河津桜の見頃はいつ?河津桜まつりと過去5回の開花日

「静岡県 河津桜と踊り子号」FIND/47プロジェクトより 伊豆河津町、河津川沿いの河津桜と踊り子号 季節特集

河津桜の見頃は河津桜まつりが開かれる2月中旬から3月上旬が目安です。2026年の第36回河津桜まつりは2月7日から3月8日まで開かれ、2月13日に見頃が宣言されました。河津町観光協会によると、河津川沿いには約850本、町全体では約8,000本の河津桜が咲きます。

河津桜はソメイヨシノより1か月以上早く咲く桜で、河津町で見つかった1本の木から全国に広がりました。この記事では町と観光協会の資料から河津桜の由来とまつりの様子を整理し、公式サイトが公開している過去5回の開花日から、出かける時期の目安をまとめました。

河津川の岸に咲く河津桜と川の上流の山並み
河津川沿いの河津桜(3月上旬)(写真:9689tatsuya / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons)

河津桜とはどんな桜か

河津町観光協会の河津桜のページから、由来と広がり方を年表にしました。

時期できごと
1955年ごろ河津町で早咲きの桜が見つかる
1975年ごろ河津川の河口付近や伊豆急行河津駅の付近に約200本を植える
1991年2月第1回河津桜まつりを開く
1999年まつりの来訪者が100万人を超える
現在河津川沿いに約850本、町全体で約8,000本

観光協会は河津桜を早咲きのオオシマザクラ系とカンヒザクラ系が自然に交わってできた品種としています。花の色は淡い紅色で、ソメイヨシノより濃いピンクに見えます。1本の木から増やした桜が町じゅうに植えられ、第1回のまつりから8年後の1999年には来訪者が100万人を超えました。

発見された元の木は「河津桜の原木」として今も町内に残っています。国土地理院の地図で測ると、伊豆急行の河津駅から原木までは直線で約1.2kmで、河津川をさかのぼった所にあります(推測を含む)。原木にはライブカメラが置かれ、公式サイトから咲き具合を見られます。

過去5回の開花日

河津桜まつり公式サイトの開花情報のページには第32回から第36回までの開花日が目安として載っています。年に直して並べました。

回年開花日(公式サイトの目安)
第32回2022年2月26日
第33回2023年2月17日
第34回2024年2月12日
第35回2025年2月28日
第36回2026年2月13日

5回の中で最も早い2024年の2月12日と最も遅い2025年の2月28日では16日の差があります。2026年は2月13日で、この日は見頃の宣言が出た日とも同じです。まつりは毎年2月上旬に始まりますが5回のうち2回は見頃が2月下旬までずれ込んでいます。

開花が遅れた2025年の第35回は河津町役場によるとまつりの期間を3月9日まで9日間延ばしました。3月上旬も多くの花見客が見込まれたためです。2月上旬のまつり開幕に合わせて出かけると、年によってはまだ咲き始めのことがあります。2月中旬以降に日を決め、直前に公式サイトの開花情報を確かめるのが確実です(推測)。

桜の咲く川岸の先を走る特急列車と山並み
河津川の鉄橋を渡る特急列車と河津桜(2023年2月下旬)(写真:Kirin7739 / CC0 / Wikimedia Commons)

ソメイヨシノとの差

河津桜がソメイヨシノよりどれだけ早く咲くかを気象庁のさくらの開花の累年表にある静岡のソメイヨシノの開花日と比べました。

年河津桜の開花日(公式サイトの目安)静岡のソメイヨシノの開花日差
2022年2月26日3月21日23日
2023年2月17日3月19日30日
2024年2月12日3月30日47日
2025年2月28日3月26日26日

4年の差の平均は約32日で、河津桜はソメイヨシノより1か月ほど早く咲いています。差が最も大きかったのは2024年の47日で、河津桜が早く咲いた一方でソメイヨシノは平年(3月24日)より遅れました。河津桜とソメイヨシノでは咲く早さを決める条件が違い、同じ年でも早い遅いが一致しないことがわかります(推測)。静岡の桜は平地の観測で、河津町の桜とは場所も違うので、差は目安として見てください。

河津桜まつりの期間と駐車場

観光協会の河津桜まつりのページと公式サイトから、まつりの基本の情報をまとめました。

項目内容
期間2026年は2月7日〜3月8日(年によって延長あり)
普通車の駐車料金日中(8時30分〜17時)1台1,000円、夜間(18時〜21時)1台300円
大型車の駐車料金日中1台7,000円、夜間1台1,000円
バイク日中1台500円
駐車場から会場まで駅前会場・峰温泉会場まで約700〜800m
開花の問い合わせ河津桜情報ダイヤル 0558-34-1560(1〜3月)

駐車場は予約できません。町内に泊まる人は夜間の駐車料金が無料になり、券は宿で受け取ります。観光協会のページでは町内の駐車場を合わせて普通車約1,700台としています。混み合う日を避けるなら、河津バガテル公園の無料駐車場(250台)も使えますが会場までは上り下りのある道を歩くことになります。

電車で行く場合

公式サイトのアクセスのページによると、東京駅から河津駅までは特急踊り子号で約2時間40分です。新幹線を使う場合は熱海駅でJR伊東線の伊豆急下田行きに乗り換えます。車なら新東名の長泉沼津ICか東名の沼津ICから約80km、約1時間20分です。まつりの期間は周辺の道が混むため、伊豆高原駅に車を停めて伊豆急行で河津駅へ向かうパーク&トレインも案内されています。

河原の石の上を流れる河津川と桜の並木
河津川の河原と桜並木(3月上旬)(写真:Koichi Oda / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons)

公式サイトはまつりの期間、とくに桜の見頃の時期は周辺の道が混むと予想しています。道路の混み具合は静岡交通情報センター(050-3369-6622)に問い合わせられます。見頃の宣言が出たあとの最初の週末は人も車も最も多くなりやすいので、平日に休みを取れるなら平日を選ぶと川沿いを落ち着いて歩けます(推測)。東京から日帰りするなら、特急踊り子号で片道約2時間40分を見込み、川沿いで過ごす時間を3時間ほど取ると無理のない計画になります(推測)。

菜の花と夜の桜並木

河津桜の並木の足元には菜の花が植えられ、ピンクと黄色が重なる景色を観光協会は伊豆半島の絶景の一つとしています。公式サイトによると、河津駅の近くの菜の花ロードは9月29日に草刈りを終え、翌月に次のまつりに向けて種をまく予定でした。花の時期だけでなく、半年前から準備が始まっていることがわかります。

観光協会のまつりのページは桜のトンネルのライトアップにも触れています。公式サイトの駐車場の案内では夜間の時間帯を18時から21時としていて、夜も花を見に訪れる人がいることを前提にしています。昼に川沿いを歩いて町内に泊まり、夜の桜並木を見直す回り方なら、町内の宿泊者は夜間の駐車料金がかかりません。

開花を確かめる方法

公式サイトには浜橋、河津桜の原木、河津桜観光交流館の駐車場、来宮橋の4か所のライブカメラがあります。電話の河津桜情報ダイヤルは1月から3月まで24時間の自動音声で、2月1日から28日までは随時更新されます。公式サイトは開花日を「あくまでも目安」としているので、出かける前日にカメラの映像で咲き具合を見ておくと外しにくくなります。

2月の伊豆東海岸の気温

河津町に近い稲取のアメダス(標高130m)の平年値(1991〜2020年)は次のとおりです。

月平均気温日最高気温日最低気温
1月6.9℃10.6℃3.9℃
2月7.2℃11.2℃4.0℃
3月10.0℃13.9℃6.5℃

2月の朝でも平均で4℃あります。東京の青梅のアメダスの2月の朝の平均(マイナス1.3℃)と比べると5℃ほど暖かい土地です。河津駅は標高4m、原木の辺りでも14mで、桜並木はほとんど海の高さの川沿いにあります。日中は11℃を超えるので、川沿いを長く歩くと汗ばむ日もあります。風の強い日は川の上を吹き抜ける風が冷たいので、脱ぎ着しやすい上着で出かけます。

赤い橋の手前の河原を歩く花見客と桜
河津川の河原を歩く花見客(3月上旬)(写真:Koichi Oda / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons)

河津桜を見て回るときの注意

  • まつりの開幕直後は咲き始めの年がある。過去5回の開花日は2月12日〜28日
  • 公式サイトのライブカメラ(原木・浜橋など)で直前の咲き具合を確かめる
  • 駐車場は予約できない。週末はパーク&トレインや電車が確実
  • 駐車場から会場までは700〜800m歩く
  • 川沿いの河原は石が多い。歩きやすい靴で

神奈川県の松田山の河津桜は本家より早く見頃になる年もあります。伊豆の山を歩くなら天城山も紹介しています。同じ時期の花の名所として、伊豆の玄関口の熱海梅園や、となりの湯河原梅林も合わせて計画できます。京急線の線路沿いに約1,000本が並ぶ三浦海岸の河津桜も紹介しています。

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