曽我梅林の見頃はいつ?下曽我駅からの行き方と梅まつり

曽我梅林と富士山(神奈川県小田原市) 季節特集

曽我梅林の見頃は例年2月中旬から下旬が目安です。神奈川県小田原市にある梅林で、曽我別所梅まつり観光協会によると約35,000本の白梅が植えられています。2026年の小田原梅まつりは2月7日から3月1日まで開かれました。

曽我梅林は首都圏の梅の名所の中でも咲くのが早い場所です。この記事では梅林までの行き方と、近くの気象庁の観測点の記録から見た咲く時期の目安をまとめました。下曽我駅ではSuicaやPASMOで改札を通れないなど、電車で行くときに知っておきたい点もあります。

白梅の咲く曽我梅林と雪をかぶった富士山
曽我梅林と富士山(2月下旬)(写真:Quercus acuta / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

曽我梅林とはどんな場所か

公式の案内と旅行ガイドから、基本の情報を書き出しました。

項目内容出典
所在地神奈川県小田原市曽我別所・中河原ANA
梅の本数約35,000本。ほとんどが白梅観光協会
収穫量毎年600〜650トンの梅が収穫されるANA
満開の時期例年2月中旬〜下旬ANA
梅まつり2026年は2月7日〜3月1日観光協会
入園料無料ANA
売店9時ごろ〜16時ごろ(梅まつりの期間のみ)ANA

ANAの旅行ガイドは曽我梅林を別所と中河原の2つの梅林の総称としています。観光協会のアクセスの案内には下曽我駅から原梅林を経由して歩く道も書かれていて、駅から梅林までの道沿いにも梅の畑が続きます。

白梅がほとんどの理由

観光協会の説明によると、曽我梅林は食用の梅を育てる農家が中心になって運営している梅林です。梅干しにする実を取るのが目的なので、植えられている梅のほとんどが白い花の白梅です。紅梅の多い観賞用の梅林とは一面が白く見える景色が違います。

北条氏の時代から続く梅

小田原では約600年以上前、北条氏の時代に梅の実を兵糧にするため城下に多くの梅の木が植えられました。江戸時代には小田原藩主の大久保氏が梅の栽培を勧め、箱根越えの宿場町として、旅人の弁当の防腐やのどの渇きをいやす梅干しが重宝されたと観光協会は書いています。

梅林を見下ろした先に広がる箱根方面の山並み
曽我梅林から箱根方面を望む(2月下旬)(写真:Ozawajun / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons)

下曽我駅からの行き方

観光協会の交通アクセスのページの内容をまとめました。

経路所要時間
JR御殿場線 下曽我駅から徒歩約15分(原梅林を経由すると約20分)
JR国府津駅 → 下曽我駅(御殿場線・片道190円)乗車5分
下曽我駅 → 富士急モビリティバス「別所梅林」乗車約4分、梅林まで約2分
JR国府津駅 → 富士急モビリティバス「下別所」約12分、梅林まで徒歩1分
小田原駅 → 富士急モビリティバス(6番乗り場)「下曽我駅」約35分
東名高速 大井松田IC から車約15分

下曽我駅ではSuicaで改札を通れない

観光協会はJR東日本を使って来る人に向けて注意を出しています。国府津駅はJR東日本のSuicaのエリアですが御殿場線の下曽我駅はJR東海のTOICAのエリアで、SuicaやPASMOでは下曽我駅の改札を通れません。最寄りの駅であらかじめ下曽我までの切符を買うか、国府津駅でいったん改札を出て下曽我までの切符を買う必要があります。下曽我駅での精算は混み合うので、最寄りの駅で切符を買っておくのがおすすめとされています。

車で行く場合

梅まつりの期間は園内の駐車場が足りず、土日祝日は臨時駐車場「上府中公園北側駐車場」から「JAかながわ西湘曽我の里支店」まで臨時バスが出ます。大型バスとマイクロバスの駐車場はありません。観光協会は観梅には公共交通機関を使うよう呼びかけています。

下曽我駅前の梅の里センター

下曽我駅のとなりには小田原市梅の里センターがあり、観光協会によると各種の案内や梅干しの展示をしています。梅まつりの期間は9時から17時まで、小田原梅品評会の梅干しの展示も行われます。レンタサイクル「ぐるりん小田原」の臨時の貸出所もあるので、別所と中河原の梅林を自転車で回ることもできます。梅林を回る順番は観光協会のサイトにある会場案内のマップで確かめてから決めると、畑の中の道で迷わずに済みます。

見頃の年ごとのずれ

曽我梅林の開花の記録は公開されていないため、気象庁が梅の開花を観測している横浜と静岡の記録を並べました。気象庁の生物季節観測累年表から、2016年から2025年までを書き出しています。

年横浜の梅の開花日静岡の梅の開花日
2016年1月28日1月13日
2017年1月17日1月11日
2018年1月28日1月19日
2019年2月4日1月12日
2020年1月30日1月10日
2021年2月1日1月22日
2022年2月14日1月16日
2023年2月6日1月17日
2024年1月15日1月9日
2025年1月31日1月27日
平年値(1991〜2020年)2月1日1月17日

横浜は年によって1月中旬から2月中旬まで、1か月近く開花がずれます。小田原は横浜と静岡の間にあり、ANAの旅行ガイドが書く満開の時期(2月中旬〜下旬)は横浜の平年の開花日から2〜3週間あとに当たります。開花は咲き始めの日で、見頃はそこから2〜3週間ほどあと(目安)です。横浜で開花が発表されたら、曽我梅林の見頃はその半月後あたりと考えておくと計画が立てやすくなります(推測)。

紅梅と白梅が咲く梅林を歩く人たち
梅まつりの期間の曽我梅林(2月中旬)(写真:妖精書士 / CC0 / Wikimedia Commons)

小田原の2月の気温と晴れやすさ

曽我梅林の近くには気象庁の小田原のアメダス(標高14m)があります。1〜3月の平年値は次のとおりです。

月平均気温日最高気温日最低気温日照時間
1月5.3℃10.6℃0.6℃179.9時間
2月6.1℃11.3℃1.3℃159.5時間
3月9.2℃14.1℃4.4℃161.2時間

2月の朝の平年の気温は1.3℃で、氷点下にはなりません。同じ2月の日最低気温は越生町のとなりの鳩山でマイナス2.8℃、八王子でマイナス0.9℃なので、曽我梅林は首都圏の梅の名所の中では朝の冷え込みがやわらかい場所です。そのぶん咲く時期も早くなります。

日照時間は1月が最も長く、2月は約160時間です。冬は晴れる日が多く、梅と富士山を一緒に見られる日も多い季節です。富士山がよく見えるのは空気の澄んだ午前中が多いので、写真を撮りたいなら早めに着く計画にしておきます(推測)。

小田原梅まつりの会場と催し

観光協会によると、小田原梅まつりの会場は曽我梅林と小田原城址公園の2か所で、小田原市観光協会の主催で開かれます。ANAの旅行ガイドでは梅の季節には売店が開いて梅干しやみかんなど曽我の名物が並び、伝統芸能の寿獅子舞や小田原ちょうちん踊り、流鏑馬などの催しもあると紹介されています。

観光かながわNOWの日帰りのモデルコースは下曽我駅から曽我梅林を歩いたあと、小田原駅へ移って小田原城址公園や城下町を回る組み立てです。城址公園でも1〜2月に梅が咲くとされているので、曽我梅林の白梅と城の梅を1日で見比べられます。曽我梅林から小田原駅へはバスか、下曽我駅から御殿場線と東海道線を乗り継いで移動します。

開花の状況を確かめる方法

観光協会は公式サイトの開花情報のページとX(旧Twitter)のアカウントで開花の状況を伝えています。梅まつりの期間中の問い合わせ先は曽我別所梅まつり観光協会の総合案内所(0465-42-1965)です。2026年は2月の初めの週末に寒気と積雪で道路の状況が悪くなった日があったと観光協会は振り返っていて、雪の予報が出ている日は出かける前に交通の情報も見ておくと安心です。

曽我の里を歩く

観光協会は近くの史跡として曽我兄弟ゆかりの品々が伝わる城前寺、兄弟の母の満江御前の墓、二宮尊徳の遺髪塚を挙げ、梅を眺めながらの歴史散策を勧めています。観光かながわNOWも曽我の里は史跡をめぐりながら眼下の相模湾や富士山を眺められるウォーキングコースがおすすめだと紹介しています。

  • 曽我梅林は入園無料。売店は梅まつりの期間の9時ごろから16時ごろ
  • 下曽我駅はSuicaやPASMOで改札を通れない。切符を先に買っておく
  • 梅まつりの土日は混む。臨時バスや臨時駐車場の情報を事前に見る
  • ゴミは持ち帰る(観光協会の呼びかけ)
  • 梅まつりの期間外は売店が開いていない。飲み物や軽食を持っていく

小田原から足を延ばす山として、箱根の金時山や丹沢の大山も紹介しています。ほかの梅の名所は筑波山梅林の記事にまとめました。

白梅の咲く梅林の中の道
曽我梅林の中の道(写真:妖精書士 / CC0 / Wikimedia Commons)

同じ時期に咲く首都圏の梅林として、越生梅林と高尾梅郷の見頃と歩き方も紹介しています。湯河原梅林は梅林の上の幕山まで登れる梅の名所です。関東の7か所の梅林の見頃の順番は関東の梅の名所の記事で比べています。

白梅に囲まれた石碑と石段
曽我梅林の石碑(写真:妖精書士 / CC0 / Wikimedia Commons)

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