宝登山の蝋梅はいつ見頃?ロープウェイと登山コース

宝登山の蝋梅の花 奥多摩・奥武蔵

宝登山は埼玉県長瀞町にある標高497mの低山です。関東で最も早く花が咲く山のひとつで、12月下旬から蝋梅(ろうばい)が開花します。ロープウェイで5分、秩父鉄道の長瀞駅から徒歩20分と、公共交通だけで完結します。

▶ 低山の全体像は「低山登山とは?初心者に選ばれる魅力と山の選び方」にまとめています。

この記事では宝登山の蝋梅の見頃、ロープウェイの運賃と運行時間、登山コースの所要時間、山頂の見どころをまとめました。冬に登れる山を探している方に向いた内容です。

私は高尾山や大山を歩いてきましたが、宝登山は真冬に花を目当てに登れる点が関東の低山のなかでも独特です。同じように電車で行ける山は関東の電車で行ける登山ガイドにまとめています。

この記事でわかること

  • 宝登山の蝋梅の見頃|12月下旬から2月下旬の開花
  • ロープウェイの運賃と運行時間(2026年時点)
  • 登山コースの所要時間と難易度
  • 山頂の見どころ|蝋梅園・梅百花園・小動物公園
  • 冬に登るときの服装と持ち物
  • 歩く距離を抑えた日帰りモデルプラン
宝登山の蝋梅の花

宝登山の蝋梅はいつが見頃?

蝋梅は宝登山を代表する花で、開花時期は12月下旬から2月下旬です。花の少ない真冬に咲くため、関東の山で最も早い花見ができます。

時期状態見どころ
12月下旬〜1月上旬咲き始め早咲きの株が開く。人が少ない
1月中旬〜2月上旬見頃西ろうばい園と東ろうばい園が最盛期
2月中旬〜2月下旬蝋梅の終盤と梅の開始梅百花園に切り替わる
3月中旬〜4月上旬山頂周辺の桜。蝋梅とは別の見頃

蝋梅園は西ろうばい園が3,000平方メートル、東ろうばい園が2,000平方メートルあり、あわせて約800株・約3,000本が植えられています。関東有数の規模です。

開花は年によって前後します。暖冬の年は早まり、寒い年は遅れます。宝登山ロープウェイ公式サイトでは開花状況が随時更新されるため、出発前に確認してください。

蝋梅の香りという見どころ

蝋梅は花の見た目だけでなく香りが強い花です。半透明の黄色い花びらが蝋細工のように見えることが名前の由来で、甘い香りが園内に広がります。

香りは気温が上がる日中に強くなります。朝いちばんより、10時から14時に訪れた方が香りを感じやすくなります。

山を登るロープウェイ

宝登山ロープウェイの運賃と運行時間

宝登山ロープウェイは山麓駅と山頂駅を結び、全長832mを2台のゴンドラが行き来します。

券種大人(12才以上)小人(3才以上)
片道700円350円
往復1,200円600円

運行時間は平日が9:40〜17:00、土休日が9:30〜17:00です。運行間隔は15分から45分程度で、時間帯によって変わります。

  • 全長832mを約5分で結ぶ。四線交走式で2台のゴンドラが往復する
  • 蝋梅期・春・夏休み・紅葉期は繁忙期として土休日ダイヤで運転される
  • 多客時は臨時運転が実施される
  • 往復1,200円。片道700円なので、往復にすると200円お得になる

蝋梅の最盛期は平日でも土休日ダイヤで運行されます。運行間隔が短くなるため、この時期はむしろ待ち時間が読みやすくなります。

冬の山頂からの展望

宝登山の登山コースと所要時間

宝登山は標高497mで、歩いて登る場合も1時間前後です。ロープウェイと歩きを組み合わせる選び方もできます。

コース片道の目安路面
ロープウェイ約5分山頂駅まで。歩かずに上がれる
表参道(宝登山神社から)約50分舗装路と山道。傾斜は緩やか
宝登山道路(車)約10分山麓駅の駐車場まで。山頂へは徒歩
長瀞アルプス縦走約2時間30分野上駅から尾根伝い。歩き応えがある

歩く距離を抑えるならロープウェイです。山頂駅から蝋梅園までは徒歩数分で、園内も緩やかな傾斜になっています。

表参道は傾斜が緩く、標高差も約350mです。歩いて登っても1時間かからないため、体力に応じて登りだけ歩く選択もできます。

長瀞アルプスは野上駅から宝登山まで尾根をたどるコースです。歩行時間が2時間30分ほどあり、宝登山で最も歩き応えのある選択肢になります。

山頂の見どころ

宝登山の山頂には花の園地と小動物公園があり、季節を通じて見どころがあります。

  • 西ろうばい園・東ろうばい園|約3,000本の蝋梅。12月下旬〜2月下旬
  • 梅百花園|約170種の梅。2月中旬〜3月中旬
  • 宝登山小動物公園|ニホンザルやホンシュウジカ。入園料は大人500円・小人250円
  • 山頂からの展望|秩父の町並みと武甲山・両神山を一望できる
  • 宝登山神社の奥宮|山頂近くにある。山麓の本殿とあわせて参拝できる

関東の低山で冬に登れる山を比較するなら鋸山の登山ガイドも参考になります。山頂からは武甲山と両神山が正面に見えます。空気の澄む冬は稜線がくっきり出るため、蝋梅の時期は花と展望の両方が楽しめる季節でもあります。

冬の山道と梅林

長瀞アルプス縦走という選択

歩き応えを求めるなら、野上駅から宝登山へ尾根をたどる長瀞アルプスがあります。標高200m台の低い尾根が続き、最後に宝登山へ登り上げる構成です。

区間所要時間特徴
野上駅〜萬福寺(登山口)約20分住宅地の舗装路
萬福寺〜氷池分岐約50分落ち葉の積もる尾根道。展望は少ない
氷池分岐〜宝登山山頂約50分最後に約200段の階段が続く
宝登山山頂〜長瀞駅約50分下りは表参道。ロープウェイでも可

全体で約2時間30分の歩行時間です。標高差は小さいものの、最後の階段区間で一気に登り上げるため、体力配分はここに残しておきます。

冬は落ち葉で道が見えにくくなる区間があります。分岐に道標はありますが、初めて歩く場合は地図を携行してください。

冬に登るときの服装と持ち物

宝登山の山頂は標高497mで、気温は平地より約3度低くなります。ただし蝋梅期は真冬にあたるため、体感の寒さは数字以上になります。

場所1月中旬の日中の目安備考
熊谷・寄居約9度平地の冬の服装
長瀞駅周辺約8度荒川の谷筋で風が抜ける
宝登山山頂(497m)約6度遮るものが少なく風を受ける
  • 長袖シャツにフリース、防風性のあるシェルを重ねる3層構成にする
  • ロープウェイで一気に上がると体が温まっていない。降りた直後が最も寒い
  • 蝋梅園を歩く時間は立ち止まりが多い。動かない時間の寒さを想定する
  • 手袋とニット帽を必ず入れる。撮影で手を出す時間が長くなる
  • 霜や凍結で園路が滑る日がある。靴底に溝のある靴を選ぶ

秩父は放射冷却で朝の冷え込みが強い地域です。1月の早朝は氷点下になる日も多く、日が差すまでは体感がかなり下がります。

冬の里山と青空

日帰りモデルプラン|長瀞駅起点

電車とロープウェイを使い、歩く距離を抑えた1日の流れは次のとおりです。

時刻行程
10:00秩父鉄道 長瀞駅着(池袋駅から約2時間)
10:10宝登山神社を参拝(駅から徒歩約15分)
10:40徒歩でロープウェイ山麓駅へ
11:00ロープウェイで山頂へ(約5分)
11:15西ろうばい園・東ろうばい園を散策
12:00山頂から武甲山・両神山の展望
13:00ロープウェイで下山
13:30長瀞の岩畳を散策して駅へ

長瀞駅の周辺には岩畳や食事処があり、下山後の時間を使えます。歩行時間が短いため、午後を観光にあてる余裕が生まれます。

よくある質問|宝登山

宝登山の蝋梅はいつが見頃ですか?

12月下旬から2月下旬に咲き、見頃は1月中旬から2月上旬です。西ろうばい園と東ろうばい園に約800株・約3,000本が植えられています。開花は年によって前後します。

宝登山ロープウェイの料金はいくらですか?

大人が片道700円、往復1,200円です。小人は片道350円、往復600円になります。全長832mを2台のゴンドラが行き来します。

宝登山は歩いて登れますか?

登れます。宝登山神社からの表参道で片道約50分です。標高497m・標高差約350mで傾斜は緩やかなため、登りだけ歩いて下りをロープウェイにする組み方もできます。

長瀞駅から宝登山までどれくらいですか?

徒歩約20分でロープウェイ山麓駅に着きます。途中に宝登山神社があるため、参拝しながら歩く形になります。

宝登山は冬でも登れますか?

登れます。むしろ蝋梅が咲く12月下旬から2月が宝登山の最盛期です。ただし秩父は朝の冷え込みが強く、山頂は約6度まで下がるため防寒が必要です。

まとめ

宝登山は標高497mの低山ながら、関東で最も早く花が咲く山です。真冬に見頃を迎える蝋梅と、山頂からの武甲山・両神山の展望が同時に楽しめます。

  1. 日程を1月中旬から2月上旬に置く。蝋梅の見頃で、空気も最も澄む時期になる
  2. 行き方を決める。歩かずに見るならロープウェイ往復1,200円、歩くなら表参道約50分を選ぶ
  3. 防寒を厚めにする。山頂は約6度まで下がり、園内は立ち止まる時間が長い
  • 蝋梅は12月下旬〜2月下旬。見頃は1月中旬〜2月上旬
  • ロープウェイは片道700円・往復1,200円。全長832m
  • 運行は平日9:40〜17:00、土休日9:30〜17:00。蝋梅期は土休日ダイヤ
  • 2月中旬からは梅百花園、3月中旬からは桜と見どころが続く

開花状況は年によって変わります。出発前に公式サイトで当年の開花状況を確認してから、日程を最終決定してください。

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