山梨県大月市にある岩殿山(標高634m)は、JR大月駅からすぐという抜群のアクセスと、断崖絶壁「稚児落とし」の迫力ある景観で知られる低山です。
山頂からは富士山の大展望が広がり、「秀麗富嶽十二景」の一つにも選ばれています。
筆者自身はまだ登った経験はありませんが、公式情報をもとに、富士山が見える低山を巡りたい50代夫婦が岩殿山に登る際に知っておきたいポイントを調べました。
この記事でわかること
- 岩殿山の基本情報(標高・立地)
- アクセス|大月駅からの好立地
- コースタイムと稚児落としの鎖場
- 秀麗富嶽十二景の展望
- 山城跡の歴史的背景
岩殿山とはどんな山?
岩殿山は、山梨県大月市にある標高634mの山で、JR大月駅からのアクセスの良さから「駅近登山」ができる山として親しまれています。
山頂には戦国時代の山城「岩殿山城」の跡が広がっており、歴史探訪と登山を同時に楽しめるのが特徴です。
天気が良ければ山頂から富士山の大展望が広がり、初心者にもおすすめできる名低山として知られています。
アクセス|大月駅からの好立地
岩殿山へは、JR中央本線または富士急行線の大月駅から徒歩でアクセスできます。
大月駅から登山口の一つである「稚児落とし口」までは徒歩約30分で、電車を降りてそのまま歩き出せる手軽さが魅力です。荷物を最小限にすれば身軽に歩き出せます。
新宿から中央線特急を利用すれば、都心から日帰りで気軽に立ち寄れる立地です。
コースタイムと稚児落としの鎖場
代表的な周回コースは、大月駅から畑倉登山口を経て山頂へ登り、稚児落としを経由して大月駅へ戻るというものです。
大月駅から畑倉登山口まで約40分、そこから峰火台まで約30分、山頂碑まで約5分、兜岩分岐まで約30分、稚児落しまで約30分、稚児落しから大月駅まで約60分が目安で、累積標高差約602m・歩行距離約8.3kmのコースです。
稚児落とし方面へ進むコースには鎖場やロープ場が含まれる区間があり、断崖絶壁の際を歩く場面もあるため、高所が苦手な場合は無理のない範囲で引き返す判断も大切です。
| 行程 | コースタイム | 備考 |
|---|---|---|
| 大月駅→畑倉登山口 | 約40分 | 住宅地から登山口へ |
| 畑倉登山口→峰火台 | 約30分 | 樹林帯の登り |
| 峰火台→山頂碑 | 約5分 | 短時間で山頂へ |
| 山頂碑→兜岩分岐→稚児落し | 約60分 | 鎖場・岩場を含む区間 |
| 稚児落し→大月駅 | 約60分 | 下山・住宅地へ |
秀麗富嶽十二景の展望
岩殿山は、大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」の一峰に数えられており、山頂や稚児落とし付近から富士山の美しい姿を望むことができます。

同じ秀麗富嶽十二景に選ばれている高川山と組み合わせて、大月エリアの富士山展望登山を計画するのもおすすめです。
山城跡の歴史を歩く
岩殿山の山頂一帯は、戦国時代に武田氏の家臣・小山田氏が拠点とした岩殿山城の跡地です。
断崖絶壁を天然の要害として利用した堅固な山城として知られており、登山道の随所に当時の名残を感じさせる地形が残っています。
景色を楽しみながら歴史にも触れられる点は、単なる低山ハイキングとは一味違う岩殿山ならではの魅力です。
50代夫婦が岩殿山に登るなら
大月駅からのアクセスが良く、コース自体もそれほど長くないため、体力に自信がない50代夫婦でも日帰りで楽しみやすい山です。
ただし稚児落とし方面は鎖場やロープ場を含む区間があるため、岩場歩きに不安がある場合は、無理せず畑倉登山口からのピストンコースを選ぶのも一つの方法です。
登山靴やグローブなど、鎖場に対応できる装備を整えておくと安心して歩けます。
持ち物リスト|岩殿山登山に必要なもの
鎖場を含むコースを歩く可能性があるため、一般的な低山ハイキングよりも装備をしっかり整えておくと安心です。
- グリップの良い登山靴(岩場での滑り止めに重要)
- 軍手またはグローブ(鎖場でのグリップ用)
- レインウェアまたは折りたたみ傘
- 飲み物・軽食
- ヘッドライト(下山が遅れた場合の備え)
- 現金(駅周辺の飲食店利用に備える)
特に鎖場では滑りやすい靴だと危険が増すため、ソールのグリップ力を事前に確認しておきましょう。
鎖場が苦手な人向けの代替コース
稚児落とし方面のコースには断崖絶壁沿いを歩く区間があり、高所や鎖場が苦手な人には負担が大きい場合があります。
その場合は、畑倉登山口から山頂碑までを往復するコースを選べば、鎖場を避けて岩殿山の展望と歴史散策を楽しむことができます。
体力・経験に不安がある場合は、無理に稚児落とし方面へ進まず、往復コースから始めるのが安全な選択です。
下山後に立ち寄りたい大月エリアの過ごし方
大月駅周辺には、地元の食堂やお土産店があり、下山後に一息つく立ち寄り先として便利です。
大月市周辺には日帰り温泉施設もあり、鎖場歩きで疲れた体を癒やしてから帰路につくことができます。
リニアモーターカーの実験線が近くを通っていることでも知られるエリアで、見学施設に立ち寄って楽しむのもおすすめです。
岩殿山城の見どころをもう少し詳しく
岩殿山城は、断崖絶壁を天然の防御ラインとして利用した「後ろ堅固」な山城として知られ、武田氏配下の小山田氏が治めた拠点でした。
本丸跡や馬場跡など、当時の遺構が登山道沿いに点在しており、標識を頼りに歴史の舞台を巡る楽しみがあります。
稚児落としという地名にも、落城にまつわる悲しい伝承が残されており、絶景とあわせて歴史のロマンを感じられるのが岩殿山ならではの魅力です。歴史好きの50代夫婦にとっては特に楽しめるポイントといえます。
服装と装備のポイント
岩殿山は標高こそ634mと低いものの、鎖場や岩場を含むコースがあるため、一般的な低山ハイキングよりもしっかりした服装を選ぶことが大切です。
動きやすく、鎖を掴む際に邪魔にならない長袖・長ズボンのウェアがおすすめで、岩に触れる機会が多いため、手を保護するグローブも役立ちます。
足元は滑りにくいソールの登山靴を選び、スニーカーでの入山は避けるようにしましょう。装備をしっかり整えることが、絶景を安全に楽しむための第一歩です。
よくある質問|岩殿山
Q. 岩殿山は初心者でも登れますか?
A. 山頂までの基本コースは初心者にもおすすめできますが、稚児落とし方面は鎖場を含むため、体力・経験に応じてコースを選びましょう。
Q. 稚児落としとはどんな場所ですか?
A. 断崖絶壁が続く見どころの一つで、名前の由来には諸説ありますが、迫力ある景観が魅力です。足元に十分注意して歩きましょう。
Q. 駐車場はありますか?
A. 大月駅周辺にコインパーキングがある場合がありますが、電車でのアクセスが手軽なためおすすめです。
Q. トイレはありますか?
A. 大月駅周辺や登山口付近にトイレがありますが、山中には少ないため、事前に済ませておくと安心です。
Q. 岩殿山城について詳しく知りたい場合は?
A. 山頂や登山道に解説板が設置されている場合があり、歴史を学びながら歩けます。
Q. 富士山が見えないこともありますか?
A. 天候次第で見えないこともあります。空気が澄む秋から冬にかけての方が展望を楽しみやすいとされています。
Q. 岩殿山はどのくらいの時間で歩けますか?
A. 畑倉登山口からの往復であれば2〜3時間程度、稚児落としを経由する周回コースなら3〜4時間程度が目安です。
Q. 子ども連れでも登れますか?
A. 畑倉登山口からのコースであれば比較的歩きやすいですが、稚児落とし方面は崖沿いの道になるため、小さな子ども連れの場合は避けるのが安全です。
Q. 服装はどんなものが良いですか?
A. 動きやすく長袖・長ズボンの服装がおすすめです。鎖場に挑戦する場合はグローブも用意しておくと安心です。
まとめ:今日からできる岩殿山登山準備
- 大月駅までのアクセスと登山口までの道順を確認する
- 稚児落とし方面に進むかどうか、体力・経験に応じて判断する
- 鎖場に対応できる靴・グローブなど装備を整える
岩殿山は、駅近のアクセスの良さと富士山の絶景、歴史散策までを一度に楽しめる欲張りな低山です。まずは大月駅までのアクセスを確認するところから、岩殿山登山の計画を始めてみてはいかがでしょうか。
富士山ビューを楽しむ低山巡りとして、高川山など近隣の山と合わせて訪れるのもおすすめです。
駅からすぐという立地は、天候や体調に合わせて計画を柔軟に変えられる安心感にもつながります。まずは無理のない範囲で、岩殿山の魅力を味わってみてください。
歴史と絶景、そして少しのスリルを味わえる岩殿山は、低山ハイキングに変化を求める50代夫婦にぴったりの1座です。天候の良い日を選んで、ぜひ大月駅から歩き出してみてください。次の休日の予定に、ぜひ加えてみてください。


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