬の山道は落ち葉や霜で滑りやすくなるので、滝の見物と同じ靴ではなく、山歩きの靴で出かけます。

赤や黄色の紅葉の中を四段に落ちる袋田の滝
袋田の滝と紅葉(2017年11月)(写真:Σ64 / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons)

袋田の滝に出かけるときの注意

  • 観瀑施設の利用料は2025年7月から大人500円・子ども300円。古い料金の案内に注意
  • 12月〜4月は9時開場。冬の朝は開場まで待つことがある
  • 紅葉のおすすめは例年11月10日前後。氷瀑は凍らない年もある
  • 町営駐車場は無料だが滝まで1〜1.5km歩く
  • 第2観瀑台へはペットを連れて入れない

紅葉と滝を一緒に見られるほかの名所は紅葉と滝の記事、同じ茨城の梅の名所は偕楽園の梅まつりの記事で紹介しています。

冬の冷え込みで白っぽくなった袋田の滝の岩壁
1月の袋田の滝(2017年1月)(写真:Σ64 / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons)

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